紙の本
☆3が良いところかな?
2020/07/23 16:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
微妙なライン。
おどろおどろしい展開になるのかと思ったら...
ホラーと言うよりも、彩花嬢の内面、生き方の変化に対するストーリーかな?
ホラー要素はちゃんとありますが。
様々な人、人ならざる者と出会い、自らを見つめ直すストーリー...ですが、もう一つ何か届いていない気がします。
今を見つめ直すのではなく、小学生にあった出来事で...と言うこともありますし。
最後にもう少し深いまとめがあるかと期待しましたが、わりとあっさり目。
この位あっさりと終わった方が丁度良いのかも知れませんが...
上手くまとまってはいますが、もう一つ踏み込んだ部分が欲しかったのも事実。
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幼き日の冒険譚>ホラー
主人公の女性が小学生だったころの不思議な恐怖体験を同じクラスだった男性と思い出すことから始まるホラー
なのだが
正直あまり怖くない
導入はホラーだし、日常的に見えて非日常が見え隠れする間荘の雰囲気はホラー
しかし特殊な能力があるらしい下級生の女の子が強すぎて、もう君ひとりでいいんじゃないかな状態に
この女の子が別のシリーズで主人公をやっていて、スピンオフとして小学生時代のストーリーだとしたら納得はできるのだけど、この作品だけ読んでしまうと素性もよく分からず、何故特殊な能力を持っているかも分からず、なのに強力すぎてちょっとホラーではなくなってる
子供の頃の、ひと夏の怖い冒険譚として読むと面白い
途中児童書だったっけ、と確認してしまったくらい冒険譚としては面白いと思う
強すぎる女の子の力を借りながら、主人公たちの勇気と優しさとちょっぴりの因縁で友達を助け出す話
まぁ関係なさそうなところでひとり死んでるのが若干釈然としないが
ホラーだったら呪いがまだ続いていて、それに気がついた主人公が当時の関係者を集めたって導入でもいいのよ?
怖い話を期待して手に取ったので評価は低め
怖くはない
ホラーとしては2~2.5くらい
冒険譚としては3.5~4くらい
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「下手をすれば私だって、彼らと一緒に山道を登ってどこかへ消えていたかも知れない。あの日はそれぐらい、生と死が近かった。
あれ以来あんな場所に行ったことはない。死者を見たことは一度もない。
それでも――私もいつかあの道を往く。」
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曰く付きの山にあるアパートにおいて起こるちょっぴりホラーな話。
主人公が10年前の不思議なホラー体験を回想するスタイルの本作。怖さもあるが、冒険譚として読みやすかった。主人公が特別な力を持つわけでもなく、普通の人間だからこそ良さがあると思った。
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惜しい。ボーイミーツガールや青春モノの要素を取り込んだホラー小説だが、恐怖はと問われると今ひとつ、といったところ。テンポの良い場面運びなどは好感が持てるし、物語の盛り上げ方も上手なのだが……。こればかりは趣味の問題なのかもしれない。