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『#リモートワークの達人』
ほぼ日書評 Day314
原著は2013年刊。これを翌年1月には翻訳単行本化していた早川書房の先見性には恐れ入る。
本書は「あとがき」にもある通り、新型コロナ下での2020年7月に改題文庫化されたものだが、そのスピード感も大したものである(同年春にはリモートワークがここまでポピュラーになり、かつ長く続くと思う人は少なかった)。
そして本書の内容であるが、タイトル負けすることは全くなく、原著刊から7年を経過しているにもかかわらず、逆に昨今の情勢であるからこそ、学びも多い。
以下、気になった箇所をいくつか紹介したい。
「いいと思うけど、僕らの業種には合わないな」
、「小さい会社ならいいけど、うちの規模になるとさすがに無理だよ」…驚くなかれ。2013年、リモートワークを勧められた米国企業での断り文句である。まるで、2000年前後に日本でERPセールス時のそれと瓜二つではないか。「できない(やりたくない)」の言い訳は洋の東西を問わない。
「リモートワークを成功させるコツは、共通のコアタイムを決めることだ完全に勤務時間を自由にすると、メールの返事を翌日まで待たなくてはならないこともある(…)不便なことは否めない。」として時差コアタイムが提唱されている。
それはそれで良いとして、グローバル企業で働いていると、自分の業務時間内にメールを送り、その返事が翌朝に帰ってきていれば良い、そんな期待値で仕事をすることがよくある。逆に、本当に一刻一秒争うような事案であれば、それに対する体制を、組織上層部まで巻き込んであらかじめ作っておくようなリスク管理が当たり前となっている。こうしたメリハリこそが真の鍵になるのでは?
中盤、SPF (single point of failure) を回避するためにも一箇所に集中しないことというのは、けだし慧眼。日本の震災からもヒントを得たのだろうか。
「リモートワークの格差をなくすための原則は、いたってシンプル。高性能な通信機器(…)どこにいても同じ画面が見られるようにすること。議論はなるべくメールやチャット上で行い、知らないうちに意思決定されているのを防ぐこと。そして何よりも、相手の立場に立ってものを考えることだ」と、これも名言と言えよう。
あとは実行あるのみである!
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08BWXWK8Q/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=nobu2kun-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=B08BWXWK8Q&linkId=b660a87a4bfb7bea102963e893c0180f
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こんな世の中になる前に書かれたからこそ信用できる。「部下を見張るのはやめにしよう」など、明るく前向きなフレーズが並ぶ。
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リモートワークの目的は、みんなが一番やりやすいやり方で働くこと。
そして、リモートワークの最大のメリットは、今までムダだったものをさらけ出して重要なものと向き合えるとあり同感。
仕事そのものが評価の基準となるため、1日の終わりに「給料に見合う仕事をしたかどうか?」と振り返ることを習慣化したい。
今まで以上に成果が重要になるなと再確認することができました。
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日本ではコロナ渦からがぜん注目を集めたリモートワーク、1999年会社を立ち上げてから数年で事務所を解約してリモートワークを始めた先駆者が語るリモートワークのメリットと発生しうる問題とその解決方法を指南します。著者はプロジェクト管理ツール「ベースキャンプ」を開発するIT会社の創業者、21世紀の初頭からリモートワークができたのはITの会社ならではですが、いまならビジネスをクラウド化さえしておけば、本書の著者の始めたころよりかなり敷居は低いですね。
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リモートワークがメリットだらけなのは周知の事実。
この本ではいかにリモートワークを推進するかに焦点を当てている。
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考え方や導入時の懸念を解消するように展開されている。勤務者側、あるいはエンジニアとしての観点で具体策が書かれているのを期待した。
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リモートワークだと仕事の成果が見えにくくなりそうだが、そうはならないようだ。
仕事の内容をうまく共有する仕組みが必要かも。ソースコードならGitHubを見ればよさそうだがそれ以外はどうしよう。
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私は満員電車は大嫌いですが、通勤は好きです。
目をつぶってうたた寝したり、読書をしたり、オーディオブックを聞いたり、景色を眺めたりなど。
落ち着いて家でできないことがあるからです。
ただ、この本を読んで感じた事は、たまに直接会うことはプライスレスというのは、このコロナ禍で最も共感できる言葉です。
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「面接の時の適性検査は要らない」という主張はその通りだなと。そのかわりに仕事の成果となる作品等などを見せてもらう。理にかなっていると思いました。
リモートワークの利点だけでなく、きちんと区切りをつけないとかえって働きすぎる危険があることなども指摘されていました。
意外だったのは、リモートワークの職場こそ、ポジティブな考え方が出来たり、人とうまくやっていくコミュニケーション能力の高い人が求められるという点でした。
翻訳も上手なので、読みやすい一冊です。挿画も可愛い。
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コロナ前からリモートワークの可能性について説いていた本。みんなで取り組む、こまめなコミュニケーション、本当に急がない場合はチャットやメールベース。