週刊ポスト 2020年 6/19号 [雑誌] みんなのレビュー

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投稿者：melon　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

JALとANAの合併が真実味を帯びている。2社が生き残るのは困難だろう。長距離移動ではJR東海も苦しんだはずだが、新幹線よりも航空機の方が密閉となりやすいだろう。そもそも1回の運行で移動できる人数が違いすぎる。どう考えても新幹線の方が有利だ。非常に長距離の移動、具体的には東京からであれば北海道や九州、沖縄などへは新幹線では大変であったり不可能であったりするが、そうでないところは、今後ますます新幹線移動が優勢となるのではないだろうか。
都心部の地価が下がり、郊外の地価が上がるのではないかとの予想は、現段階ではそうなのかもしれないが、長期的にそうだとは思えない。オフィスは都心にばかりできるという都市構造が変化しない限り、都心の価値が高く、郊外の価値が低いことは変わらず、その差が多少の通勤回数の減少で縮まるとは思えない。
受験において、文系の難易度が低下し、理系のそれが上昇することは、当然だろう。そもそも、文系は学問自体が企業から不要と思われている節がある。その証拠に文系においては、入口では学力試験を課さない、あるいはそれを軽視した形式が増加し、出口では学問以外の活動を尋ねられる有様だ。医療系が今回の件で難易度が下がるのであれば、医師を目指す人にとってはチャンスとなるだろう。