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タイトルの番号がゼロで意味深だったが、特に伏線もオチもなかったのが残念。長編だったので物語としての読み応えはあった。ファンが、ここに繋がるのかー、と思うような仕掛けが欲しかった。
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“万能鑑定Q”の店長、凛田莉子(りんだ りこ)は、美術品や骨董品、日用品から趣味のアイテムまで何でも鑑定する万能鑑定士。
ある日、莉子は都内で見つかったバンクシーと見られる作品の鑑定を依頼されます。それが縁で熱海美術レプリ館、そしてグァムまで行きホテルの展示品の鑑定をすることになります。そこには何と《漢委奴国王印》があり、しかも莉子にはそれが本物に思えて…。
実はこのシリーズを初めて読みました。シリーズ最後にして最初の事件だそうなので時系列としては合っているのでしょうけれど(笑)。
若くて美人で何でも鑑定出来て、と完璧に見える莉子ですが、実は『熟した柿』を『熟した姉』と読んでしまう抜けているところがあり、親しみがもてます。
詐欺にあいラッセン風の絵を買ってしまった大学生に対しても無下には出来ず、親身に相談に乗ってあげるのですから、莉子はいい人(お人好しとも言います)です。
莉子は、公的な資格があるわけではない“万能鑑定士”と名乗ることに自信がもてないでいます。そんな莉子が、《バンクシー》や《漢委奴国王印》の鑑定をする羽目になり、事件に巻き込まれていきます。自分が出した鑑定結果がもたらす影響の重圧と闘いながら、迷いを吹っ切っていく莉子は頼もしく思えました。
そして事件解決後、莉子はお店の看板の士の文字に貼ってあったシールを剥がし、“万能鑑定士Q”としたのでした。
万能鑑定士としてスタートをきった莉子の今後の活躍を読みたいと思いました。このシリーズ全部読みます。
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凜田莉子のチープグッズから独立したての時のエピソード。
時系列は『事件簿Ⅹ』の後の物語で、爾北会を壊滅させた後でその世界で一躍有名となった彼女がバンクシー・漢委奴国王印を巡ってグアムや福岡・熱海と言った所を旅していく。時系列こそ小笠原と出会う前だがメタ的には今までの事件を彷彿とした言葉を、物語の中では予言のような形になっているのがとても面白かったです。
今回も松岡作品よろしく『グアムの探偵』から主要キャラ3人が登場しており、レイが相棒代わりとして真相を明らかにしていく。私はこのキャラクターをこの話で知ったのでどんな物語が向こうで展開されていくのかが読むのが楽しみになりました。
小笠原と出会う前の莉子は自己肯定感があまり無いものの、行動力は昔からだったんだなぁという印象を受けた。呼び出されて直ぐに熱海に行き、その後グアムへ行き、1日経ったら次は福岡へ戻るというハードスケジュールをこなしていたのが凄いなぁと、今の彼女の姿を見ているとこの頃からもしかしたら鑑定家としての自覚が無意識ながら出てきていたのかなぁと思いました。また、盗賊団の一員であったアドモに裏切られても、その人の審美眼の鋭さを見抜いて更生を促そうとするところも彼女の人の良さがあって面白いと思いました。これで万能鑑定士シリーズの長編は後1冊になったので12月にレビューを書いていきますのでお楽しみに!
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
凜田莉子:佐藤聡美
葉山翔太:中村悠一
富田夏鈴:上田麗奈
鵜澤隆仁:三上哲
パーシヴァル・ラングリッジ:松本保典
カミロ・アドモ:陶山章央
笠岡苗美:高島雅羅
クインシー・プレストン:小野坂昌也
レイ・ヒガシヤマ:梶裕貴
デニス・ヒガシヤマ:内田夕夜
ケンゾー・ヒガシヤマ:羽佐間道夫
丹野尚彦:加瀬康之
藤巻克典:森田順平
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約9年振りに読む璃子さん。なぜ今復活? と云っても事件自体は一番最初に書かれた力士シールの事件より前の話。グアムの探偵シリーズとのコラボなんだ。そっちは読んでないので、全く分からず。久しぶりで懐かしかったけど、なんで今さらって感じは否めないなあ・・・
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新作が出たと言うことで、思わず購入。
まだ新人の頃の莉子が描かれていて、新鮮で面白かったです。専門用語も多数出てきますが、分かりやすくまとめられていたかな?と。
ただ、これまでのシリーズの登場人物が出てこないのが(設定上仕方ないですが)、少し残念でした。
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ゴッホの真作、漢委奴国王印を巡る謎に次ぐ謎、そしてまさかの真実! 舞台は熱海、福岡、そして日本を飛び出しグアムまで! 再び帰ってきた莉子の知られざる大勝負。シリーズ最後にして最初、最大の事件に挑む!(e-honより)
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このシリーズはずいぶん前に読みきっていましたが、とても面白かったので、今回も久しぶりに読んでみました。相変わらずさっぱり面白かったです。欲を言えば、最終巻の続きの話がよかったですけど…。
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専門用語が多いが全体的にわかりやすく解説されて内容が入ってきて面白かった。だんだん話が大きくなって警察や世界的規模の盗賊団が現れてドキドキさせられた。バンクシーが表に出てない時代だったのだろうか。ワイドショーでも話題にのぼる昨今とは少し時代が感じられた。
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万能鑑定士としてデビューする前の莉子の活躍。バンクシーが題材となっており、バンクシーについてとても興味を持ちました。
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久しぶりのQちゃんシリーズ
バンクシー、漢委奴国王因、ゴッホ...みんなホンマかい?
おととしの「エメラルド密輸事件」なるものを思い出せないまま歯がゆい読間であった。
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バンクシー、ゴッホ、金印、どれも興味深かったです。
ミステリーの部分よりも、鑑定のところがさらに面白かったです。
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物語の時系列が頭の中であやふやになっていたけれど、まだ小笠原悠斗と出会う前のお話でした。
万能鑑定士Qとして走り出して間もない、少し自信が持てなかった頃の凜田莉子。
新しいストーリーで、確かな観察眼や純粋な心に人々が惹き付けられる不思議さをもった彼女を楽しむことができました。
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久しぶりに読んだ、万能鑑定士Qのシリーズ。
色々な美術品が出てきて、解決までが面白い。
まだ独立したての、自信のない感じがある。
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久しぶりでしたが、若き日のQちゃんとは思いませんでした。高校シリーズに出てくる姿とのギャップを楽しみました。グアムも読んでみようかなという気もして来ました。