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発達障害のウソ 専門家、製薬会社、マスコミの罪を問う みんなのレビュー
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紙の本
「すべてウソ」の煽りだけは正しい
2020/10/03 23:59
15人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
工学畑の人士が医療に切り込む時点で的外れの臭いがする。
(自分の畑だから書けることだが工学博士の肩書きを持つ権威にはなぜか科学万能、オカルト主義、陰謀論にハマっちまうヤバいセンセイが多い…)
残念ながらその予感は的中してしまった。
本書のように、予見できなかった不都合や勇み足から学んだ教訓や経験則、あるいは科学的知見を頭から無視する「プロパガンダ本」こそ罪深いと考える。
医療は寛解を目指すモノであり、各種の診断基準にも「日常生活に困難・支障を来たしている」と添えられている通りだ。
面識もなく診断もせず「誰それは発達障害・精神疾患なり」と断定する”高名な精神科医”(皮肉)といえば、本書の推薦者・野田正彰と香山リカが真っ先に思い浮かぶ。
誠実な専門家ほど正確性と影響を考え、いい加減な事は口に出せないものだ。
加えて本書のように医師でも当事者でもないのに、都合のよいところだけつまみ食いして、文脈でそれらしいことを書くインチキな輩が多すぎる。
視力が落ちればメガネを着用し聴力が落ちれば補聴器をつける。
投薬もそれら矯正具と同じ存在なのに、メガネや補聴器にはクレームをつけず、投薬だけを針小棒大に害悪だと書き立て「薬漬け」と差別を煽る。
(解熱鎮痛剤も栄養補助剤も一切使用したことがないならともかく)
どうも当事者を踏み台にメディア批判を展開したい、己の思想を喧伝したい意図しかなく、辛さに悩む人の気持ちは置き去りのままだ。
当事者に寄り添う訳ではなく緩和策を探すでもない。実に貴重な悪人の独白。
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