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黒い雨に撃たれて 二つの祖国を生きた日系人家族の物語 上 みんなのレビュー
- パメラ・ロトナー・サカモト (著), 池田 年穂 (訳), 西川 美樹 (訳)
- 税込価格:2,750円(25pt)
- 出版社:慶應義塾大学出版会
- 発売日:2020/07/14
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紙の本
家族愛の感動的なノンフィクション
2020/09/29 20:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
実に面白いノンフィクションだ。主人公のハリー、フクハラは数年前に亡くなった実在の人物で、山崎豊子の「二つの祖国」のモデルの一人にもなった人だが、山崎の小説が過剰な虚構と誇張された文体であるのに比し、事実を淡々と記すこの作品の方がはるか感動的である。特に戦後直ぐ上陸したハリーが原爆投下された広島の実家を訪ねて奇跡的に生き延びた母親に再会する場面は、実話だけに感動的である。過酷な戦争の時代を生きた親子、兄弟の家族愛に溢れた感動のノンフィクションで一読の価値がある。
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