紙の本
八正道のなかに込められもの
2020/07/17 20:53
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投稿者:シュガーラッシュ - この投稿者のレビュー一覧を見る
仏教的八正道と新説八正道。比べてみても両方とも心は磨かれる。この本では反省項目を8つを現代的視点で何故大切か説かれている。新説の方では正業と正命が興味深い。発展的概念があり、現代社会にマッチしている。正念もそこまで六つの反省徳目をクリアーした上で潜在意識の世界へアタック。心の法則を正しく使うことを目的としている。決して天狗や仙人的にならないようとの注意がある。頭周辺の雑念プチ泡をとる有効な方法は誰にもできそうだ。「現代の社会に適合させるかたち」とあるように修行目標としての八正道は有効である。人生密度を高める意味でも八正道は大切と感じる。
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待望の復刻版。釈迦仏教の中軸と言われる「八正道」が、実に現代的で初心者にもわかりやすく書かれている。正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定。言葉として理解はしていたつもりだが、あたらめて1つ1つの奥深さに心が洗われる思いだ。特に、前半の「正見」「正思」にかなりの頁が費やされており、まずはそこから自分の心を見つめ直さなくてはいけないことに気づかされる。
後半の「正業」をworkとlaborで例えたり、「正命」をライフスタイルと置き換えて解説してあるところなどは、筆者が、より魅力的な形で仏法心理を世に問うているように思われる。自分も仏に愛されているんだ。明るい光に包まれたような清々しい気分になれる。光明思想、明るい心を持てば道は開ける。そんな前向きな気持ちがわいてくる。何度でも読み返したい必読書。
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2022/06/19 読了。
別の書籍に「菩薩になるためには八正道はどうしても必要」と書かれていました。
いずれ人間は皆この八正道を極めなければならない。では、早めに学んでおくかと思って読みました。
隆法先生の本の中では八正道を扱った本は数多く存在しますし、短い講演会の中にも八正道の話はたまにでてきます。
が、本書の内容はそのどれをも凌駕する、私が読んだ中では一番詳しい内容。しかも分かりやすいです(現代的な例えも多く用いられています)。随所で八正道相互の関連性や違いも詳しく解説してあります。
いつもは書物の内容を要約するのですが、本書はまだうまくまとめることができません(修行が進んでいないからです)。
本書は知識として読む本ではありません。何度も、できれば毎日見返して実践するための本です。
電子書籍版も買いましたし、書籍版は職場に1冊、家に1冊。
忙しい毎日ですので、最初は時間がかかると思いますが、頭に全部内容が入るまで読みなおし、生涯をかけて実践したいと考えています。
きっとあの世に帰ると、このような書籍は修行が一定程度進まないと読ませてもらえないのです(次元の壁があの世にはありますから)。
このような高度な書籍を読める時代で本当にありがたい。感謝して何度も読みます。
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仕事人にもとっつきやすい観点で、八つの方向からの反省が説明されている。宗教書としてだけでなく、ビジネス書として読んでも得るものはあるはず。
ただ、やはり根っこの部分には信仰がある。深めていけばいくほど精神の高み、限りなく透明な心を目指したくなる。
何度も繰り返し読み、実践すべき本。