運命のオメガはミルクの香り みんなのレビュー

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

αである優秀な獣人が、β・Ωである人間を平穏に治めている世界が舞台です。

ネタバレがあります。

狼の獣人で政財界に影響力を持つ27歳のエリートα攻め、子をなせないオメガと診断され「オメガ教育」を受けずに育った19歳のΩ受け。両視点。

婚約者のいる妹が別の相手と駆け落ちしてしまったので、兄である受けが代わりとなります。相手は狼の獣人で紳士的な攻めです。ところが受けには問題がありました。「オメガ教育」をうけたことがなかったのです・・・

イレギュラーが重なり、攻めは「運命の番」が見つかるまで、受けは駆け落ちした妹のため二人は同意の上で偽りの婚約者となります。しかし相手を深く知るにつれて、互いに惹かれ合う二人。偽りだったのにと、この葛藤がいいですよー！そして周囲からのプレッシャーや事件に巻き込まれたのを機に、ようやく大切なことに気付きます。「運命の番」か目の前の愛する人かーーー。

ベッドで交わす言葉もエロいので、そちらも楽しめました。また発情したΩが放つ香りが樹木や花、ワインに例えられていてロマンティックです。

ただ名前の誤字（彼の言葉を遮り、“湯”は首を横に振る。）があったのは残念。

某通販特典小冊子は受け視点による、攻めの家族とのご対面ネタ。収録されている本編と短編の間の出来事です。

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投稿者：ささ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

アルファとオメガ家系が暮らす枢機とその他が暮らす市井に分けられた世界。
特権階級と一般人って感じですが出会うこともないのでオメガバースで見られる表面上差別はないので安心して読めました。

噛み痕が消えてしまったり、アルファの力が強いので番解消のダメージなしとかいろいろな設定があって面白かったです。