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非常に読みやすい!
オーストラリアにいたときの、なんだか晴れ晴れとした、わたしはわたし!という気持ちの正体に近づいた、、、?
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日本人の自殺や、母子心中が多い理由の分析が「なるほど」と思えました。
イギリス人がじゃんけんに激怒した理由というのも興味深かった。平等に決めるのがベストという日本のお国柄と、議論して権利は勝ち取るものというイギリス人の発想。
大人から子どもまで必読の書だと思います。佐藤直樹さんの他の著書も読んでみたいです。
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コロナ渦の中での「世間」と「社会」に関する対談
ほんの少し賢い個人=いま自分の生きている「世間」の中で窒息しない様な回路をみつけられる事
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日本の「生きづらい」は日本独特の「世間のルール」があるからだ。「同調圧力」の悪い部分を世界に学ぶことが必要だ。「出る杭は打たれる」よりちょっと出るほどが丁度良い社会になると言うことだ。出過ぎれば、更に良いだろうが日本の「世間ルール」は未だ不安定領域だ。
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大まかに言えば、日本では「社会」が作られず、イエ・ムラのような「世間」信仰が強く、それが強大であるゆえに「個人」という考えが育たなかった、ということでした。
日本において世間体は恐ろしいほどに強い。世間体の側に属していれば、いくらでも他人を裁けるのですから。もちろん、世間の目による自治、監視のおかげで日本は治安がよい国と評価はされていますが、現在は世間の力が強すぎると思います。
内容は対談形式で進んでいきますのでとても読みやすいですが、会話のテンポ感で読んでしまうと大事なことを取りこぼしそうなところもあります。
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コロナ禍での同調圧力のひどさ、日本には世間はあっても、自立する個人で構成される「社会」なるものが存在しない。
ある「世間」に属していても、また別の「世間」に属するようにする。
究極、多様な「世間」に属するようになればしめたものです。
それを西欧社会では、社会人と称するのでしょう(笑)。
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なぜ自殺者が多く、生きづらい世の中なのかが
よく分かる一冊だった
読み出したら止まらなく
あっという間に読み切ってしまった
なぜLINEの既読無視をすると
ハブられてしまうのか
コロナにかかってしまった人が
謝罪をしなければならないのかが
少し分かった気がする
日本人はいかに小さな世間の中で
生きているのかが分かったのと同時に
自分も社会には目を向けられていないと感じた
個人が個人として尊重される社会がない日本
知らずしらずのうちに同調圧力にやられていた
関係のある人たちで成り立っているのが世間
何も関係がない人たちがいる世界が社会
世間という強力な敵をよく知った上で
社会とつながる言葉を獲得する。
同時に弱い世間をできれば複数見つけて参加する
自分自身を生きやすくするためには
大切な考え方だと思った
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この本が出版されたのが2020年の新型コロナ第2波の最中のこと。言っていることは分かる。分かるけれど、もう少し学術的だったり日本文化論のような読み物であることを期待していたのだけれど、かなり時事放談のような感じで内容がやや浅めなのが残念だった。「ほら、これも同調圧力、あれも同調圧力でしょ?」とそればかりであった。
僕は同調圧力というのはそれをかける側の問題ではなくて、感じて従ってしまう側の問題だと思っている。
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【1冊フォトリーディング】【マインドマップ】
同調圧力
鴻上尚史・佐藤直樹
さらに同調圧力の正体を知りたくて手に取りました。
どうして日本社会は息苦しいのかの理由がわかりました。
「同調圧力」を「空気」と置き換えて考えていたのですが、
「世間」と考えると、理解が増しました。
世間体、世間の目、世間様、世間知らず、世間話、、、、
世間と社会の定義づけによって、日本社会の構図が明確になります。
そもそも外国には、社会はあるけど、世間はないらしいです。
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日本が何故こんなに生きづらいのか、何故常に自分がモヤモヤとした不安を抱えているのか、その原因がわかっただけでも少し心が軽くなった
戦い方はまだわかんないけど
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自粛警察を、社会にたどり着けなかった人だと言い切ってしまう乱暴さ。現状を語るために無理のある一般化がなされ、欧米との比較で根拠づけされているようでいるけど、果たして著者は欧米文化に精通しているのか、よくわからない。
独り言や飲み会の席での発言ならありだと思う。でも書籍にするレベルなのか。もはやネットニュースの誹謗中傷と変わらないのではないか。
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同調圧力、「世間」にどう評価されているかが大切な社会。
堺屋太一氏の本では日本人がいいとこ取り精神の結果、神では無い職縁つまり本書で言うところの世間を絶対視するようになったと有る。この先日本人の人口が極限にまで減って海外との混血が進めば多少は変わってくるかもしれない
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世間と社会がキーワード。日本人は世間で生きていることが多く、翻って社会に気が回らない。せめて、なるべく色んな世間に参加することで、社会に近づく術を模索すべし。そのあたり、エンパシーの話とも通ずるものがある。コロナで浮き彫りになった生きづらさ、せめてもの機会として、しっかり考えないといけませんわな。
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とても面白かった。息苦しさを感じる毎日、世間、「当たり前」、周りの人とのズレ、いろんなことを考えさせられた。家族みんなに読んでもらいたい
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〝社会〟と〝世間〟の違い、そして世間が〝同調圧力〟を作り出している、と本書は解説。自粛警察などの現象を踏まえて、コロナ禍は戦時下のようであるとも述べています。震災時もコロナ禍も特別な罰則を設けずとも暴動などが起きずにいるのは日本人の民度というよりも、海外には無い〝世間〟の中にいるからであると。
世間は〝変化を嫌う〟特徴があり、同調圧力は〝異論を唱える者を暗黙のうちに自分たちと同様に行動するよう強制すること〟であり、それぞれ日本特有且つ根強い文化でもあります。
世間には幾つかのルールがあり、一つにはお中元やお歳暮を代表する〝お返し〟。貰ったら返すルールがあるからこそ、LINEの既読スルーが問題視されると言えます。二つ目は〝身分制〟。スクールカーストやママ友内でのカースト、年功序列の上下関係のルールがありながら、三つ目は〝平等主義〟のルールもあります。「みんな平等であるべきだ」という意識があるから、得をしているように見える相手を僻む。そして同調圧力が起こる。象徴的な言葉は「出る杭は打たれる」。圧力は人の行動を抑制するだけでなく最終的に村八分や差別も生みます。
社会と世間の違いについては様々な言い方がされていますが、しっくり来たのは「社会は個人の集合体」「世間は個人の不在」です。
世間には個人がいない。しかし個人は他者から肯定や承認をされたい欲求を持っているので、だからこそ正義の言葉を振りかざした排他的な攻撃がネットで起きやすくなっていると言えます。
恐らくこの先も日本から世間が消滅することは無いと思いますが、同時に、大切なのはやはり世間ではなく社会を意識することだと思いました。自分の家庭や職場に関連する身近な世間だけではなく、複数の様々な世間に入ってみること(見聞きするだけではなく属すること)で、一つの世間に囚われず、個人の存在も強く感じられるようになっていく。それが〝社会に属する〟ということなのではないでしょうか。