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宇宙体験が内面にもたらす変化とは。宇宙飛行士十二人に取材した、知的興奮と感動を呼ぶ壮大な精神のドラマ。〈巻末対談〉野口聡一〈巻末エッセイ〉毛利 衛
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ひじょーに面白かった。
かっこよい
当時の雰囲気を感じられるし価値のある一冊だと思う。
話が変わるが、
自分の限界を作らずにこの分野に心意気を持って取り組めたらどれだけ素晴らしいことか
一方でよく知らないけれど、もしかしたらここに出てくる人たちが民間宇宙事業に反対していたとすると考え深い。若さとはかっこいい!やりたい!思ったことを常識で縛らずやるパワーや!
複雑の中にパターンがあるというやつはどっかで習ったのかそう感じたのか、そうやるとわかりやすい
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初の立花隆作品。
宇宙飛行士の「それまで、その後の人生」を濃密に語るので、知識欲が満たされた。なるほど、これが立花隆が知の巨人と呼ばれる所以か、と。
「月に降り立った人が地球を見て感じる事」を客観的アプローチと主観的アプローチで語るので、説得力があり、特に印象的だった。
各宇宙飛行士のインタビューに基づいた章は、手元に「宇宙探索プロジェクトガイド」の様なものがあれば、より楽しめそう。
ただ、現在の僕の興味としては、もっと技術的な点にあるようだな!
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立花さんがお亡くなりになってから、それまで知らなかった彼の本を読みたいと思い、手にしました。
宇宙飛行士の体験後に起こる生活の変化、意識や精神の変化が丁寧に取材され文章化されています。
哲学的なことが好きな私には面白い本でした。
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宇宙体験のドキュメンタリーだと思っていましたが、もっと深く宇宙や人間について考えさせられる内容でした。これまで宇宙に関心は無かったわけではないですが、ちゃんと学んだことはなかったのに、おおよそのことは想像しながら読めたのも著者が的確に解説をいれているからなのだと参考文献を見て気付きました。
読み始めてから、古い本であることを知り、現在の宇宙事情についても知りたくなりましたが、相変わらず精神面に焦点をあてたものは少ない印象です。
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とても面白い本だった。
文筆が、とても滑らかで、難しいことも書いてあるのに、すらっと入ってくる。
やはり、地の巨人だと感じた。
月時間 一日は27.3日間
デモクラシーが、健全なのは、有権者が自分たちの投票行動っち出すことができると言うことを発見するまでの間だ。
人為的環境汚染より、自然による環境汚染の方が量的には凄まじい。例えば、火山の爆発による大気汚染
大雨が土砂を流すことによって生まれる水汚染
環境問題とはこの地球と言う惑星の存在条件と人間の生産生活活動の間の妥協点を科学的に発見することだと思う。
アメリカ 設計はすごいが品質管理が上手くない。
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立花隆さんの、印象は
教科書の人というイメージだった。
曲がりなりにもマスコミで働きたいと思っていた私は
昔学ぶために読んだ記憶があるが中身の記憶はない…
宇宙からの帰還
40年近く前の書籍に驚き
取材で見聞きした、を超えて
想像力と自分の視野で感じたかのように記述しており、
当時の宇宙への旅も、少し難しかったが
また宇宙飛行士のエピソードも飽きることなく読めた。
実際に地球から離れ、地球を見つめた人の言葉が印象的だった。神がイメージされるのはやはりクリスチャンが多いアメリカだからか。
きっと永遠に宇宙に魅せられる。
氏はこの未来には
宇宙飛行士だけでなく巨額の資金を使って一般の人も宇宙旅行へ行けるだろうと書かれていて、
現在、そうなりつつあることを直接見たかったのではないだろうか
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人体は一見固体ように見えるが、実は、膜に包まれた液体と言ったほうが近い存在なのである
宇宙体験をすると、前と同じ人間ではありえない
アメリカには、あらゆる国から移民が流れ込んできたため、キリスト教のあらゆる教派がある
神は無言だ。直接的には何も答えない。すぐには何も答えない。それが普通だ。神と人間の関係はそうしたものだと私も思ってていた。しかし、月では違った。祈りに神が直接的に即座に答えてくれるのだ
地球上に住んでいる人間は、種族、民族は違うかもしれないが、同じホモサピエンスと言う種に属しているのではないかと感じる。対立、抗争と言うのは、すべて何等かの違いを前提としたもので、同じものの間には争いは無いはずだ。同じだと言う認識が足りないから争いが起こる
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タイトルからして宇宙飛行士の体験談やテクニカルな話が多いのかと思っていたら、全然違っていた。
もちろん、それらの話も出てくるが、本書は宇宙飛行士たちの人間模様、さらには宗教観までかなり深く掘り下げた内容になっている。描写も生々しい。特に、オルドリンについての記述には怖ささえ感じた。
こうした記述が可能なのは、立花によるインタビュー、ならびに取材へ向けた綿密な準備があるのだろう。
ジャーナリストとしての力量を改めて感じた力作である。
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2021年10月16日読了。
「知の巨人」、立花隆氏へお悔やみ申し上げるとともに、本書を書店で手に取る。
本書の取材は1981年頃と想定される。
アポロ契約などで宇宙に行った宇宙飛行士が、内面で何か変化があったのか?を中心にインタビューで切り込んでいく。
本筋とは外れるが、宇宙飛行士はアメリカ人なので、日本人とは違う宗教観があり、アメリカ人(日本人以外)を理解するためには宗教を理解しなければならないことがわかる。
本書も「宇宙に行き、月や宇宙から地球を見たときに神の存在を確信した」という飛行士が多い。
これは陳腐な宗教感ではなく、「こんなに美しいものが、ビックバンから偶然できるはずがない。創造主たる神が作ったと考えると腑に落ちる」という感覚らしい。
また、地球の軌道をグルグル回っている飛行士と(現在の宇宙飛行士はここ)、地球の軌道を外れ、月まで行き、小さくなった地球を見た飛行士の地球に対する感覚、神についての考察が違うことも興味深い。
インタビューした多くの宇宙飛行士が、内面で宗教的な話をしているが、現役のころはお互い全くこういう話をしなかったので、インタビュアーである立ち話を通じて、同僚も同じ考えであったことに驚く飛行士もいた。また、全く宗教的感覚を得ていない人もいることも確かだ。
宗教とは全く関係ないが、有名なアポロ13号の飛行士、ジョン・スワイガードへのインタビューで、スワイガードがこの時点でシェールオイルの可能性について、コメントしていることに驚く。
シェールオイルによるアメリカのポテンシャル、採掘するにあたっての水資源の確保などだ。
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宇宙でのこぼれ話に興味津々。
数々の危機的状況に即座に対応できる彼らの能力には感嘆しました。どれほどの努力と経験を積み重ねてきたんだろう。
宇宙を体験して内面に変化はあったか?
宗教的・思想的なインタビューに対して語った内容は、12人の宇宙飛行士の間でも共通性を感じた。
・地球は奇跡のように美しいこと
・地球環境への関心、保護の思いが強まること
・宇宙から地球を見ると、同じ「人」という人種なのに民族や宗教の違いで争うのはとても馬鹿げていると感じること。
宇宙からも戦火は見えているそうです。
作中1人の宇宙飛行士が語ったように、民族・宗教・国でもなく「地球に住まう人類」という意識でみんながいられたら平和でいられるのか…。
今、まさに戦争が起きていることが残念で悲しくてならない。
読むと、宇宙体験が自分にどんな変化をもたらすのか、興味がわいてきます。
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12人の宇宙飛行士へのインタビュー。「宇宙体験をすると、前と同じ人間ではありえない」。彼らの率直な言葉で、宇宙をとてもリアルに感じることができた。著者がすごいのは、選ばれしヒーローたちの内面に迫ったところだ。輝かしい面だけでなく、恐ろしいまでのプレッシャー、その結果としての精神異常などの陰の部分。多くの宇宙飛行士が、あまりにも美しい地球の姿を見て神の存在を感じたことも興味深い。
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頑張って読んだけど、アポロ計画のこととか何にも知らないで読んだので、ほぼよくわからなかった。
地球の周りをぐるぐるしてるだけじゃさほど頭はおかしくならないらしいが、月まで行くと、地球が1円玉みたいに見えて、頭がおかしく宗教家になる人が多いらしい。いつか科学的なことにも興味を持てた日が来たらまた読みたい。宇宙に行って与えた心的環境の変化のところは面白かった。以下抜粋。
人間は地球は特別な存在と考えてるが思い込みに過ぎない。人間は地球の上で大した存在ではなく、地球は宇宙の中で大した存在ではない。
神はパターン。遠いところから見れば近いところでは見えなかった類似性が見えてくるから。
人間は限界があると思っているから限界があるのであり、与えられた環境に従属せざるをえないと思っているから従属するのである。
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これまで断片的にはちょくちょく読んでいたけど、今度は文庫で通して読んでみるとやっぱり宇宙に行きたくなる本。でも、ただ行くだけではそれほどの感動も刺激も受けそうにないなということもわかった。
この本が書かれてから6年後の1989年、日本人最初の宇宙飛行士秋山さんがソユーズに行った。
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面白かった。全体を通して、神を信じたくなるほど美しい惑星・地球の話と、完璧でスーパーヒーローに思える宇宙飛行士も人間であるという話が主だったと思うのですが、限られた人間しか未だ行くことが許されない宇宙での各宇宙飛行士の体験やコンテクストに関して、丁寧なインタビューを踏まえて言語化されていて非常にわくわくした。(宇宙ホタルの話、ウケました)
特に、宇宙に行って信仰に目覚めたという話が面白くて、確かに、人間の進化の一番最初に関しては科学的に説明できないというのもわかるし、創造したのは神であると思う他ないほど美しいという青い地球を私も見てみたくなった。(視野を広くもつと、様々な宗教の様々な神も恐らく根っこは同じであろうと気付くというシュワイカートの考察も面白かった。)
宇宙といえば、種子島の宇宙センターに行くしやがれの企画で、いつか宇宙に行きたいと話し、宇宙のことを思うと、地球の、日本の、一人の人である自分はなんてちっぽけなんだと思うと話していた最愛の大野智のことを思い出したが、同じように、宇宙に行くと地球上で争っている場合じゃないように感じると語る宇宙飛行士が何人もいて、今こうして第二の冷戦が始まっている2023年に読むと、はぁ……という気持ちになったし、それから、「拠点は地球」と表現したTravis Japanにも思いを馳せてしまった。
フラードームのイメージしかなかったバックミンスター・フラーの新たな一面を知れたのもよかったです。