投稿元:
レビューを見る
中学生時代、弓道をする同い年の少年に見惚れたしのぶ。
高校生になりその少年と寮が同室になったけど、彼、ナギは不真面目で門限は破るし女遊びも多くて辟易していた。
「しのぶちゃんが俺を愛してくれるならもう遊びに出ない」と言われて、なぜかおもらしさせられてそれに興奮したナギのオナニーまで見せつけられて大混乱。
嫌じゃなかったけど、これって恋してる?
このしのぶがとにかく前向きでひたむきで真っ直ぐに物事を考えるので、ナギに言い寄られて男同士のなんたるかとか、どういうことを付き合うというのか調べては自ら取り組んだりするところが、ナギじゃなくてもきゅんきゅんしてしまいます。
それに振り回されるナギは悶絶を繰り返したり理性と本能を戦わせたりするわけですが。
部活が弓道だからそう感じるのかな?不器用だけど二人とも真っ直ぐなのがとても好ましいです。
そんな男子高校生のキラキラした感じと不器用さと欲望に正直なところ(笑)が詰まった一冊です。
個人的に漢前受けが好きなので、しのぶちゃんに惚れました。
しのぶちゃんの度量の大きさは余裕のないナギの劣情を受け止めるのが格好良く可愛いのです。