こうなりたくない
2022/01/06 02:36
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物たちが揃って不快で、でも同族嫌悪なところもあるなって感じがするから、突き放すこともできなくて、憐れだな…と思って読んでました。
自分はこんなことしないし、したくもないけど、買い物依存だけは気をつけないとな…。
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読んでいて、見たくないものを見せられている感じが……。
こうなりたくはないけど、なる可能性はある(ーー;)
疲れている時や体調が悪い時に読んでは駄目ですね。
下手なホラー小説より気持ち悪くて、怖かった。
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「本当の旅」
「奥さん、犬は大丈夫だよね?」
「でぶのハッピーバースデー」
の中編3作の総題が「静かに、ねぇ、静かに」。頭文字をアルファベットにすると「SNS」。
非エキセントリックなもっちん、おまえは子供を作るなと親に言われたもっちん、オロカわいい作風を調整して芥川賞を狙いに行ったもっちん、の、良さも物足りなさも新しい良さも感じられる。
「奥さん、犬は大丈夫だよね?」の視点人物の「見方」が好きだ。
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三部作。
「本当の旅」は”イタイ”かんじの描写と、疑問に思いつつ自信なくて同意しちゃう形での揶揄が見事。
「ありがとう。いやむしろ、ありがとうございます」
ほかの2つはSNSとそんなに関係ない感じ。
どれも途中まで面白く読むんだけど、あとあじが悪い。。
そして解説が、どうしたんだろうってぐらい、また見事にスベってる。
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冒頭の「本当の旅」以外はSNS…?な感じで、あおりの"SNS三部作"っていうのはちょっと適当すぎないか。
「本当の旅」の、画面を通して客観視することでしか現実に向き合えないうそ寒い感じは中々読ませると思うんだけど、主要登場人物がアラフォーだから、痛々しさが勝ってしまってイマイチ引き込まれない。
主人公が赤いTシャツに短パンにサンダルに麦わら帽子で現れて、ONE PI●CEにこんなんいたなって思いました。映えないだろ。
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世の中を皮肉ってる角度が好きだなぁ。自分は全くテンション上がってない感の描写(向こうで盛り上がってる3人を"3つの点"と表現するあたり)がとても好き。SNS三部作といいつつ、最初の1作以外はSNS関係ないのはご愛嬌。
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SNS三部作(と期待して読むとちょっと違うかも。虚構と現実といった感じ。)
冒頭「本当の旅」のうすら寒〜〜い、痛々しい〜〜感じがもうたまらん。
SNSでは「イケて」て、他の人とは違う、クリエイティビティ溢れる仲間たち、であるところの40前後男女3人組がクアラルンプールへ旅をするお話。40ってとこがリアルに痛すぎてつらい。
SNSを、スマホを通して見る自分たちだけが本物。人生は金じゃない、大切なのはクリエイション。写真に写りこんだ冴えないおばさんも、動画の途中で外国語で文句を言ってきたおじさんも、トリミングしてしまえばなかったことになる。大丈夫、マジでチョーイケてる。
読んでいる間ずっと心がざわざわおしりがモヤモヤ落ち着かない。でも読んじゃう。
この痛さを真正面から真剣に描くあたり、本谷さんの悪口スキルをひしひしと感じる。
そしてとっても後味悪い。最後の最後までやってくれるわねという感じ。恐れ入ります。
3話とも、SNSというよりは何かしらに依存する話かなあ。本当の自分、とは。
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1話目の衝撃が凄過ぎて2、3話目が物足りなく感じましたがどれも共通して独特の気持ち悪さがあって面白かったです。サクサク読めました。
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3編の短編。
「本当の旅」
ここに登場する誰もに、私はイライラさせられっぱなしだ。
「本当の〇〇って、こういうことだよね」
はい?なんだ本当の〇〇って。
嘘もほんともヘチマもあるかい!
みりん風調味料、とか、畑のお肉、なら本当のみりんはこう、肉はこうとわかる。
しかし此奴らは、いい年こいて(40代らしい)結婚とか家のローンは搾取だ、とか、個性を理解できない周りの人間と俺は違う、的な事ばかり言って、周りに合わせようとしない。
それは単なる自意識過剰で自己中心的なだけじゃ!
は ら た つ うぅぅぅぅぅぅ!
結末は、不穏な様子で終わるが、清く正しく生きたいと思う私は決して此奴らの未来を呪うまい。
そばにいたら、未必の故意は心に湧いて出てくるだろうが。間違いなく。
他2編の登場人物たちも決していい人、好かれる人たちではない。
ただひたすら私をイラつかせる、つまり、絶対に現実世界では距離を置きたい人々だ。
ソーシャルもフィジカルもどちらでも。
タイトルの意味は、そういう読者の心を移しているのか。
表題作としては出てこないので、おそらく、「黙れ、黙れ黙れ黙れ」をオブラートに包んだ言葉
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SNSを軸にした短編集、という前情報があったけど、主軸はそこではないかも。本谷作品らしい気味の悪い(褒めてる)世界観のなかで「人との関わりの中でどうやって自己を認識するか」が描かれている。
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3つの物語、全て不気味だけど先がどうなるのか気になり一気に読んでしまいました!!
①本当の旅
読み進めるうちに、この3人の主人公が40代という事を忘れてしまいました(悪い意味で)。自分たちを過信して、結局はとても狭い世界で生きている人々だと思いました。
②奥さん、犬は大丈夫だよね?
この旅は奥さん目線だけど、夫がどういう気持ちで過ごしていたのかが気になる。
③でぶのハッピーバースデー
私は歯科衛生士なので、歯医者のシーンはきちんと調べて書かれているなぁ〜と感じ、もっと歯医者のシーンを読みたかった。
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とにかく気分が悪かった。
とくに1話目。
それだけ書き方がうまいということだけど
どうしても好きにはなれず、、
SNSに振り回されて、
周りが見えなくなるのだけは
本当に避けたい。
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うーーーん、よくわからん!
最初の「本当の旅」は登場人物たちが40代なんだけど、どうしても大学卒業したあたりのフワフワした若者で変換されてた。そして恐ろしいオチ。
世の中、こんなことが現実にあってるんじゃないかと思った。
買い物依存症の奥さんの話は、なぜタイトルが「犬は大丈夫?」なのかが結局わからなかった。旦那さん無事だったのだろうか。
最後の歯の矯正の話が一番難しかった。
「…で?」て感じ。主人公のこと“でぶ”ていうのがずっと気になってたけど、最後までつっこみもなく“でぶ”だった。
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結末は全て曖昧で想像させる
1話目が一番ゾクッとした
SNSのために旅行をしたり、とにかくSNSでしあわせに、たのしそうにみえるために行動をする
この作品ほどに狂気じみたまで依存しているのは珍しいかもしれないけど、今の若者たちととても重なる部分があった
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SNSに振り回される観光。
ノルマを消化するように観光地を回り、あとで写真を見たときに楽しそうであればいい。
虚しくて、でもリアルで。あるあるで。反面教師に。