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登場人物の意外性と物語で展開が面白い
2020/12/29 11:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TenTem - この投稿者のレビュー一覧を見る
7人の魔女を集めるというところからオズの魔法使いをイメージするのでロロは魔女を集めるたびに何かを得ていくイメージあるが、意外な過去・一面あり感情移入しやすかった。
また、想定外の展開(国家間のしがらみ等)もあってダークファンタジーを感じた。
その他は、街(国)の情景が作り込まれていると感じたし、姫・魔女・ロロの人間味がある。
LAMさんのイラストも良い
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目を引く美しい表紙と高評価につられて購入した本作。
素晴らしいダークファンタジーでした。
世界観に没頭できるものを、求めていた。
ファンタジーで育った私は、大人になってからも剣と魔法を夢見てライトノベルに手を出してきました。しかしどれも物足りなく、騎士も魔法も竜も主人公の引き立て役でしかなかった。
この作品は、きちんと世界に息づく人たちを描いている。
もちろん楽しいことばかりではない。そこには裏切り、謀略、そして死があった。
強いだけじゃない主人公も魔女も、これからどうこの世界を生き抜いていくのか。
ぜひ続きを読みたいと思う作品だった。
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題名と表紙のインパクトに釣られて購入、内容は人間同士が織り成す陰謀と策略の連続。
ただただ利用されるだけの魔女という存在が、いい感じに物語の刺激になってて面白かった。
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小国キャンパスフェロー、大国アメリアに飲まれそうになるのを阻止するため、領主バドは世界中から畏怖の対象になっている魔女を自国の味方にしようという前代未聞の作戦を建てる。そしてバドの傍らには黒犬と呼ばれる暗殺者ロロが控えていた。
キャンパスフェローとレーヴェ、どちらも大国からの侵略に対抗しようとする小国だ。序盤はお互いに手を取り合って大国への次の一手を指そう。中盤から互いの目的が噛み合わず、相手方が何を隠しているのかの腹の探り合い。そして終盤で目的達成のためのバトル。
平坦な道を歩み始め、それが徐々に激しい下り坂になり、最後には坂道を転がり落ちるキャンパスフェロー。敵はハメる側で準備万端、戦力も十二分にあり、絶望的状況な上、味方を減らすのに躊躇いがない。作者の容赦ない書き方はご都合主義を排除していて個人的には好きだ。ただ、苦手な人は苦手かもしれないな~とは思う作品だ。
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聞きなれない固有名詞が多くて、登場人物の印象づけも少ないので読んでいて結構混乱する。故郷とは別の国で物語が始まり、別の国にいるまま終わるので主人公たちよバックボーンに感情移入しづらい。
その割に必要ない無駄なシーンが結構あって冗長な気がする。核となる部分に魅力は感じるのだけど……
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大国間の政治的な動きを背景に、様々なキャラクターがそれぞれの思惑で動き生まれるドラマに見ていて引き込まれました。特に魔女という存在が物語の鍵になっていて最強の存在である魔女がどのように物語に入っていくのか気になり先へ先へと読み進める事が出来ました。
特に後半の展開は目が話せない物になっていて引き込まれました。次巻への引きも気になる一巻だったと思います