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2020/12/22 読了
業平もだけど、高子、源融の生き様もカッコいい。
p15 思うに任せぬことの多かった生涯を、思うに任せぬことをも楽しみながら生き抜いた人
この境地達したい!
そして、雅について書かれた箇所、
余裕のある性格、主張の違いに余裕を置いておく、これは人付き合いにおいて、大事なことだと思う。
P27
権力、物質の恵みを失った時人は純粋になれ、真の自分を知り、いのちの限りを知る。そこから見える景色は、権力の中にいたときより、いとおしく美しいものになる。
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本屋さんのコーナーに小説伊勢物語 業平と並んであったので手をとったのがきっかけ。
小説の登場人物の設定を読んでみてからにしようと本書から。
高子、恬子は当時の女性としてはとんでもない人だったんでしょうね。
高子との関係性が志を共有していく流れ、
恬子斎王との流れは
小説で読んでみたいと思うぐらいステキなお二人。
限られた和歌の余白、古の歌にかけて本心を読み取る想像力に日本人の感性・美意識はSNS時代の今だからこそ大切にしたいと思う。
小説伊勢物語 業平、読んでみたい一冊になりました。
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小説伊勢物語 業平の追補本。小説を先に読むか、こちらの追補本を先に読むか。いずれにせよ、業平の女性に対するピュアな愛情や、天才的な歌人としての才能に感銘を受ける。
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小説を読んだ数ヶ月後、こちらの本を読みました(図書館の順番待ち)。正直、小説の方が面白く、この解説はあまり読まなくても小説でかなり伝わっていると思いましたが、高子のあたりでは、小説を読んでいた時のワクワク感が蘇ってきました。
こちらを先に読み、作者の人物観察を理解した上で、それが小説ではどのように表現されているかを味わう、というような読み方が好きな方には良いかもしれません。