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近場の本屋で見つからず、ふと立ち寄った本屋でサイン本を見つけたときは運命かと思いました。大事にします!
タイトルどおり小説の書き方が知りたくて買ったのですが、なかなかエッセイ色も強いので、エッセイとしても楽しめるのではないかと。
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これまで読んできた小説の書き方本でダントツの分かりやすさ。
といっても過去2冊しか読んだことないけど。
小説、そろそろ書いてみようかな。
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三浦しをん先生ならではの語り口で、楽しみながら勉強できる内容でした。書き手のみならず読み手のことも考えられた優しい本です。
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読み物としては、今後本を読む際に「あぁ作者はこうしたかったのか」と勘繰れるかと思うと面白い。
ただ単に本好きな一般読者には中身がてんこ盛り過ぎて、お腹一杯に。
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書き方と共に小説の斜め上からの読み方を学んだ感じ。書き手の気持ちが少し解りました。
描写の大切さと誰が語るかで面白さも変わる。
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これがハイローにハマった人間の末路だ!!(褒めてる)
タイトルにもあるように「小説の書きかた講座」ではあるけど、小説に限らず文章を書く人ならだれでも参考にできそう。文章力を磨くにはやっぱり読書量が大事なんだなあ。いっぱい読んでいっぱいアウトプットして、文章を書くための筋力をもっともっとつけていきたい!
【読んだ目的・理由】ハイローに狂った人が書く文章を読みたかったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.4
【一番好きな表現】注意深く自他を観察し、目に映ったもの、感じた気持ちを、脳内でなるべく言語化するよう努める。言語化は、「記憶すること」と密接につながっています。言語化することによって、情景や感情の記憶がどんどんストックされていくので、小説を書く際に、「あのとき見た景色のような」「あのとき感じた気持ちのような」と、脳内に具体的に思い浮かべることができます。それを文章に落とし込むのが、すなわち「描写」なのではないかと思います。(本文から引用)
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単なる小説指南風のエッセイとして読む分には差支えなかっろう。
小説書くために藁をもつかむ気持ちでこの本を手にしたならばそのまま溺れて流されることになりそうよ。
そもそも企画の段階で無理があっただろうに......
なにかのコラムのついでの質問コーナーとして数行の回答で済むものをハイロー最高!(俺も嫌いじゃない)だとか私生活満載なひとり言に付き合いながら最後まで読まされる身となってはたまったもんじゃない。
所詮小説は自力が大事。何より構成、これ。勢いだけで書き始めてる人が大半なので完成するわけがない(俺もそう)。一度、冷静に、完結までの構成をきちんと組み立ててから書き始めることでようやく完筆できるんだと思う。
まー、三浦しおんさん全開のエッセイとして読むべし!それでも中盤でおなか一杯間違いなし。v
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読み物としておもしろかったです!講座としては、基本しをんさんのスタイルが「型はあるけれど、書き方は人による」なので、めっちゃくちゃ勉強になるかと言われると、曖昧な記述もあり、よく分からないです。ただ、小説をほぼ書いたことがない身としては「人称」「1行アキ」「オチの有無」「文字数把握」は「へぇ」と思いましたし、小説って楽しそう書けそうと前向きな気持ちにもなれました。とにかく『ハイロー』への熱い想いは伝わってきたので、機会があれば『ハイロー』の琥珀さんを拝みたいです。いや、もう、しをんさん、エッセイをおくれ。
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『光』のタイトルの意味を例にあげられていましたが、今更ながらにしてやられた感がありました。自作をいくつかネタバレ込みで例にあげられていますが、前述の『光』、『愛なき世界』『あの家に暮らす四人の女』『風が強く吹いている』『むかしのはなし』『天国旅行』以外は致命的なネタバレはないと思います。たぶん。購入検討中の方はご参考までに。
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ひとまず三浦しをん氏がハイローにめちゃくちゃ嵌ってるということがわかった!!
あと、駅伝好きなので風が強く吹いているの裏側?は興味深く読めた。
>実際には走るのが大の苦手でも、小説を書いてるときだけは、選手にも監督にも観客にもなれる……! 胸 躍る体験でした。
たまらん‼
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小説を書かなくてもためになる話ばかりだし、何よりしをんちゃん作品の裏側も知れて素晴らしい!!ハイローも謎に見たくなりました。
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小説の書き方講座となっていますが、一から書き方を教えてくれるという本ではなく、小説を書く上でのポイントや心持ちを教えてくれる本だということは注意が必要だと思います。
前半は、小説を書く上での常識や書き方の注意点について書いており、割と自分自身意識していなかったなと思うことが書かれていてよかったです。
後半については、Q&Aのような形で小説を書くための心持ちについて説明されていました。私は小説を書く人ではないので、そうなんだなぁみたいな感じでサラッと読みましたが、実際に書かれている人にはいいアドバイスが書かれているのだと思いました。
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子どもの頃に小説もどきを書いていた。
その際、小説の書き方という本を探しに、叔母に図書館に連れてってもらった記憶が懐かしい。
小説家、尊敬します!絶対になれません、こんな本読んでも。
でも、わかりやすくて、なんだかなれそうな気もしてくる、若ければ(笑)
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著者のキャラクターが炸裂した内容で、そういうキャラだったのねと、少しオドロクw
小説家の方々の苦労がほんの少し分かった気がした。これから本を読む時の視点が変わってきそう。
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本の表装と紙の触り心地がとにかく良い。中身は小説の書き方について。小論文の書き方の参考にも少しなった、ような…。著者がEXILEグループ好きらしく、その話がちょくちょく出てくるのが余計だった、残念。
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身も蓋もないことを申せば、小説を書く際に要求されるのは「センス」です。でもそんなことを言ったら話が終わっちゃうし、「私にはセンスなんてない……」としょんぼりしてしまうかたもおられるでしょう。
早計だ! センスを才能(もっと言えば「天賦の才」)のことだと考えるのは、早計だ!
よろしいですか、みなさん!(自分で勝手に話題を振っておきながら、勝手に詰問口調になる)「あの人、ファションセンスあるねー」と言うじゃないですか。でもそのセンスって、生まれ持ったものでしょうか?
否! 服を着て生まれてくる赤子など一人もおらん! ファッションセンスがいいひとは、たぶん雑誌を眺めたり、直接お店に足を運んでいろんな服を見たり、失敗を重ねつつも果敢に服の組み合わせを試みたりしながら、自分に似合う装いを見いだしていったのだと思うのです。
つまり、センスっちゅうのは天賦の才などではない。向き不向きはちょっとはあるかもしれないし、天才もごく一握りはいますけど、センスの内実は、「後天的に獲得するもの」なのです。
小説を書くのも同じです。試行錯誤して後天的に身につけたセンスで書くのです。天賦の才で書くのだ、と勘違いして、努力も研究も読者への心くばりもせず、ボーッとしてる(ように思える)やつを見ると、あたしは胸ぐらをつかんでがくがく揺さぶり、「目ぇ覚ませ!」と言いたくなる。貴様は、鼻くそほじりながらパソコンに向かってれば、いつか傑作が書けるはず、なぜなら才能があるから、とか思ってんのか? 才能なんかだれにもねえよ! あるのは、たゆまずセンスを磨きつづけようとする意志だけだよ!
「この小説好きだなあ」「これが小説ってもんなのか、すごいなあ」と思えるような理想像と、読書を通して出会っているからこそ、「自分の書いたものには、なにがたりないのか」「どうしたら、斬新だったりおもしろかったりする小説を、自分なりに工夫して書けるのか」を、判断し実践していくことができるのです。
あせることはないので、「好きだな」「楽しいな」と感じる小説を、思うぞんぶん味わってください(小説にかぎらず、創作物全般で、ご自分の性に合うものでいいのです)。ときに、「どうして私はこれが好きなんだろう」「この小説の楽しさは、どこから醸しだされているものなんだろう」と、分析してみることも大切です。「分析」といっても、むずかしくとらえる必要はありません。「考えてみる」「言語化してみる」というぐらいの意味です。
創作物を味わい、考える、ということを繰り返していると、だんだん自分の好きなものや書きたいもの、自作に欠けていることなどが見えてくると思います。
基本的には、小説を書くうえで人生経験はさほど重要ではないと考えます。だってさぁ、「人殺しの小説を書くためには、人を殺した経験がなければならぬ」って理屈は、どう考えてもおかしいだろ。殺人を犯したことがなくても、人殺しの小説は書けます。なぜなら我々には、想像力が備わっているから!
では、想像力の源泉とはなんなのか考えてみると、他者への思いやり(共感力)と、なりきり力と、知識だと私は思���ます。そして、それらを統御し蓄積するための言語能力です。
好きな小説から影響を受けるのは当然で、影響を受けて「真似っこになっちゃったかな」と思っても、あなたの脳が生み出したものなのだから、それはあなただけの文章になってます。自信を持ってください。
でも「真似かも」って気にしちゃう気持ちもわからなくはないです。なぜなら小説は、言語だけで表現するものだから。
言語は、あなたや私が生み出したわけではないですよね。つまり、「オリジナル」ではなく、すでにあるものを使って表現しているということになる。それで不安になるのだと思います。
たとえば「漫画を描く」という行為は、より身体性が直に画面に出ます。それぞれの漫画家さんの筋力とか目のよさとかが、各人固有の「線」になって表れる。ほんの一コマ、いや、人物の体の一部を見ただけでも、「あ、これは◯◯さんの漫画だな」ってわかることはしばしばありますものね(ありますよね? 私が漫画オタクだからってだけじゃないですよね?)。
とはいえ、「この人は〇〇先生の漫画が大好きで、影響を受けたんだろうな」と推測されることはあるし、コマ割りなどの漫画文法から完全に解き放たれたら、それはもはや漫画ではなくなってしまう。漫画も、すべてがまったくの「オリジナル」ってわけではないのです。あらゆる創作物は、先人たちが築きあげてきたもののうえに成り立っているためです。
『風強』(と略す)は、構想と構成がほぼ同時に頭に浮かび、それをもとに取材を進めつつ、少しずつ書いていきました(これまた連載ではなく書き下ろしだったので、時間は充分に取れました)。
まず、「弱小チームががんばって、箱根駅伝出場を成し遂げる」という構想が浮かんだ。『がんばれ!ベアーズ』や『シン・ゴジラ』も、要約すれば同じタイプの話なので、まあ物語の常道ですよね。お話を思いついたとき、「ありがちかな」って悩みすぎなくてもいいということだと思います。「ありがち」な話が、なぜ「ありがち」なのかといえば、多くの人の胸を打つ「なにか」がそこにあるからです。
個人の感情面を掘り下げてみるのは大事で、まあぶっちゃければ、自分自身のなかにひそむルサンチマンとか怒りとか、あるいは喜びとか感動とか「こうなるといいな」という希望とか、そういった気持ちのなかに、物語のタネ、小説を書かずにはいられない原動力のようなものが眠っています。その意味では、勘定方も悪いことばかりではなさそうです。ま、身近にいるひとにとってはまじで迷惑だろうから、ぷんぷんはなるべく控えたいですが。
もちろん感情面を取っかかりに発想するのが苦手なかたもおられるでしょう。その場合、やはり「考える」ことが大事だと思います。自分いついて、友だちや家族などの身近なひとについて、街でふと見かけた光景について、社会について、この世のありとあらゆることについて、木になることがあったらいろいろと思いめぐらし、調べ、考えつづけるのです。そこからきっと、「ああ、私はこういうことを書きたいんだな」という物語のタネが芽生えていくでしょう。