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豪華列車ななつ星を舞台にした短編集。感染症の蔓延で旅行ができなくなった母娘の仮想旅行のお話にほっこりしました。父や母、周りのことなど重ねて考えてしまいます。旅にで出て、風景を眺めながら読書したい。
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井上荒野・恩田陸・三浦しをん・糸井重里・小山薫堂・川上弘美・桜木紫乃、7人の作家が豪華寝台列車「ななつ星」を舞台に描いた短編・随筆・随想集。
ななつ星は九州旅客鉄道が運行する周遊型臨時寝台列車。
いわゆる富裕層が利用している事もありこの物語で描かれる登場人物の年齢層は高め。
印象深いのは哀しい余韻が残る井上さんの「さよなら、波瑠」
新型コロナで運行中止となりリモートで旅気分を味わう母娘を描いた川上さんの「アクティビティーは太極拳」
桜木さんの「ほら、みて」は離婚に怯える夫と卒婚を希望する妻、そのリアルさが生々しい。
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豪華寝台列車「ななつ星」の旅から生まれた5編の物語と2つの随想。
ななつ星を中心として、大切な人や出来事に想いを馳せる。死別、離婚の話が多かったけれど、どれも前向きになれる話だった。
川上弘美さんのアクティビティーは太極拳は、リモート旅という設定で1番面白かった。
列車に乗って、いろいろ考えたり、ぼーっとしながら、旅をしたいなと思った本だった。
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憧れの「ななつ星」に乗車している気持ちになれる作品たち。その中でも面白かったのが川上弘美さんの「アクティビティーは太極拳」。新型コロナが流行し、せっかく抽選に当たったのに運行が中止になってしまうのだ。母と娘の初めての旅行。お互いに様々な感情を抱きながらも楽しみにしていたのだ。そして母からの驚きの提案、「リモートでいきましょう」。東京の母と、名古屋の娘がパソコンを見ながらスマホで繋がり、エア旅行が始まった。旅の終わるころには、今まで互いに胸にしまっていた疑問を口にし、それぞれに心の内を知ることになる。なぜもっと早く聞かなかったのだろうと思うことは、自分自身の体験にも重なる。懐かしさや後悔とか、少し心が締め付けられるように感じた。
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短編が始まる前の表紙が好き。
本のデザインも物語と同じくらい大事だなぁと
改めて思うことができる作品。
恩田陸さんの「ムーン・リヴァー」が凄すぎた。
記憶を消して、もう一回初見で読みたくなるほど。
あとは随筆の
小山薫堂さんの「旅する日本語」が個人的に好き。
単行本があるなら購入したいくらい。
物語の内容としては
豪華寝台列車「ななつ星」に乗車して始まる物語。
全部舞台は同じなのに、読むと全然違う作品だから
飽きないし面白い。
まるで列車に乗ってる人と同じだなぁと感じました。
一度は豪華寝台列車に乗ってみたいものですね。
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「ななつ星」の列車旅、行きたいなー!
ただ豪華というだけでなく、ホスピタリティー溢れる雰囲気が物語を生み出すのだろうと思った。
恩田陸さんの「ムーン・リバー」が一番好きだった。
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旅、何かの区切りの1つの催しであるのかも
桜木紫乃さんの作品は、特に良かった
大人のテイストで好きだなぁ