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社会、政治、教育、仕事、人間関係…忖度やタブーなしで発言する作者さんが小気味いい。閉塞感に満ちた社会を生き抜くためには、自分で情報を集め分析し最適解を出していくことが大事。「うまくいったのはたまたま需給があっていたから、風が吹いていたから。個人の才能や能力、努力の結果なんかではない」考え方は大きな学び。
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令和4年のGW後半の中日、天気も良くどこかへ出かけようかと思いましたが部屋の大掃除が途中でもあり、読み終わった本の整理をすることにしました。レビューを書きたい本が50冊以上部屋の片隅にありますが、半分を目標にしたいと思います。従って、付箋をつけた箇所全てを書いていると処理しきれないので、各々10箇所程度に絞ることにしました。
以下は気になったポイントです。
・英語がほとんど通じないのは、中国、インドネシア、ブラジルなど、人口が多く国内需要でビジネスが成り立つ、つまり外国語を覚える必要のない国だったりする、日本もそうした国であったが、人口の減少のため、フランス・韓国のように海外の市場も得ていかないといけない段階に来ている(p24)
・日本は立派なインフラが整っているのにビジネスの効率が悪い、海外諸国に比べて日本人の働き方そのものが非効率である。2008年までの日本は人口が増加していたので生産性が低くても国全体としては高い生産額を維持できていたが、それ以降は人口が減り続けているので生産額も減って競争力低下につながっている(p33)
・僕らが生涯に手にできる報酬は、能力よりも「何をやったか」「どこで始めたか」で決まるといって良い(p69)
・最低賃金を上げるリスク、1)人件費に圧迫されて店が潰れる、2)人間に代わる機械の導入が進む(p85)
・今の働き方改革は、あまり働きたくない人を幸せにするだけのものになっている、一人一人が自分で働き方を選べる方がいいのではないか(p94)
・両親が健在で経済的に恵まれた子供は成人しても裕福で、親が離婚したりして経済的に苦労した子供は、ほとんどが貧困層から抜け出すことはできないのが、30年間の追跡結果からわかった。アメリカボルチモア在住の800人の対象者のうち、例外としては、大学学位を得たのが28人、高い収入を得られるようになったのが33人であった(p108)
・39歳以下の若者が全員投票しても、40代以上が40%投票すればその数を簡単に抜いてしまう(p195)
・5197万世帯の年間平均所得は552万円、中央値は437万円、各分布を見ると200−300万円未満が最も多い。平均所得以下が61%ある(p225)なんとかギリギリ子供二人を大学に通わせるには、最低でも年収850万円は必要である(p226)
2022年5月4日作成
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文末で本人が言うように数年後には内容が変わっているかもしれない本。知識欲のある人には既知の内容が多いかもしれません。煽るようなタイトルはあまり好きじゃないですが、読んでおいて損は無いと思います。
読み終わったあと、バイアスなしでこういう合理的に物を見れる人の視点を借りて知識をアップデートしていくべきだと感じました。
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ハーバード実験
知能テストの結果、お金(借金)について検討させた後だと富裕層は変化がなかったのに対し、貧困層は著しく成績が低下した
カリギュラ効果
ダメと言われると余計にやりたくなる
完璧を目指すよりまず終わらせろ
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既知の内容が多かったけれど、どの話にも数値や実例を出しているので伝わりやすいし参考になった。
メモ
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●人口が減少している日本の市場は先すぼまり。海外市場も得ていかなくてはいけない段階にきているが、これまで国内向けの製品開発をしてきた日本企業がグローバル市場のニーズを掴むのは簡単ではない。
●世界競争力ランキング(スイスのIMDの調査)
2020年の日本は34位/63か国
「経営姿勢」「生産性と効率」が低い
●単身世帯の金融資産保有額の「中央値」は45万(生命保険文化センターのデータ)
「平均値」は645万
平均値は一部のはずれ値で数値が大きく変わってしまうので、中央値の方が実感に近い数値が出てくることもある
●「ペンタク界のイチロー」を襲う悲劇
マイナー競技「ペンタク」を例に。
得られる報酬は、能力や努力よりも「何をやったか」「どこで始めたか」(どこで活躍するか)で決まる。
成果の出ない人は、活躍の場が間違っていないか見直す。
● ベンチャー企業の生存率
創業から10年後に生存しているベンチャー企業は6.3%
(p124)
● 高卒と大卒・院卒の生涯年収の差は6000万円
●四国に新幹線を走らせる計画を例に挙げ
「本当にその地方が活性化し、かつ利益を出し続けられると思うなら、地元の企業や自治体が喜んで投資するはずです。それもないのに国のお金に期待しているところからしてダメなのです。」(p188)
● 1人1票の不平等
「39歳以下の若者が全員投票したとしても、40代以上の40%が投票すればその数を簡単に抜かれてしまう」(p195)
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目から鱗は落ちなかったが、世の中のことをコピペではなく自分なりに考えて意見として主張できるひろゆきは、同年代としてすごく尊敬できる。好きではないが。
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社会、仕事、教育、政治、人間関係と5種のテーマでひろゆきさんが語るこの世の中の教科書的なやつ!
かなりわかりやすく読みやすくまさに明快!に書かれているのでスッと息を吸えば読み終わってるくらい一瞬で読み終わってしまった!
もっとひろゆき節を楽しみたくなるなぁ〜
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格差社会について、絶望的な部分を強調して書かれている内容が多かったですが、凄く真っ当な事を言っているので目次を見て気になる部分がある方は是非読んで頂きたいです。
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社会、仕事、教育、政治、経済、人間関係という見出しで実際の統計データを挙げながら今の日本について説明されてます。分かりやすい言葉を選んでるあたり、やっぱりこの人頭がいいんだなと思いました。
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・最低賃金が上がると人間を雇わなくて済むよう
機械の導入が進んでしまう
・今人気ランキングに入っている企業は衰退する可能性が高い
・PCスキルに自信のない若者が今後ますます増える
・39歳以下の若者が全員投票しても、
40代以上の40%が投票すればその数を抜いてしまう
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日本という国の立ち位置。
競争は激しいが衰退
例 発泡酒
安い国
例 ダイソー
働き方が非効率、注いだ力や時間は結果に比例しない
誰でも出来る仕事はAIにとって変わる
誰でも出来る仕事なのに専門性の高い仕事についていると思っている
貧乏だと頭が悪くなり、非効率な選択をする
高齢社会
高齢者の権利を取り上げると将来の自分の首を絞める
自分の国を変えようというエネルギーがないので閉塞感
仕事
能力よりも何をどこで始めたかによって報酬は変わる
担当業務でより多くの成果を出すために残業するのは古い
おっさんが押し付けてくる不条理に振り回されている
最低賃金が上がると、人間よりも機械の方が安く済む
大きすぎる人気企業は長期的に見ると衰退する
いいブラック企業が生き残る
教育
禁止するよりもどう付き合うかを教えるべき
思考停止の前例主義に溢れてる
役に立つ勉強はお金のこと リボ払い
完璧主義よりまず終わらせる 70パーセント
学歴という目安がないと信用得にくい
政治
世界の閉塞感 ナショナリズムの喚起が有効な手段
規制は早いが認可は遅い
地方よりも都会優先は当たり前 利用者の数
選挙では若者より老人の方が多い
人間関係
怒ることを趣味にしてる人がいる
時間があってお金がないと、ネットで憂さ晴らししたくなる
人の幸福は自分の不幸 苦労させたい
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1 社会―「生きづらさ」の正体に気づけない人たち(日本の現状、見えていますか?;急速に進行する「格差化」 ほか)
2 仕事―「モンダイ」を抱えてがむしゃらに働く人たち(仕事のムダ、会社のムダ;これからの働き方について話そう ほか)
3 教育―「謎の慣習」に従い続ける人たち(「遺伝」と「知能」の真実;「子どものため」に間違う親 )
4 政治―「終わるきっかけ」を必死でつくる人たち(世界にはびこる「閉塞感」;「日本だけ」の残念政策
5 人間関係―「付き合い方」を間違えている人たち(令和時代の「人付き合い」;「人の幸福」は「自分の不幸」
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インターネットメディアや情報番組のコメンテーターとして歯に衣着せぬ物言いで論客をバッサリと切り捨てるひろゆきさん。そんな感じで読者をバッサリ切り捨てていると思いきや、全くそんな事なく客観的なデータを基に社会、仕事、教育、政治、人間関係の合計5つのテーマについて日本が置かれている状況や問題点について丁寧に解説された本です。
ひろゆきさんに対してアレルギーを持っている方も騙されたと思って読んで頂く事をお勧め致します。
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社会、仕事、教育、政治、人間関係について、日本の現在の状況や世界と比較した立ち位置が良い部分も悪い部分も書かれた本。まぁ主にタイトルから読み取れるように悪い部分の方が多いですが。
あまり希望のない内容が多いので、不安になりやすい人にはおすすめできないかも。
内容に関しては、知ってることも多いと感じるかもしれませんが、改めてひろゆき節で聞くと現実感があって何かより理解できるというか、スッと頭に入ってきます。
多分言葉選びや文章がわかりやすいのだと思う。
メディアでの発言で“ひろゆき”が嫌いな人もいるかと思いますが、本は割と面白いので一度興味のある項目だけでも見てみると楽しいかも。
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ひろゆきさんの本は、初めて読んだかも?
世の中の真実関係の本はちょいちょい出てると思うけど、ひろゆきさんの視点が知りたくて読んでみた。
ひろゆきさんの意見は面白く、確かになぁと考えさせられた。
しかし、それをただ鵜呑みにするのでなく自らも考えないといけない。
知らないことが多すぎて、なるほど…としか思えない自分の弱さの様なものを感じた。
全ても知る事なんて到底無理だけど、ちゃんと自分で選んで考えられる人になろう。