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◆おすすめ度◆
・ユーモアミステリー度:★★★
・ユニークな探偵役度:★★★
・『幻脳ラビリンス』を読んでみたい度:★★★★
◆感想◆
警察からの電話で、一人暮らしの父の死を知らされた神尾真世。慌てて故郷の町に帰り、警察署へ行くが…
田舎町で起きた殺人事件。
なくなった父の弟・神尾武史と、娘の神尾真世が、事件の真相を探ろうというミステリー小説。
いったい誰が犯人なのか。
真世の同級生たちの中に真犯人がいるのか。
元マジシャンの神尾武史の推理と破天荒な行動が真相を暴く?!
という感じです。
父親がなくなった割には悲壮感のない娘の神尾真世と、悲壮感などどこ吹く風の神尾武史。
これはシリアスなミステリーというより、ユーモアミステリーといったほうがいいかもしれません。ささっと読めるミステリー小説です。
もうちょっと笑いを誘うようなシーンがあれば、東川篤哉の小説と勘違いしそう。
ユニークなのは、探偵役の元マジシャン・神尾武史。
様々な奇策を弄して、警察に先んじて犯人を探し出そうとする。
新しいシリーズものにしようとしているのかもしれません。
その時はもっとユーモアを加えてほしい感じです。
作中で語れる『幻脳ラビリンス』という漫画。これ読んでみたいですね。
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名もなき温泉街での殺人事件ミステリー。
新しい名探偵の登場と思います。
被害者の弟で元一流マジシャンの武史という魅力的な探偵が真相を解明していくのですが、被害者の娘の視点のため彼の行動はブラックボックスな部分が多いです。
また、ハードボイルドな探偵かと思えば少なくとも二組のカップルの危機に対してもフォローを入れているやさしさも垣間見えます。
ラストで鮮やかな推理で真犯人を追い詰めるところなど、古き良きミステリーの王道ですし、書下ろしのためか時代を2021年(と思われる)に置くことで、コロナ禍の影響や環境問題、アニメによる原作漫画の大ヒット、それによりかかる町おこしなど現代の問題も盛り込めていて、さすがのエンターテナー作家ぶりです。
ただ、第三波前に執筆されたようで、感染者や重症者や志望者が2020年の3月が一番多かったと書かれていたのは仕方がないですね。
大きなどんでん返しはないですが一気読みできる面白さでした。
探偵の過去やタイトルのブラックショーマンの意味についてはほとんど触れられていないので、続編もあると思います。
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引き込まれて一気読みしてしまう内容ではあったが東野圭吾作品にしてはちょっと軽めの印象。
まったりと読むにはちょうどいいかなというくらい。
ストーリーとしては元マジシャンの主人公が警察より早く犯人を突き止める内容。
マジシャンのテクニックなのか人を誘導する会話や推理には惹きこまれる内容であった。
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年末にかけ、コロナ禍を舞台とした新作がボチボチ発売されてきた。
今作もコロナの影響を受けた名もなき町で起きた殺人を、被害者の娘とマジシャンとして活躍する被害者の弟が、事件の真相に迫ると言う内容。
「名もなき町」としているが、コロナの影響で観光客が減った温泉地とあることから、恐らく静岡県のある温泉地を指していると思われる。確かに全盛期よりは観光客が減ったかもしれないが、申し訳ないけど「名もなき町」とするには、有名すぎるところで、「名もなき町」のイメージはない。
また、主人公の叔父である武史が胡散臭すぎて、物語の内容が頭に入って来ない。
ノリ的には「疾風ロンド」みたいな感じかもしれないが、東野作品の良さが全く感じられなかった。
真相を解く過程も軽めならば、犯人の動機も浅め。
真相にたどり着くまでのプロセスは、本格的な探偵ものの要素はあるものの、犯人は結構早めに想像がつく。
ライトな感じで楽しむのにはいいかもしれないが、結局はコロナの影響も何も感じない内容だった。
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コロナ禍の最新作ということで、ストーリーもわかりやすく、サクサクと読めた。その内、映像化されるにちがいない。
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登場人物たちの キャラクターが楽しく コロナ禍の中で事件解決に奔走する様子も 今だからこそ興味深く なるほどー とうなる気持ちで読んだ
映像化されるのかなぁ
されそうだなぁ
叔父さんは 滝藤賢一さんでお願いします(笑)
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コロナ禍が舞台の小説は初めて読みました。
時事的な風景を想像しやすく面白い読書体験になりました。
軽重様々なテーマが散りばめられている中での叔父さんの活躍ぶりに目を奪われました。
映画やドラマで観たいなと思っちゃいました。
シリーズ化、映像化して欲しい。
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コロナの話題が入ってる話は初めて
さすが執筆が早いですね
映像化も続編もできそうな話だった
中盤、盛り上がりに欠けて飽きてきたけど、
やっぱり面白い
手品 父 叔父 ライターオイル アニメ 漫画
同窓会 婚約者 コロナ
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一気読み!最新刊!
コロナ禍が舞台の小説なんて初めて。
現実的なストーリー。
元マジシャンの叔父さん登場!
掴みどころ満載!
大泉洋みたいな感じ。
ミステリー的には軽いタッチなので、犯人は目星が付いてしまいました。
やけど、引き込まれます!面白かった!
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だいぶ記憶が薄れてきているが、初期の作品である「同級生」とか「放課後」などの学園ものの成人版リメイクのような印象を受けた。作中でも、かつての同級生たちをドラえもんの成長した登場人物に擬えているあたりもそんな意図を感じた。話は、結婚を間近に控えた女性主人公の父親であり恩師でもあるリタイアした教師が殺害され、それを元スーパーマジシャンであった父親の弟が推理し犯人を特定していく展開。その過程で主人公の同級生たちが事件に深く絡んでいることが明らかになっていく。婚約者との心のすれ違いも底流に埋め込まれている。東野圭吾っぽいのだが、今ひとつ迫力がないような、物足りなさを感じた。
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とある町で起きた父の殺人事件に挑む娘と叔父の物語。
書き下ろし。
父が何者かに殺害され、父の弟の武史とともに犯人探しを始める娘・真世。
父が殺される前に、同窓会のお知らせがあり、それに絡んで、恩師にお願いをする同級生があり、それは同級生一の出世頭で漫画家の釘宮がカギとなっていた。
元マジシャンの武史の独創的、詐欺的な捜査手法で、同級生たちの証言から、事件の全貌が明らかになっていく。
皆が秘密を抱えつつ、事の真相が詳らかになる。
読みやすいけど、オチはそんなに驚かないもので、ちょっと残念。
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コロナ禍に書いた本なので、コロナのことや大人気漫画「鬼滅の刃」的な扱いで描かれていること。本マジシャンの叔父は信用ならないが、面白く描いてあり、警察より早く事件を解決してしまう。人間の心理をよく考えて書かれていて面白い。
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叔父さんの推理と行動が凄すぎです。てっきり元刑事かと思いました。それと、結婚した人もしようとする人もいろいろあり過ぎて疲れる展開でした。
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推理力の鋭い手品氏の叔父、武史と神尾英一の娘、真世のコンビが心地好い。
終盤の推理の場面になるまで、読者は物語の進行を見守るしかないが、最後は、これまでの伏線を全て回収し、スッキリして終わる。
東野作品はやっぱり面白い。
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現在置かれている世の中の状況やトレンドを巧みに取り入れつつ、誰もが知るであろうキャラクターを混じえてテンポ良く進む内容はさすがです。
エンタメに徹した内容は面白く、映像化もあったらいいと思う。