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3.5
東野作品としては、少々薄い印象。
結婚を目前に控え、式の準備に忙しい主人公・真世の父親が自宅で殺害される。
教師生活の長かった父は、数日後に控えた真世の同期の同窓会を楽しみにしていた。
折しも、父の住む真世の故郷では、アニメの爆発的ヒットで地元の英雄となった同級生の力を当てにした町おこしに躍起になっている所だった。
駆けつけた真世の元に現れたのは…
数える程しか面識のない元・マジシャンの叔父だった。
その傍若無人な振る舞いに振り回される真世だったが、次第に彼の持つ卓越した洞察力と人をコントロールする能力に魅せられてゆく。
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事件の調査の仕方にリアリティーはないけど、新しい設定で面白かった。
探偵役のキャラがよく立っていたし、最後の謎解きのシーンなんかは特に、映像化したら見栄えがしそうだなと思った。
比較的ライトな作品で息抜きにはいい。
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ふと行った本屋に並べられていて、しかもその日が発売日で、そしてそもそも新作が出ている事なんて知らなかったから、おお!と思ったけど色々と忙しかったのでその時は買わず。
しかし、なんか面白そうだなーとずっと思っていたので数日後に購入。
早速読んでみると、2020年のコロナウィルスで世の中がどうなったのかという事が背景として書かれてびっくりした。
これはいつ書き始めたんだろう。
もしかして大筋は頭の中にあって、それにコロナ関連の出来事を後から当て嵌めたんだろうか。
もしそうではなくて、2020年のコロナ騒動が起きてから書き始めたんだったら東野圭吾は筆が速すぎるな、と思った。
物語は神尾真世という結婚を控えた女性の父親が、実家のある小さな町で殺害されるところから動き出す。
本当は帰りたく無いが帰らざるを得なくなって帰省する。
その小さな町はコロナの影響を受け、観光客が減り、活気がなくなり商店街は寂しくなっていた。
真世が実家で警察といるときに現れるのが主人公の神尾武史。真世の父親の弟。つまり叔父。
この武史がとても面白く描かれているのが本作の見どころだと思う。
ミステリーなのだが、主人公の武史は警察官や探偵ではない。
ただ、洞察力はとてもある。そして少し特殊な技術も持っている。
その特殊な技術は、廃業した過去の職業で培ったもので、ある意味本来の用途そのままにその技術を駆使して事件を解明していく。
武史が面白いのは、世の中のルールよりも自分のルールに従うという点。
次に、自分の中で組み立てたロジックを証明するために、人を騙す、盗む、盗聴するなどの行為をあっさりと行うということがある。
足で情報を集めて、証拠となるものを得て科学分析してなどの細かい作業などはしない。
当たりを付けた人間に近づいて、カマをかけて反応を見て、騙して情報を得ていく。
相手が警察官であってもスタンスは変えない。
かなり黒寄りのグレーな行為のオンパレードである。
真世がまともな反応をするがそんなモノは一蹴して意に返さない。
自分の信じる正義に忠実に行動する。
ミステリーの内容は王道で、コロナウィルス感染症により過疎化した町という背景があったとしても、まぁあこういう感じかと言った内容に思うが、主人公の型破りな謎解きが面白く一気に読んでしまった。
なんとなく続編が出そうな気がするので、王道のミステリーに突如現れたヤバい主人公って言うお話が読みたい人におすすめ。
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安定の東野さん作品。
今まで出てきたキャラクターとはまた違ったテイストと魅力を感じた。
後半の“種明かし”のテンポの良さは圧巻。
ページを読み進める指が止まらなかった。
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神尾真世(主人公)は、東京・市谷にある不動産会社に勤務している。婚約者は同じ会社の一年先輩である。
同郷の友達・桃子から連絡があり、近日中に同窓会と同級生の津久見君の追悼会を催すとのことである。
月曜日の午後、真世のスマートフォンが鳴った。出身地を管轄している警察署から、父英一が自宅で倒れているところを発見され、既に死亡が確認され、事件性があり遺体の外観や状況から明らかであり遺体の確認と自宅の現場検証に立ち合ってほしいとの要望である。
真世は英一の遺体確認後、翌日現場検証を行っていた最中に、謎の男が現れた。
父親は元中学校国語教師で、妻は六年前にくも膜下出血で亡くなって以来、一人暮らしをしていた。人望が厚く生徒や父兄にも信頼されていた。謎の男は、英一の弟の神尾武史という。彼は高校を卒業した後、マジシャンになる夢を持って渡米。しかし、いつの間にか帰国していた。
英一の死因は絞殺だった。扼殺ではなく、凶器は見つかっていないが、タオルのような柔らかで幅が広いもので絞められたようである。武史は、『俺は犯人逮捕を警察に任せっきりにするのではなく自分の手で真相を突きとめたい』真世も『お父さんが誰に、なぜ殺されたのか、私も自分の手で調べたい』
二人が協力する探偵物語の始まりである。
事件の背景―かつて英一が勤務していた学校で、娘真世も通学していた。同期だった生徒の中に、漫画家になり爆発的な人気をよぶ人物がいた。地元には、観光客を呼べるようなものはない。そこで漫画家人気にあやかり、なんとか起死回生を狙って盛り上げようという思いが渦巻いていたのだ。しかし、新型コロナ禍で観光客の来訪が望めなくなったのだ。
武史の推理は、大胆かつ華麗で憎いほど演出に拘っていた。
おもしろい。
何とも世相を反映する小説だが、将来に希望を持っておうち時間を過ごしたいものですね。
読書は楽しい。
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初めてしっかりと東野圭吾の作品を読んでみたがコロナのことを巧みに交えつつ話術を上手く使いながら少しずつ解かれていく謎がとても面白かった。
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元マジシャンのニューヒーローが登場。被害者の弟という設定で、謎解きを姪と行う。容疑者は、姪の同級生。最後は同窓会で少し強引かと思われる謎解き。スリルはなく、ドラマ化がせいぜいか。
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面白かったけど…なんというか普通??
初めての東野圭吾作品。有名な方の作品なので期待して読んだところがあったのかも。
叔父さんのキャラクターはかなり好きだし伏線回収も良かったけど、作品に引き込まれなかった。
他の東野圭吾作品を読みたいとも思えなかったからしばらくはいいかな。
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東野圭吾さんの最新作!
コロナ禍の現代が描かれていて、小説の中身も今の時代に合わせて変わってきているんだなと感じました。
元中学教諭の神尾英一が何者かに殺害され、その娘・真世と英一の弟・武史が犯人を探すミステリーです。
武史おじさんが非常に魅力的なキャラでした。
話術が巧みで頭の回転が早い。しかもマジックを極めただけあって手先が抜群に器用なので、人のスマホを盗み見たり、物をすり替えたりするのも朝飯前。
そんなこんなで真世・武史ペアは独自に捜索を進め、警察よりも先に犯人を特定することができるのかー。
とても読みやすかったですし、真相が気になってあっという間に読了しました☆
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小さな町の計画がコロナによって奪われる。どこにでも起こりうることが描かれていて、そこに殺人事件が絡んでくる。油断ならない探偵の行動、言動。周りを欺きながら事件を調べていくその過程が面白い。この探偵の作品をもっと読みたくなる。シリーズになれば嬉しい。
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ショーマンって、こんな意味かって、読んですぐにわかるんだけど、こんな神様みたいな人いるのか?って突っ込みながら読みました。まあ、お話の探偵はみんな神様レベルか。主人公の真世目線でショーマンの謎解きにびっくりしながらぐいぐい読めます。犯人がいまいちかなー。東野圭吾に期待しすぎだからそう思っちゃうのかな。
キャラクター楽しいので、続編でたら多分読みます。なんで帰国したのかとか転職したのかとか、この結婚はどうなったかとか気になるしね。
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東野圭吾らしいテンポある語り口で軽快に話が展開される。手品師の叔父の巧みな心理学に裏打ちされた推理は、心地良く感じる。ぶっきらぼうのようでいて、実はかなり繊細な叔父がとてもいい味を出していて、あっという間に読み終えた。
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東野作品は、ミステリとしてただストーリーを追っていくものと、感情移入できるのもがある。
この作品は前者のほう。
家族を失った人間があまりにドライすぎた。
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東野圭吾作品が好きで、新作ということで購入。
今のご時世の内容とマッチさせた掴みから始まり、流石だな〜と思いながら読み進めました。
どの作品にも勝手に一貫してると思っているのですが、色々と最初から伏線が張られていて、どれが最終的に繋がるのだろうと?とワクワクしながら読み進めました。
色々な作風をかける作家さんだなと改めて思いました。
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これぞ、エンターテインメント小説って感じ!
たまには、いいなぁ、こういう小説も。
しかし、コロナをきっかけに世の中が変わったことが、もう小説として成り立つって、凄いね。時代の流れは早い。
叔父さんはいいキャラクターしてる。この叔父さん居てこそのこのストーリーなのかな。