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むつかしい本を読んだあと、読みかけだったこの本を、今度はワクワクするすると読んだ。ブックオフ、最強。ブックオフを語る人々、最高。岬書店さんのスリップ、大好き。(読んだのは岬書店さんの)
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本好きの人の心の中になら
絶対にあるブックオフとの思い出
それは暴れん坊のように定価の半額
や100均棚にこれが?みたいな時期を経て
バーコードリーダーによる徹底した商品の値付けに代わり
(アマプレとの乖離差を是正)
どうにも過去がよく見えてしまって
もうありえない思い出をしがんでしまう
これだけ本の楽しさを教えてくれて
すそのを広げてくれたことが
よりによっていろんな反感を買い
自分の首を絞め
リサイクルセンターみたいなバザールやハードオフみたいな
形態にならざる負えなくなったのはなんか物悲しい
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行きつけの店舗、潔いまでの暴力的な値付け、せどらーとの攻防…ブックオフloverによる、ブックオフ論集。
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ブックオフとのかかわり方、ってそんなことができたんだという感じ。少し前まではおおらかな時代であったと改めて感じた。
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○ブックオフにに2〜4時間いるガチ人のエッセイ。同レベルの人なら面白いと思う。自分はまだまだでもっとブックオフ行ってもいいんだと思えた
○せどり対策で値上げしていたのは、この本で初めて知った
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ブックオフによく行くので、ブックオフあるあるから、もっとディープな知らなかった話まであって面白かった。カバーのデザインから、中表紙までブックオフに合わせて工夫されてるところも惹かれる。
複数の著者によるブックオフにまつわるエッセイ的な短い文章と、それにまつわる漫画数コマで構成。
特に、せどらーとブックオフのせめぎ合いが1番良かった。
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・毒にも薬にもならないブックオフ語り。くだらない熱量がこもっていて、すべての文章が最高に愛おしい。
・目当ての本を求めてブックオフ店内をさまよってた頃を思い出して共感しまくり。100円棚はオアシス。
・「せどり」文化史、これもう論文じゃん。
・本屋とも古本屋とも違う、ブックオフでしか味わえないあの魅力を再確認。久しぶりに行きたくなったな。
・装丁からも迸るブックオフ愛。背表紙のシール、最初見たとき剥がそうとしちゃったよね。
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駅前の雑貨屋さんで見つけた本。ブックオフ好きとして共感の嵐でした。とっても面白かった!日本全国のブックオフ巡りしたいです。
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本を開くと知らない草原が広がっていた。
知らない誰かが必死にブックオフで生計を立てている様子が頭の中でイメージとして立ち上がり、名前も知らないその誰かに思いを馳せた。
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図書館で偶然見つけた本。後ろ表紙に¥1300-の値段シールが貼っているわ、と思ったら、印刷でした。
私はほとんど古本屋を利用しないのですが、副題の『みんな、ブックオフで大きくなった』につられて読んでみました。
書店経営者など8人の方がブックオフの思い出や古本愛を語られています。せどらー(古本を転売する人)とブックオフの衰退についても書かれています。
章と章の間に入る大石トロンボさんの熱いマンガが面白すぎです。古本屋あるあるネタで熱く後悔するよりぬき新古書ファイター真吾の姿に笑ってしまいます。
印象に残ったのは京都の書店、ホホホ座の山下賢二さん。
『ブックオフには『ザ・売れてる本』『ザ・売れてた本』が並んでいる。』
『ブックオフって、やっぱり時間を超えたものに出会える場所なんですよ。昭和のものにも出会えるし、平成のものにも出会えるし、令和のものにも出会える。その面白さがいちばんの魅力じゃないですかね』
ジュースと古本って同じぐらいの値段。そう思うとすごく安い。それがいいか悪いか、難しい問題です。
いちばん良くないのは、本を読まないこと。紙の本がもっと読まれるように願うばかりです。
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みんな、ブックオフで大きくなった
表紙のこのコピーが物語っているように、識者たちによるブックオフを巡るエッセイ集と言ってよいだろう。
冒頭を飾る武田砂鉄氏のエッセイに激しく共感し、避けて通れないせどらーとブックオフの価格設定の変化にまつわる話など、楽しく読めた。
ブックオフを回るツアーや、家族や友人と一緒の旅行先で見つけたブックオフへ立ち寄れるかどうかなども、激しく共感できた。
カードゲームのスペースが増えても構わないので、ブックオフはなくならないで欲しい。
けど小説以外の文庫をジャンルで分けるのは見づらいので、出版社別にして欲しいなと思う。
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「ブックオフなのに本ねーじゃん!」
皆さん、最近どう?ブックオフ行ってる?
かくいう私は先日、8、9年振りくらいにブックオフへ行きました。と言っても本を買う目的でなく、仕事先の最寄りに早く着いてしまった為に時間を潰せるところを探していたら目に入ったのがブックオフだったから入ってみた次第です。そこで心中に巻き起こったのが冒頭の叫び。寺田心くんのメッセージはちゃんと私の中に根付いておりました。
「ブックオフなのに本ねーじゃん!!」
そう、ブックオフなのに入ってすぐに広々並んでいるのは中古ゲーム機・中古ゲームソフト・中古おもちゃ・中古フィギュア・中古スマホ・中古家電・中古家具・中古CD・中古DVDなど。ブックは奥の奥にありましたが、やたら隅へ追いやられていた印象でした。
なぜ前回訪店日の見当がつくかと言うと、その当時、新卒入社して一人暮らしをしていた私はとにかく金欠で生活費にも困ってしまい、小学生時代より集めていた『ONE PIECE』やらジャンプコミックス版『シャーマンキング』やら角川スニーカー文庫『ガンダム』やら富士見F文庫『魔術師オーフェン』やら『コミックボンボン』やらプレステ1のソフトやらスーファミのソフトやら『007』のDVDやらあらゆるものを泣く泣くまとめて売りに行った記憶が強烈に焼き付いているからです。未だに惜しい。せめて買われていてくれ。
はてさて、本書は7名の識者によるブックオフをめぐるつれづれをまとめた一冊であります。
一番しっくり来たのは「時間を超えたものに出会える場所」(p30)というホホホ座の山下賢二氏による例え。また、「『オッサン』がいつまでもいていい場所」(p36)というのもわかる。超わかる。『オッサン』はその辺にダラダラいちゃいけない、いるだけで咎められる存在だからねえ。
夢中で読んだのは「専業書籍せどらー」であるZ氏の章。ブックオフっていっときそんな無法地帯化していたのね。まあでも、立ち読みしてるだけのやつよりも買ってってくれるだけまだ良いっていうのもわからんでもない。
かつてに比べたらブックオフの蔵書量は減っているのかも知れないが、誰がどういった思いで一度はその本を買いそして手放すに至ったのか、そんな事をふっと考えてみたりすると、棚に並ぶ一冊一冊がもしかするときらめいて見える事だろう。古書価値的な意味だけでなくね。「本ねーじゃん!」なんて言わないよ。
後ろにブックオフっぽい値札シールが貼られているカバーデザインとか、カバー下に隠された夏葉社近隣のブックオフマップ?とか、凝ったつくりが面白い。
1刷
2023.12.13