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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作がよかったので引き続き2作目も読みました。前作同様に共感できて、それだけでも、読んでよかったです。
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"過去の私の極端な思考がいかに怪物のようだったかを実感している。私自身と他の人々を見下して、小さな失敗や欠点をあげつらい、あるいは誤解して、その人の全てを罵倒した傲慢な日々。硬直した思考は私自身と周囲のみんなを苦しめた。今もそういうところはあるが、よくなってはきている。"
"とにかく非を早く認めて、反省は簡潔に、すぐに実践すること。絶対的なものはない。自分の考えを他人に押し付けてはいけない。当たり前のことこそ忘れやすい。"(p.173)
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前巻と同じく
一人の患者のカウンセリング内容をそのままおこして載せた、今までに見たことのない一冊。
会話形式なのがまどろっこしく感じる人もいるかもしれないが、
まるで作者の、日常の中で得たお宝(精神的成長や発見)をこちらがザクザクと発掘しているかのように読み進められる。
(→読者も共に自分を見つめ直し新たに発見するように。それが、ただエッセイや知識を並べた教科書のような本を読むより、自らの血や肉となる)
あえて遠回りみたいな会話なのが、
(人は鏡というが)私たちが著者に共感、肩入れ、追体験するかのように文を追い、共に成長できる秘訣
なのかなと読後感じた。
一人の患者さんの、体験記の良さを
これでもないかというほどに
読者に還元させる
超良書ではないかと思う。
どこにでもいそうな女性のどこにでもありそうな日常の"カウンセリング"だからこそ、
突き刺さるものが多いのではないだろうか。
特に、同じように心を痛めているような人たちに
是非読んでほしいと思う。
少しスッキリする。
なかなか本を読み返すことのない私だが、
この本ならまた立ち帰ってみたいと思う。
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著者と精神科医の、対話+コラム集。生きづらさのループを繰り返しながら、少しずつ回復していったり、戻ったり、の記録。
「傲慢だったことがあるから、傲慢にはなりたくない。自慢しいで利己的だったことがあるから、謙虚で利他的でいたい。生まれつきの善人ではない以上、自分自身や他人の経験を通すことでのみ、学び、改善していけるのではないだろうか。」
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まるで私が書いたのかと思うほど、著者に強く共感した。読めば読むほど著者の苦しみに共鳴し、心が掻き乱され感情が溢れて止まらなくなった。
私もこの著者のように変われるだろうか。
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1冊目より先に2を読んでしまった。
読み始めたら止まらなくて、一気読み。
鬱のある人も、ない人も、自分を分析したり悩んだり自暴自棄になったりする過程を客観的に観れるので、一読の価値ありと思いました。
最後に書かれた一言が素晴らしい!
是非、これからも書き続けて欲しい作家さんです。
1冊目も読みます。
ここからは個人的な余談で、あまり参考にはならないと思いますが…
私にも何かトラウマ的な蓋をした何かがありそうなのに、こんなに感情的になったり自分と向き合うことができなくて、未だにグズグズしているので、(それほど大きなトラウマでもないからなのか?)こんなに大変な感情と向きあうのは辛いだろうが、一つづつ前進している著者を羨ましく思えたりもしました。
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・「訓練された優しさ」
・「今日の私はちょっとダメかも」と思うことは、普段の自分は大丈夫だということ。
・不足する自分を受け入れるのではなく、自分を否定的に見ないことを選んだ。私にだって輝けるところはたくさんある。
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私: 実は私、アグリーセーターがものすごく好きなんです。でもアグリーセーターはその名の通り見苦しくてダサいし、デザインや色によっては過激だなと思って買わないことが多かったんですが、今回はこれ(クリスマスセーター)を買いました。
先生: 全然、アグリーじゃないですよ。可愛いじゃないですか。
私: クリスマスまで毎日着るつもりです。その時までしか着られませんからね。
ああ…ここを読んで涙がでた。
私の価値は私自身が決めたい。他人が何と言おうと私が感じたことをそのまま感じたい。
そう思っているけど、なかなかうまくいかない。どうしても他人が決める私の価値を気にしてしまう。
著者の吐露する感情に、それ私ひとりだけじゃなかったんだ、と慰められる。私自身が、そんなことを気にするのが恥ずかしくてみじめで、言葉にするのが怖くて、日記にすら書けなかったことを、勇気をだして本に書いてくれてありがとうという気持ちです。
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自分で自分を傷つけ、憐れみ、そんな自分に依存する…。生きづらさのループから抜け出すためたどり着いた心のありかたとは。繊細な心を描き、各国で話題のエッセイ、その後の話。(e-honより)
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こういう時にこういう感情を持つことがある人もいるという勉強にもなった。
1は気分が落ち込んでいる時に読んだから、すごい共感できてああ、そういう気持ちだ。私も。と共感しながら読めたけれど、この2を読む間に色々なことがあってちょっとずつ前に進んできた結果この本を読む頃には、作者の気持ちに共感できなくなってしまうところまで来てしまった。
ただ、いつ自分があの時に戻るのかきっかけが何なのかはまだまだ分からない。
だから、もしまたあの気分になった時はもう一度この本を読んで一緒に回復していこうと思う。
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よく考えてしまう人が自分を傷つけてしまい、それになんとか立ち直っていく物語。
私は私でしかないのだから、どんな私でも受け入れていく気持ちが大事なのだと感じた。
生きづらさは環境的要因ももちろんあるが、その人の考え方次第で変わる部分もあるのだと気づいた。
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他人に言えるほどのことじゃないけど、
自分自身がすごく動揺したり、自信を失ったり、
そういう出来事に多くの人が日々遭遇してると思う。
物語ででてくるカウンセラーさんのように、
一方引いた視点で水を差すようなことを行ってくれる人がいると心が軽くなるだろうなと思う。
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今回も読みやすく、3時間?くらいであっという間に読み終えた。
この本を読んで良かったことは「病院の精神科」という所の偏見が薄れたことと、やはり人間には変化していく力があると再認識できたことだった。
自分の弱さを受け入れることって、容易いようで難しいことなんだな。
次はもう少し、コミカルでクスッと笑えるような作品を読んでみよう。
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珍しく2から読んだ。
タイトルと絵のポップな感じとはかけ離れて、カウンセリングの先生と 私 が対話すること、そして考えたことや行動、自分の周りとの会話やそれを受けた自分の気持ち、なの素直に書かれている。
最後前向きになっていたので良かった。
あぁ、鬱になる人はこうやって自分を奮い立たせて頑張ってるんだなと思った。どこの国でも、誰でも、同じで。