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お金が全ての主人公について、シリーズ化してどんどん本人を掘っていってほしい。
この一冊だけでは物足りないくらいの強烈キャラ。
序盤はなんだコイツと思っていたが、、
どんどん人間らしい気づきや、女として共感するところも多々あり、惹き込まれていった。
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主人公麗子のキャラクターに惹かれる作品で、途中でだれることなくテンポよく進むので読みやすかった。
私がミステリーで好む種明かしでスカッとする爽快感はあまり感じられなかったものの、オチの付け方には納得がいった。
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本サイトでも上位にランクインしていたのと、表紙が印象的であったため読んでみた。
なにより驚いたのは、作者が現役の弁護士であるという点だ。今は休職中だそうだが、作中でも度々登場する用語や描写は非常に詳しくてリアルであった。
主人公剣持麗子の最初の印象は最悪であった。いくら稼ぎが多いからといって、彼氏の精一杯の指輪のプレゼントを付き返すなんて酷すぎる。しかもその場で別れを告げるとはなんて身勝手な女だろう!と思ってしまった。
しかし、読み進めていくうちに彼女へのイメージは間違っていたと思わされた。それどころか尊敬の念さえ抱いた。
たしかに彼女は自分中心主義で、性格も良いとは言えない。しかし、どこまでも自分の欲とクライアントを優先する強いハートの持ち主だ。世の中の人はお金を求めすぎることを悪とする。それでも所詮はお金がなければ私たちは自由になれない。彼女のような貪欲すぎる一面も私たち、特に女性たちには必要なのかもしれない。
彼女の強さの要因の一つに、弁護士ならではの知識があると思う。彼女は様々な場面に遭遇するたびに、弁護士の知識と経験を生かして冷静に対応していた。司法関係の仕事に興味のある私には、そんな彼女が眩しく思えた。
私たちはもう少し貪欲に生きてみても良いのかもしれない。
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お金に執着が強く、美人で頭の切れる女性弁護士が、過去に三ヶ月だけ付き合った大企業の御曹司の謎の多い遺言について知り、そこからミステリーが始まる。
作者が弁護士なだけあって、遺産相続や警察とのやり取りの部分は細かく描かれていて非常にリアリティがあった。
また、女性の登場人物はそれぞれに特徴があり親しみやすく、主人公も現実的でお金に糸目がなく冷徹に感じるが、たまに人間味のある部分が出て非常に愛着が持てた。
謎の多い遺言で最後どのようになるのかと思ったが、うまくまとまっており、読んだ後にそういうことかと納得できた。
この主人公が出てくる、また違ったシリーズも読んでみたいと思った。
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話の展開、キャラクターの個性、読みやすさからこのミス大賞は納得。
誤字があったのは初版だったからでしょうか。
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大手弁護士事務所に所属する剣持麗子。彼女は、対価に見合った人生を送っている。仕事の場合は、高報酬。恋人の場合は安物の指輪は厳禁というお金には、ものすごく拘っている。ある日、現在の恋人をフり、寂しさを紛らわそうと元カレの電話番号をあさっていたら、一人の元カレを思い出した。彼は森山栄治。3ヶ月しか付き合っていなかったが、イケメンだったため、久しぶりに連絡しようとメールした。
しかし、彼は亡くなっていた。おまけに奇妙な遺言状を残して。それは世間をも巻き込む騒動にまで発展します。果たして、この真相は?
第19回「このミステリーがすごい」大賞で大賞を受賞した作品です。遺産相続をテーマにした作品でしたが、現役の弁護士が書いたということで、法律用語やビジネス用語が多く散りばめられています。あまり用語はわからなかったのですが、何となくこういった意味だということで楽しめました。
なんといっても主人公のキャラクター性が面白かったです。
高報酬のために働く弁護士で、最初はこういう女は嫌だなと思っていましたが、格好良さやスタイリッシュさ、潔さなどが読み進んでいくと、それが魅力的に見えてくるので、キャラが際立っていました。
ストーリーとしては、2時間サスペンスのように起承転結がしっかりとしていて、スピード感や意外性もあり、最後まで楽しめました。遺産相続だけでなく、殺人も絡んでくるので、エンタメ性としても面白かったです。ちなみに、森山家の人物が多く登場し、さらに○治という人が多く出てくるので、誰が誰だか、ちょっと苦労しました。
しかし、一筋縄ではいかない人間関係がしっかりと練られていたり、遺言状に込められた背景がしっかりと組み込まれていたりと複雑さが絡んでいて、大いに楽しめました。
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第19回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作、著者は弁護士でもある新川帆立さん。「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して亡くなった御曹司の元彼、主人公の弁護士・剣持麗子は犯人候補に名乗り出た元彼の友人の代理人として、その友人を犯人に仕立てようと奔走するミステリー。出てくるキャラクターが全員個性的で面白い(麗子のキャラが一番立っている)。難しい法律とか行動経済学の話も出てくるが、作中で麗子がわかりやすく解説してくれるのもあり、非常に読みやすかった。
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女性の弁護士が主人公。恋人からのプロポーズと婚約指輪を、カルティエのダイヤが小さくて安いからと断る。とんでもない始まり方をする。お金に煩い個性的主人公が元カレの奇妙な遺言書に巻き込まれながら魅力的に描かれていく。
面白い。
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煽りで面白そうだなと思っていた本。
キャラの確立した女性弁護士が主人公。
キャラがハッキリしてる話って当然だけど、そのキャラとの相性が大きいですよね...
強気で美人でお金が好きって要素は好きなのだけど、なんだかあまり魅力的に感じられず。。。
残念な感じでした。
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犯人に仕立て上げるという設定は引きがあり、プロットもしっかりしていて読みやすかった。
ただ、主人公の思考や感情などのキャラ設定が所々ブレているように感じ、所々違和感を持った。
もう少し主人公の変化にストロークがあればと言う感じ。
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登場人物がとても個性的。
ハッキリした主人公のキャラクターに圧巻。
読み進めるうちに途中で止められなくなりました。
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主人公が才色兼備でお金至上主義な女弁護士という強烈さに惹かれぐいぐい読まされました。結末も成る程と唸らされる練り込まれた展開で面白かったです。
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赤色が好きな自分は、ほとんど「ジャケ買い」でこの本を買った感じでしたが、よく見ると『このミス』大賞受賞作!
という事でもちろんの事面白い本だった。登場人物が多く途中途中で戻りながら読むところもあったが、よくできたミステリーで最後までワクワクしながら読めた。剣持麗子のキャラもどこか気持ち良さを感じるようなスカッとした女性弁護士。シリーズ化の予感がします。
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軽やかにサクッと読了できる本。
それは状況描写とか、
登場人物の個性の出し方とか、
難しい法律の説明の入れ方とか、
細かいテクニックと推敲が入ってるんだろうなぁって思う。
分かりやすく伝えられる頭になりたいですね。
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犯人がたくさんいるという設定と、弁護士が1人を犯人に仕立て上げるというストーリーが奇抜。
主人公の女性弁護士のキャラが際立っており、性格の描き方がうまい。この事件を通じてその女性弁護士の成長が感じられるし、馬鹿げた設定にもちゃんとミステリーとしてのオチが存在していてよく作り込まれた作品。