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ロックダウン みんなのレビュー
- ピーター・メイ (著), 堀川志野舞 (訳), 内藤典子 (訳)
- 税込価格:1,200円(10pt)
- 出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
- 発売日:2021/01/16
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文庫
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紙の本
“LOCKDOWN”、まさに直球のタイトル。
2021/02/23 03:48
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
致死率80%にも及ぶ新型インフルエンザ(H5N1型)がロンドンで発生。
死者は数か月で50万人を超えた。医療は崩壊し、都市封鎖(ロックダウン)の措置が取られて多くの人々はステイホームを強いられている。エッセンシャルワーカーだけでなく、人々にとってマスクと手洗いは必須だ。
そんな中、新しい病院を建てる工事現場で肉をそぎ落とされた子供の人骨が発見される。妻との離婚で最愛の息子との時間が取れなくなった刑事のジャック・マクニールは、息子ショーンを優先するために退職しようとしていたが、人手不足のために「最後の仕事」としてその事件を担当することに。
感染リスクにさらされつつ、マクニールは調査を進めるが、関係者とおぼしき相手が次々と殺されていき・・・という話。
没原稿が今回のことで採用されたというが、最近の視点でリライトすればものすごいものになったのではないだろうか・・・という気もするのだが、そうするとかなり別作品になってしまうのかも。これはこれとして、また別の作品が描かれるのかもしれない、と思っておこう。
新型インフルという設定なのでH5N1型などインフルエンザの説明が出てくる、この一年以上コロナウイルスの特徴ばかり読んだり聞いたりしてきたので、なんだかそれが懐かしい程になっている哀しさですよ。
刑事もまた、エッセンシャルワーカーなんですよね。
リスクが存在するとわかっていても、とっさに人を助けるためには行動するし、情報を持っている相手には食い下がらねばならない。大変なお仕事です。
物語はちょっと陰謀論的方向に進んでしまうのですが、パンデミック下においても「情けは人の為ならず」であると実感させていただいたことがいちばんの読みどころかしら。
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