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チェスを知らなくても読める、学園ミステリー。
電車に乗って読んでいたところ、乗り過ごしそうになりました笑
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柚子子に容赦なく、チェスも謎解きもさらっとこなす完全無欠の終くんだが、そんな彼も高校生。
最後の最後に彼の弱みと、そんな彼でも越えられない存在が出てきた点がよかったと思う。
完璧すぎるヒーローではなく、少し人間味を感じることができたので。
学園ものの日常ミステリ系だが、扱っている謎が色々な意味で重いので(友人の死、待機児童に関わるもの、親友の停学レベルのやらかしなど)事件の面だけで見ると欝々しそうだが、柚子子が明るいキャラで、終くんとああだこうだと言い争いをしているので、そんな空気を吹き飛ばしてくれる。
だから欝々しすぎず読めた。
柚子子の真っ直ぐな性格は、謎解きの面でも友人を救う面でも助けになっていた。
いい主人公だ。
個人的には絵の謎の話が印象的だった。
絵の美しさも真相の哀しさも、それでいてあっけらかんとしているこの回のゲストキャラも。
このキャラが後半に柚子子の背中を押してくれる展開も胸にグッとくるものがあった。
彼女は色々なものを乗り越えて、そのキャラのまま生きていって欲しいなと思う。
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学園ミステリー。竹を割ったような伸びやかな女子高生とお決まりの気難しい探偵男子高校生がおりなす短編連作。舞台が学校とチェス喫茶店。チェス喫茶店は面白い発想で上手く味を出している。キャラクターが実に良く描かれていてプロットもしっかりしている。次回作品が出るなら楽しみな作家さん登場ですね‼️
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これ好き!柚子子ちゃんがうじうじしてなくていい。まっすぐぶつかっていくかんじ。世野くんとのかけあいも楽しい。
ぜひ続編が出て欲しい。
それにしても、世野くんお店のことは秘密にしてるパターンかと思ったら、意外とオープン。学校でもそれなりに柚子子と交流してるし、ファンの子に怒られたりしないのかなとハラハラした。
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子どもの頃に訪れたことがある喫茶に
どうしても行かねばならない理由があった。
子供だから、という最初の始まりから
子供だし、で語られた、あの日の、もしかして。
これはこれでほんわかするものがありますが
作中は…頑張れ、としかいいようがない使われっぷり。
連続短編で、チェスが絡んだミステリー。
最初の話はありそうな感じです。
が、店自体に傷を入れるのはいかがなものかと。
話自体も、ちょっとどうかな、な現実が
ひょっこり見えてみたり。
2話目なんかは、本人の口から理由が語られましたが
それがなければ、残り学校生活どうするのか。
3話目は、結局行政が…になるかも、ですし
4話目に至っては、2話目よりも無理難題通そうと。
気持ちとしてはいい事なのですが、関係部署各位は
なかなかに難しいのではないでしょうか。
ちょっと主人公の思考回路に、共感できない部分が
多々ある話でした。