紙の本
好感がもてる主人公
2021/05/17 11:08
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
異世界転生ですが、転生のしかたが新鮮に思えました。また、転生先が軍神っていうのもおもしろいな、と。男装して戦指南、癖のある将軍と、いきなり大変な状況にほうりこまれた主人公だけど、めげずに、たくましい主人公に好感がもてました。文章もテンポよく、ユーモアがあって、よみやすいです。が、後半さくっとおわった感じでちょっと残念。将軍や皇子など、登場人物も魅力的なので、もっと長めで読みたかったとも思います。
電子書籍
細かいことを気にしなければ楽しめる
2023/10/15 01:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
身寄りも仕事も恋人もなくした主人公は突然雷と共に落ちてきた刀に打たれて中華風異世界にいた。
300年前の軍神そっくりの姿で、当時と同じく外敵に脅かされている中で宝刀を手にやってきた彼女を軍神の再来と思い込んだ人々に迎えられ、生きていくために軍神と偽る男装主人公の物語。
世界観や戦の趨勢、そして恋愛っていう話の展開はまずまず良かったと思うんだけど、ただの世界史塾講師という主人公の設定が物足りなかった気がする。
というか、めちゃくちゃ設定に無理があったよね。
せめて剣道有段者だったとかいう設定も欲しかった。
宝刀を握ると勝手に右腕が動いて戦えるっていっても、右腕に振り回されてたら足腰のふんばりもきかないし、捻りもきかないし、さすがに将軍に勝ちましたはポカーンだった。
それに、数ヶ月で武具を着て乗ったこともなかった馬を乗りこなして戦場を駆ける。
無茶でしょ!話の展開は悪くなかったのに、主人公の設定盛りすぎで荒唐無稽になってしまったのはとても残念。
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続かない……の、かな? 歴女にしてはアレだとか、突っ込みどころは満載だけど、それなりに楽しかった。まあ、一応、区切りはついているけども。その先の三角関係っぽいすったもんだもちょっと見たかったかなぁ、と。設定のアレな所はもうどうでもいいので。
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かつてこの世界に呼ばれた軍神と瓜二つの顔をした主人公(女性)
先代はどれだけ中性的な、もしくは女性的な顔をしていたのだろうと変なところが気になった。
御するのが大変そうな将軍に好かれることになるので、多分彼女が男性的な顔をしているのではないと思うのだが。
剣に貫かれて(と粗筋にあったが、実際にささったのかは具体的な描写がないので分からない。右手で刀を持てたようなので、ただ当たっただけか衝撃で弾き飛ばされたようにも思える)異世界に召喚されるという最初からかなりのハードプレイ。
しかも馬にも乗ったことがない現代人に戦をしろという無理難題。
彼女、公には男性ってことになっているが、生物学的には女性なんですけれども。
多少雑学や知識はあっても、実戦知らずの女性ですけれども。
しかも頑張っても元の世界に帰れる保証もないし。
(恐らく剣に貫かれている?段階で、元の世界の彼女は死んでいるのではとも考えられるし)
しかも彼女が軍神としてやらなくてはならないことは、敵国への対応もだが、皇族の後継者争いの解決も含まれてくる。
これは果たして軍神の仕事か。
彼女と手を組むのは今は劣勢の方の皇子。
優勢の皇子の方は、どうもきな臭い感じ。
事実、色々企ててはいたのだが、明らかになってみると、少し頭の足りていないというか詰めの甘さが気になるというか。
頭をフル稼働しなくてはいけなかったのは、やはり戦の方だったかなという気がする。
本当に女性相手に容赦ないことをさせているからなあ。
その無茶を強いたのは将軍。
彼がまた最初は嫌な奴だったのだが、彼女に好意を持ちだしてからは、多少気の毒になったと言うか可愛くなったと言うか。
そして、しつこさが増したと言うか。
彼女の受難は軍神としての仕事が終わったあとも続く。
恋愛面は皇子との三角関係になるのかなとも思っていたが(皇子は色々未練がありそうだった)彼女がさっさと去ったため、三角関係には発展せず。
でも、前述通り、しつこい将軍から逃れるのは大変そうだ。
恐らく元の世界に帰れないこれからをどう生きていくのか、少し同情しつつも気になるところではある。
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勤め先の塾が倒産、1人だけの家族の母が逝き、恋人にも去られた明依。
夜、突然雷が落ちて来て、気づいたら中華風世界の霊廟に。明依は伝説の軍神様に瓜二つ。戸惑いながらも、勢いで、軍神・衛明として皇宮へ召喚される。
隣国の騎馬民族との攻防に揺れる皇宮。
二人の皇子の皇位争いに巻き込まれ、軍神を戦に利用したい将軍に振り回される。
世界史講師の知識を活かして、男装の伝説の軍神女子が必死にもがく。
いろいろツッコミどころは満載なんだけど、前向きで頑張り屋の明依、温和で薄幸な皇子、腹の中のわからない不死身将軍、と登場人物が生き生きとしていて楽しい。
もう少し三角関係を楽しみたかったかなー。
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将軍、意外とチョロいが、そこはまぁきっと明衣の魅力なんでしょう。デレた将軍がとてもかわいい。肝の座った軍神明殿はなかなかかっこよかった。
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表紙きれいだけど、他に挿絵も無く一枚しかないカラーなら、軍神テイストな衛明とか美形な将軍も描いてほしかった。