紙の本
ちょっと長過ぎ
2022/05/04 14:52
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう少し、エピソードを絞った方が分かりやすいのに……というのは、推理小説だからであって、加害者家族と被害者家族とのまさにタイトル、白鳥とコウモリ……の人間ドラマとして、この長さが必要だったのでしょう。
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東野圭吾って本当に外さないなぁ。。
こんなに分厚い本当になかなか他の著者じゃ読むの躊躇われるのに、あっという間だった。
舞台が門前仲町付近とあって、個人的に馴染み深いのも良かった。白鳥とコウモリが一緒に飛ぶようなものってすごくいい例え。
でも、実際“敵”である人とこんな風に惹かれ合うかなと思っちゃったり。
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作家生活35周年記念作品
『白夜行』『手紙』……新たなる最高傑作、東野圭吾版『罪と罰』。
確かに最近の著者の作品と比べれば、東野さんらしさ復活という感はある。だがやはり『白夜行』『手紙』と比べると言葉の重さというか、文章から伝わってくるもどかしさなどが違う気がする。
作品自体は確かに素晴らしいのだが、作家としての経験が若さゆえの粗さを凌駕してしまったのだろうか。
もやもやするようなラストだったら…と、考えてしまう。
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500P以上にわたる長編にもかかわらず、途中飽きることなく引き込まれ、一気に読み終えました。
後半のたたみかけがすごく、顔を上げ、これはすごい!ここからヤバイ!と呼吸を整えてまた読むってゆうのを繰り返しました。
最初はシンプルな話のはずが、すごい数の線が張り巡らされてるのでそれが繋がっていくのがさすが東野圭吾さんだなと思いました。
久々に昔、東野圭吾さんの作品を読んだ時のことを思い出すような作品で、作家生活35年の節目の作品として素晴らしい1冊になったと思います。
視点が刑事だけではなく、数人に変わって進められていくのもよかったです。
ただ、白夜行とは全く別物であるのでこの本はこの本として宣伝するのがよかったと思います。
この本は単品で素晴らしい作品なので!
白夜行と関連付けたことで読者の方に変な先入観?期待?のようなものがあったのでいろんな感想を持つ読者さんが増えたのかな?と思います。
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523ページ!大ボリューム。
中盤で、自供もあり、すっかり事件は片付いたと思い込んでいたが、被害者の娘が納得できない綻びのようなものを見つけ、再捜査を迫る。
この事件、まだ何かある!
そこからが面白かった。
美令と和真が会って疑問点を話し合うようになってからが、とても面白かった。
警察は捜査を終えた気になっている。
この事件に、納得していない被害者の娘と加害者の息子は、光と影のようで、
白鳥とコウモリが一緒に空を飛ぼうとしているようだった。
真犯人がわかり、意外すぎてびっくりした。
厚みを感じさせない内容。
一気読み。
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まさに罪と罰を焦点にした作品だった
また加害者、被疑者と被害者の家族と其々の視点で描かれた内容は考えさせられるものがあった
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手にとってみて
厚さに
ビビったけど
あっという間でした
被害者と加害者
罪と罰
白鳥とコウモリ
そうきたかぁ
ただのミステリーじゃなく
やっぱり
人間ドラマを
見せてくれる
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語り手が次々と変わりながら進んでいく。
この点はさすがの東野圭吾。
とても読みやすくそれぞれの登場人物の感情が分かりやすい。
序盤の方で、あっさり犯人逮捕。
そこからの展開は想像していたより深く驚きの展開であった。
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東野圭吾の罪と罰。
看板に偽りなしでした。
全体のテイストは
手紙と容疑者Xの献身を感じさせるものでした。
罪を起こしたものは家族含めて罰を受けるべきか?
容疑者の罰とは?
家族の受容できる罰とは?
罪の軽重を犯罪に立ち会った当事者の価値観で判断して良いのか?
冒頭の罪とエンディングの罪、犯罪者と被害者が入れ替わる事で、関わる家族の世評がドラスティックに変わります。
真実を判断して罪から罰を与える事の難しさを考えさせます。
また、この物語では罪を当事者の価値観で判断する事で当事者だけでなく、子供まで影響し、罪の連鎖を及ぼしてしまいます。
良かれと思った事が、悪い結果を及ぼす。
当事者の判断だけから罪を認定できない事を思い起こします。
白鳥とコウモリは白と黒 犯罪者と被害者の暗喩でしょうが、相対的なものでしかないという事を想起させます。
罪と罰、あなたはどう考えますか?
という問いを突き刺す好編と考えます。
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衝撃と切なさで、読み終わってしばし呆然。
なんていうことだろう。
まさか、そんな真相が待っているなんて思いもしなかった。
弁護士殺害事件で自白した犯人の語る動機。
過去の罪がそこまで長く影を引くなんて。
被害者家族も、加害者家族も救われない。
それでも、2人が悲壮な様子でないことに少しほっとする。
それにしても、許しがたいのは、過去の事件の被害者のあいつ。
あいつさえいなければ。
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本当に面白かった。
東野さんの本格的な推理小説を黙々と読んだ。
事件そのものに隠れた色々な事実があり、
これで良かったのか?の思いを抱え、事件は違う方向に展開していく。
それに被害者家族、加害者家族の真実を知りたいの思いが絡む。
そしてようやく見えた真実は、関係者の関係を違うものへと変えていた。
読み応えがあり、読み終わった時には充実した思いが残った。
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テンポがいいし、伏線を回収するスピードがちょうど良く自分で推理できる余白を残してくれているため、読後の爽快感が最高です。
早く映像化が見てみたい!2021年のベスト3を更新しました!おすすめです。
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「白鳥とコウモリ」
標題が意味するのは。
▪︎あらすじ
人情味溢れる弁護士が何者かに殺された。自首してきた男は素直に罪を認めるが、辻褄が合わないことが徐々に現れる。この男は本当に真犯人なのか。残された遺族は何故父が殺されたのか納得が出来ない。犯罪者の家族となった息子も父が知る故、何故殺人を犯したのか理解出来ない。被害者の娘と加害者の息子が真実を知るために、事件の真相を探るミステリー。
現代版の罪と罰。同作は東野圭吾の作家生活35周年記念作品。作者自身が「今後の目標は、この作品を超えることです」とコメントするほどの力作である。確かに力の入れようが伝わる。最後まで気が抜けないストーリーであり、随所に伏線が張られていて回収される。
白夜行と手紙に続く作品と銘打たれているが、これらよりミステリー寄り。被害者の娘と加害者の息子が真実を知るために動くのだが、この通りにいかない。途中起きる展開により、彼らの立場に影響があるが、これがミステリー要素を強めている。また、2人は遂に時効済の殺人事件まで遡ることになるが、ここで殺された弁護士と自首した男の関係性が現れる。この人と人の繋がりは、桐原亮司と西本雪穂、武島直貴と剛志に通じるものがある。
最後の締めは好みの問題。個人的には違和感なし。腹落ちしなかったのは、恋愛感情が生まれる辺り。加害者と被害者がどう変わって行くのかがテーマだから落とし所としてはあり得るのだけど、必要かと言われると無くてもよい。何故、恋愛感情が生まれるのか理由がよく分からなかった。
しかしながら、全体的に読み応えあるミステリー。
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タイトルの意味は、3分の2位読み進めてやっと掴めた。そこからはサクサク読める。
読了後は、なんかしみじみしちゃう。
ドラマ化か映画化されそう。
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わりと分厚い本ですが、面白くあっという間に読み終わりました。
早々と犯人が自白して、どういう話になるのかと思いましたが、まさかそんな展開になるとは。
美令さんと和真君の関係切ないですね…
でもいつか乗り越えて2人で幸せになれたら良いな。と思いました。