絶対可憐チルドレン ６１ （少年サンデーコミックス） みんなのレビュー

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投稿者：ao　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

兵部少佐には少し休んで欲しい気持ちもあるけど、欲しい時に欲しいフォローをしてくれるから、やっぱり抜けられては困る戦力だよなと思います。それ故に生き生きと松風くんを煽る少佐を見てると安心する(笑)松風くんがちゃんと自分の足で地に立つ強さを持ってて良かったです。

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投稿者：ぱぴぱぴこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

クライマックス感強めなシリアスかと思いきや、ネタ満載のコミカルさ。
あと、松風くんがここまでのキャラに育ったのは嬉しい。

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投稿者：ZATO　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ラスボスであるギリアムとの直接対峙の前の前哨戦と言えると思いますが、ドロシーと松風の解放編です。
ドロシーは皆本に執着するあまりそれしかないと思い込んでいるのを、薫の「あなたはこんなに可愛くて、強くて、まっすぐで、素敵な女の子なんだもん」の言葉に我を見失っていた心を開かれます。そして、皆本の「君は君のままで、素敵なんだ」のさらに一押しの言葉。これこそが、『絶対可憐チルドレン』あるいは椎名高志氏の作品を貫く重要テーマだと思います。その場面の前の薫たちが4人組アイドルとなっている幻は、課金をテーマにした歌詞等、相変わらずの椎名節のギャグが健在です。
松風の解放では、兵部少佐のイジクリ（苦笑）が絶品です。松風が我を取り戻した時の「勝手に俺の気持ちをなんのかの言うな!!」「それが無意味だとか失敗だとか、誰かの基準で決めるなあっ!!」は素晴らしいです。
58巻での薫の台詞「常識とか歳の差とか立場とかカンケーない！！好きなものは好きなんだ！！あたしはあたしでいることを、やめない！！」を別の角度から表現しているとも言えると思います。
また、畑健二郎氏の『ハヤテのごとく！』32巻掲載のカユラの台詞「他人のものさしで自分の大きさを測り直すな。味方がいなくなっても気にするな。ざわめく声がうるさいなら、もっと大きな声で黙らせろ。世界の中心はここだと思い知らせてやれ。」とも相通じると思います。ある意味、少年サンデーの根本理念を体現した台詞群ではないでしょうか。