紙の本
ちょっとどうかな
2021/06/10 09:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Masaru_F - この投稿者のレビュー一覧を見る
熱き魂の物語を書かせたら第一級の腕を持つ著者だが、本作は流石に終盤戦にかけてやりすぎ感が出てしまったのは残念。それくらい混沌とした国であり、希望が欲しいという点は理解したいが、乖離感が大きいと個人的には感じる。
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政治小説は普段読まないが、なぜか書店で目にして読んでみたくなり。結論、久しぶりに自分自身納得できる本に出会った感じ。テンポの良いストーリー展開も好感。
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ミャンマーを取材して書いたとされてる作品。旧ビルマか、ミャンマーになった時を参考にしてるのだろう。架空の国を題材にクーデターが起きる。色々な人々の力を借りてプリンスが立ち上がる。
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ヤコン国の国会議員が拷問を受ける。妻と息子が面会。息子ピートが嘔吐。
ピートはオックスフォード留学中に早稲田大学に移動。学生が政治に無関心なことに驚く。
大統領選挙の為に父が帰国
飛行機のタラップを降りている時 射殺される
元大統領はクーデターを察知し警備を強化
大学生がデモ デモ隊に発砲
ピートが立候補 ダントツで当選
早稲田の友人を誘う
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どこまでが、某国の史実でフィクションはどこなのか、勉強不足の私にはよくわからず、なんだかとらえどころがなかった。
民主主義がテーマなのだろうが、エンターテインメント的で本質的なものが見えなかったように思う。
やはり著者にはハゲタカ路線の経済・社会小説を切望する。
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『民主主義を問う』などと言うほど深く論じられたものではなく、テンポよく読める都合の良い展開の娯楽モノ。ただ、人名がカタカナだらけで区別がつかずスッと入ってこない。
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真山作品としてはあまり出来は良くない。ご都合主義的なエンタメ要素強めな政治もの。民主主義を考えるのが主題なのかもしれないが、これも中途半端。ちょっと失望したので辛めの評価:2で。
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「平和ボケの退廃社会ニッポン」日本の民主主義ももはや死に体だけど、比較の問題。「自己分析ができず現実逃避するような大人たち」「自由があって豊かであってもなかなか幸せになれないんだなぁ」贅沢な悩み、いつまで?ミャンマーも遠くなった…
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メコンという貧しい国を舞台にした、政治劇。
民主主義がまだ達成されていない国で、彼らがどんなことを考え行動するのかを見るのが楽しかった。
やはり、アメリカやイギリスといった大国が一枚かんで来ており、そこの思惑の衝突が激しかった。
てっきり、民主主義そのものの失敗を描こうとしていたと思ったのだが、予想が外れた。
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軍事政権下の東南アジアの国・メコンの大統領選挙を巡ってのお話。〝民主主義は人を幸せにするか″というテーマらしい。
大統領選に出馬する直前に暗殺されてしまったジミー・オハラ。夫の代わりに大統領選に出馬しようとする母のグレイスと、それに違和感を覚えるピーター。また、彼を支えようとする日本の大学生・渉や、イギリス大使館員のカートライト。ジミーの親友のメコン軍人のシルバ。悪徳大統領ドミノ、、、等々、登場人物がたくさんいて、立ち位置を把握に、ちょっと苦労したけど、面白かった。
重いテーマを題材にしているのだけど、ちゃんとエンターテイメントしていて良かった。誰が味方なのか?大国の思惑とか、登場人物それぞれの願いとか、世界はやっぱり複雑だな、と思ってしまう。全ての人が納得して幸せになる選択肢などないのかもな。
だから、結局、多数決になっちゃうのよね、きっと。
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大統領選挙筆頭候補である夫を暗殺したアメリカと組んで大統領になることを目論む母に対し、息子が仲間を殺されながらも挑み大統領になる話
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秘密警察が国の体制に異を唱える知識人達を抹殺する様な専制腐敗国家を、民主主義国家に変えるべく、暗殺された大統領候補の息子と日本人の大学生が苦闘しながらも成し遂げて行く物語。
映画の様な早い場面展開で、楽しめました。
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東南アジアの架空の国メコンの次期大統領選に巻き込まれる大統領候補の息子ピーターとその周辺の人々の物語。
冒頭次期大統領候補が突然暗殺される衝撃の展開から始まる。その子のピーターが家族さえも信じられない状況で困難を乗り越え立ち上がる。
真山仁さんの作品大好きなのですが、
こちらは少々読みごたえが弱かった印象。
もっと自国の政治に関心を持づべきと感じさせた一冊。
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まるで映画を観ている様な作品。テンポよくアクションあり諜報合戦あり、、、
敵が誰かわからないのが1番怖い、と言う場面があったが、敵か味方が誰なのか、裏切り者は誰なのかと、最後までハラハラさせられた。大国に翻弄される途上国の悲哀も感じた。
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序盤から中盤にかけてはゆっくりとした話の流れで、中盤以降は早くなり一気に読み終えた。
ジミーからピーターへ委ねたモノは、秒でピンときたよ(笑)