純情オメガは恋から逃げたい みんなのレビュー

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投稿者：ささ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

産まれた頃にクスリを打って発情を抑えていて一生発情しないΩもいる社会。
受けは番を持たない主義のΩなのに攻めと出会った瞬間、発情しアルファが強引に行為をして妊娠。
数年後に攻めがやってきて、受けは頑なに番うのを拒み続けてって感じなのですが、頑な過ぎて面倒くさい人になってました。
精神的にも肉体的にも不安定になりがちだから周りがとにかく気を遣っているのですが、受けの考えが凝り固まって自分を追い込んでいるから更に気を遣わせていて、何だかな～って思ってしまいました。
その割に攻めが隠していた事を聞いた途端受け入れるとか、極端すぎてビックリ。
個人的には受けの好感度が低い珍しい作品でした。

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

遺伝子の相性という科学的データに基づいて番うのもいいけれど、精神的な結びつきで番うのも趣があっていいですね。

ネタバレがあります。

●大商社の御曹司でとくに優秀なα「エリートアルファ」の攻め・藤宮雅信
●田舎町のカフェで働くパティシェのΩ受け・結城　澪
●雅紀と澪のあいだに生まれた三歳の男の子・隼人
●オメガを保護する施設の代表者・北條良治
●良治の番でΩの医師・琴羽
○両視点

18歳になった澪は、オメガとして義務付けられた「お見合い」に参加することに。でも自立心が強くパティシェになりたいため、どんな相手でも断る前提でいました。ところが、相手の香りに澪は発情してしまい・・・

第二の性について理解や研究が進み、フェロモンではなく遺伝子診断で『運命の番』が分かるようになった社会を舞台にしたオメガバースものです。

初めての発情でアルファと寝て子どもを授かり、訳あってシングルマザーとなった澪が、三年後に迎えに来た雅信と紆余曲折の末に番になるお話でした。

第二性がもたらす身体への影響に振り回されながら、子どものこと、夢だった仕事のこと、そして番のことを一生懸命考えて最善を尽くす澪が健気。そしてエリートアルファの雅信〜！普段は超然としているのに、澪のことになると執着する二面性が面白かったです。

エッチについては状況説明型のセリフがエロくて、読み手もある意味、羞恥プレイでした。これぞBL小説の醍醐味！

honto限定版SSはアルバイトの野瀬視点による、四箇田とお付き合いするきっかけのお話。このふたりも幸せになってほしい