人生談義（岩波文庫）セット みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、紀元50年から135年ごろの古代ギリシア時代のスコラ哲学者エピクテトスの思想が詰まった代表作です。エピクテトス自身は著作を残さなかったのですが、アッリアノスという人物が若い頃、彼の下で学んだとき、エピクテトスが話すのをできるだけそのままの言葉で書き留めたものが『語録』として広まったとされています。またアッリアノスは『語録』から要点をまとめたものも残しており、それは『提要（エンケイリディオン）』と呼ばれています。同書は、岩波文庫から上下2巻シリーズで刊行されており、上巻は『語録』の第一と第二が、下巻は『語録』の第三と第四、それに『提要』が収められています。