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オカルトの美術 現代の神秘にまつわるヴィジュアル資料集 みんなのレビュー
- S.エリザベス (編), 井上 舞 (訳)
- 税込価格:3,520円(32pt)
- 出版社:青幻舎インターナショナル
- 取扱開始日:2021/03/18
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アート本
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紙の本
ヨーロッパ文化圏から見る世界。
2021/08/04 08:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットでオカルト関係のブログを書き、オカルト関係の雑誌などに寄稿している方の、オカルト関連図像の収集。
イメージのカタログといった感じで、解説・紹介文も(オカルト批判などは当然ないもの)バランスが取れて、良い本です。
オカルティズムの射程は、全世界を(そして全宇宙も)含むものですが、成立と発展などの歴史的経緯もあり、西洋文化の一部である側面が大きいです。
もちろん、オリエントや、インド、北アフリカ、東洋などにも触れますが、まさに触れているのであリ、眺められているのであり、それは西洋に解釈されたものでしかありません。
語り手はヨーロッパです。
これはページの関係もあるのかもしれませんが、現代とあるにもかかわらず、語られない領域もたくさんあり、全体的に、保守的、穏健なオカルト画像集です。
語られない領域とは、非西欧の考え、視点のみならず、民族主義であったり、サタニズム、ペイガニズムなどの、反キリスト・非キリスト的西洋文化、ドラッグカルチャー、ネット文化、また絵画を逸脱する、音楽・音楽集会、映画、造形全般などなどです。
オカルトはいかに視覚芸術に刻まれたかといった意味合いで、本書が触れなかった部分も語られると良いなと思います。
魔女についてはかなりの知見を蓄えているようでもありますし。
(ネットにいらっしゃるから、英語ができるなら、これは直接伝えればいいようなことですね。)
本題とは関係ないですが、この造本と内容で、この値段はお買い得ですよ。
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