王子ですが、お嫁にきました みんなのレビュー

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文字通り、王子だけどお嫁に来たおはなし。
顔も知らない許嫁と結婚する前に、本当の恋をしたい。
と、魔法の泉に飛び込みやってきたのは日本の、警察官の、アパートの、浴槽。
警察官なだけに、胡散臭い王子を｢コスプレ好きの外国人｣かと疑い、妙にリアルに葛藤する描写がいつもの典雅節で楽しい。
一目みて岳に好意をもつ王子、なし崩し的に居候されて好きになられても困る！と思っていたはずなのに自分も相手を好きになってた…な岳、
王子溺愛のあまりふたりの仲を裂こうとするお目付け役の魔法使い、王子の友達のしゃべるリス、
王道おとぎ話展開＋典雅先生風味付けで、楽しく読めた。
緊張したり興奮したりするとチビっちゃうリスがかわいーー(*^^*)

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良かったです。あまり典雅節は感じられなかったけど、それもまた良し。異世界から来た王子様は遠慮がちな癒し系。同居する内に攻が絆されるのもわかる。
お供のリスが、何かあるたびに失禁するのがおかしい。リスってそうなのかな。どちらにしても可愛いお話でした。

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メルヘンの国から「げんだいにほん」への逆異世界トリップ。願いの泉に飛び込んで運命の人に会いたいと願い辿り着いたのは警察官の独身寮の風呂場で…というコメディ。素直で可愛い王子アシェルに、感極まるとすぐ失禁しちゃうしゃべるリスのピム。メルヘンの国で王子を溺愛してる教育係も、いいキャラしてる。

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この作者さんの本を読むのは10年ぶりの3冊目ですが、相変わらず恋愛以外の部分でやたら細かい描写にページが割かれる作風でした。
個人的にはもうちょっと恋愛成分が欲しい。
終盤のぶっこわれ気味の攻の言動はなかなか好きです。

しかし、最初の方からずーっと気になってるのは、
こんな仮住まいみたいな寮の風呂をつなげちゃっても、引っ越したら使えなくなるんじゃ…？