紙の本
最後はこうなりましたか。
2023/07/19 13:16
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国っぽい背景に、日本の推理小説っぽいテイストを加えているし、なにより厳良がガリレオっぽいなと思ったら、作者は『容疑者Xの献身』を読んでこの分野の小説を書き始めたとか。納得です。
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「悪童たち」と言う題では安易過ぎるような複雑な事件が繰り返されていき、その度に、ええっ!と叫びながらの読書。社会情勢も上手く絡められていて後を引く不気味な終わり方だった。
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完全犯罪を成し遂げたかに思える殺人犯の唯一の証拠を手に、強請る悪童たち。家族問題や新たな殺人も加わって、主人公の目的も変わっていく。2つのクライム・サスペンスが絡んでいって、とてもおもしろく読み切った。私こういう天才キッズが暗躍する話好きだわー。底知れぬ悪意で人生切り拓いていって欲しいねぇ。
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CL 2021.9.9-2021.9.10
とてつもなく嫌な話なのに、読ませるので途中で止めることができない。どうしてもラストが気になるじゃないか。
おそろしく賢く、おそろしく非情。
どの登場人物にも感情移入できないのに、面白かった!
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本当に面白かった。朱朝陽がまさかそこまで展開を読んで用意周到に準備をしていたのかという恐ろしさが存在した。最初は優等生であった人間がここまでのことをやってのけるのはある意味凄すぎる。また、事件の背景には中国社会の闇の部分が映し出されており、陰鬱な気持ちになった。
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現代中国エンターテイメント小説。中国ではドラマ化もされ、作中のセリフが流行語になるなどして大ヒットした小説だそうで、確かに一気に読ませる面白さは持っている。が、人が殺され過ぎて現実味がなく、一昔前の小説といった印象。
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下巻になって一気に展開が進み、なかなか面白かった。
彼はいつからこの計画を練っていたのだろうか?
ちょっと最後は少しイヤミス。
探偵?の数学教授は最初と最後にちょっと出て、ちょっと推理するだけだが、きちんと活躍するものもあるみたい。
その他の作品も読んでみようかな。
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主人公が勝ち残って、お金も手に入れ、これからの人生は安泰になるだろうけど
本当に欲しかったものは何一つ手に入らず、全て自分の手で壊してしまい、ラスト1人で歩いてる所が虚しくて悲しい(´;ω;`)
この本は厳良のシリーズ2作目らしい
けど厳良はたまに様子を見に来るぐらいで、重要なことはしないから気にしなくて良かった。
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おもしろくて一気読み。『三体』と同じく全体的に多少ガバくても、設定と勢いで読ませるスケールの大きさに中華みを感じました。
ほぼ本当のことの中に一滴嘘を混ぜるのが巧みな嘘吐きだということが嫌というほどわかるけど、顛末がわかってしまっている読者にとっては、さすがに日記のくだりはだるかったかなと思いました。
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少年犯罪なのに本格的な殺人事件で終わる展開が面白かった。子供なのにこうも残酷な展開に持っていけるのかと。悪童たちではなく悪童人で終わりましたね。
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上巻を読み終えた時に感じていたほんの少しの希望も叶わないのではないかという思いは、やはりという結果を迎えた。いや、やはりどころではなく思ってもいない驚きの状況になったし、その結果を招いた心の内を想像するとなかなかに恐ろしい。『悪童たち』という言葉が可愛く思えるような行動をしでかすとんでもない悪童にゾッとする。最後の一行、良い終わり方をしているな。
以下は具体的には書きませんが少し内容に触れるため、未読の方はここでそっと閉じてください。
朱朝陽にとって2人との出会いは最初は本当に心を許すことはできなかったのだろうが、後半になり初めての友達と感じていたのは本心だろう。今までの朝陽の境遇を想像すると、かけがえのない存在になっていたはず。それなのに最後の決断をしたことで一体どんな精神状態になるのだろうとまるで想像できない。社会的幸福は手に入るかもしれないが、果たして幸福に生きていけるのだろうか?と、そう思わずにいられない。いや、社会的幸福も全てが明るみにならなければという条件次第であるし、幸福に生きるために欲していたものを全て自らぶち壊している。それでもなおやり遂げようとしていく胆力が恐ろしい。