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タイトルが印象的でずっと読んでみたいなと思っていた本。
コミカルながらも、見ないようにしていた現実をさらりと述べてくれる。
わたしは綺麗で楽しくて素敵なものしかこの世にはないと思い込みたくて、見ないようにしていたけれど、
それじゃいけないんだなあとひしひしと思った。
人は罰したい生き物だ、っていう言葉が印象的。
無知は罪、知ることが多様性への第一歩なんだろう。
考えて考えて考えることが大事だなあ。
この息子さんはすごいや。
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シンパシーとエンパシーの違い、考えたことなかったけれどとても分かりやすかった
息子くんはとても思慮深く、母である著者さんは過干渉にならずこどもからの反応を待てる姿勢がすごい
親にも「ちょっと話す時間ある?」なんてさらっときけるの素敵だ
元底辺中学校、こどもたちが生き生きしているように見えた(問題はたくさんあるけれど)
多様性を知るのに面白いし感動もするし、読んでよかった一冊
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現実に、今、様々な人たちが同じコミュニティの中で暮らしてる!ライブ感のある物語。
海外で暮らしてみないと遭遇しない経験、味わうことのない感情…リアルな海外生活が描かれていて面白いし、とても勉強になる。
個人を尊重するところや、真のボランティア精神溢れるところは羨ましく思う。社会の中から自然に生まれてきた、皆で培ってきた"本物"な感じがする。日本のは何となく"借り物"的で、まだ器を真似しただけのように思う。これから皆で育てていくと考えると、逆に楽しくなるけどね。
もちろん社会に根付いているのは良い面ばかりではない。例えば人種や階級に対する偏見などはナチュラルに身についてしまっている。旅行や留学でも感じる人はいるほどだ。
日本もどんどん人種のるつぼ化が進んでいくと考えられる。日本のアニメはずーっと人気があるし、このところ円安だしね。
だから、たくさんの人に、大人から子どもまで、この本を読んでほしい。海外で暮らす日本人の気持ちがわかれば、日本で暮らす外国人の気持ちも少しは理解できるんじゃないかな。
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子供は無邪気で繊細。
割とハードなネタにも切り込んでいるけど、
面白くて考えさせられる。そんな感じ。
所々に非常にためになるし、めっちゃいいなという表現や価値観があり特にあまり差別などに深く触れてきていなかった自分は人間としてためになった。
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本当に読んで良かった。
イギリスと日本の学校教育はこんなにも違うのかと驚く。
移民が多く人種も様々、貧富の差も大きいイギリス。
日本とは背景が違うとは言え、考えさせられる事ばかり。
中学生の息子さんを中心に描かれているストーリーだが、この息子さんが本当に賢くて素直。
「エンパシーとは何か?」という問題に「自分で誰かの靴を履いてみること」と答える。
こういう問題を学校で学んでいるんですね。
母ちゃんの言葉で「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと思う」
と言うのが、なるほど、と大きくうなずける。
他にも考えさせられる言葉が沢山あり、読み返したり、調べたりしながら読了。
是非多くの人に読んで欲しい。
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日本とは異なる価値観を初めて知り、とても勉強になった。世界には様々な価値観があることが分かったので、多面的なモノの見方が出来るようになりたい。もっと様々なことを考えてから発言していこうと思った。そして、世界中の人々が暮らしやすい社会を創っていきたい。
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ノンフィクション本大賞をとった時からずっと気になっていた本。遂に文庫化され、すぐさま手に取った。
英国のみならず、日本にも差別や貧困問題など、様々な現実がある。
しかし、私は見て見ぬふりをしてきた。よりももっと酷く、無知であった。
最近よく耳にするLGBTQ、トランスジェンダーにしても、単語は聞いた事があっても具体的な意味を知らない。
本書を読み、その事に気づいた。
そして、現在はネットを開けばすぐに教えてくれる。
ネットの情報だけで、知った気になるのはとんでもない事だが、少なくとも知ろうとする第一歩なのではないか。
もうすぐ第二弾が発売されるので、それも読んでみたい。少しだけ自分の中で世の中の多様性について知りたいと思った今、第一弾とはまた違った読み方ができるかもしれない。
余談だが、文庫本の天がアンカットになっている点も気になる。出版社と著者のメッセージが隠れているような気がしてならない。
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イギリスにお住まいの作者が
息子さんの学校生活を綴るノンフィクション作品。
普段あまり差別とか気にしたことはないが
無知ゆえに他人を気づつけてしまっていることも
たくさんあったのではないかと感じる。
「エンパシー」という言葉がとても響いた。
これから意識してみようと思う。
作者の息子さんが中学生ながら
とても優秀なお子さんなんだと思った。
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人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧……。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、でも、みんなぼくの大切な友だちなんだ――。優等生のぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。
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自分自身、イギリスに留学していたこともあり、当時かなり売れていたために、オススメ本として陳列されていて、例に違わず興味を惹かれ手に取った一冊。
作者と息子のイギリスでの赤裸々な生活と登場人物の魅力も相まって一瞬で読んでしまった。
個人的にとても好きな1冊だったので、歳の離れた妹の誕生日にあげた小説たちのうちの1つになった。
留学経験のない日本人だと、あまり想像のできない事柄についても、悩みのメインとして、綴られており、大切な人で海外経験があまりないような人に、特に読んでほしいなと思った。
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読みやすい。
筆者や筆者の息子さんが、何気ない生活の中で感じた人種差別だとか格差の問題に関する事が書かれてる。
日本は島国だからかなあ。
自分が息子さんの歳には、そんなに人種差別とかを肌で感じた事はなかったように思う。
ハーフという言葉が相手を傷つける可能性があるのかもと驚いた。
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ノンフィクションだったんですね、途中で知りました。
初めて読む分野の本でした。
たくさんの人種の人たちが一緒に生活しているイギリスで、自分たちも人種差別にあいながら前向きで頭のいい息子と愉快な母親の日常の一幕。
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ジェンダーも貧富も国籍も多様性があるのは良いことだといろんな場面で言われるけれど、それはいつだって衝突の原因になる。いいことかと言われるとわからないけど、多様性は無知を減らす。日本ではジェンダーについて最近は話題が多いけど、貧富はどうなんだろう。わからないところでお腹を空かせた子どもたちがいっぱいいて、その人たちの声は小さいから話題にならない。その声を聞くことが無知を減らすことになる気がした。
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現代の多様な社会を生きていく上でとてもタメになったし、自然と考えさせられた
エッセイ調でとても読みやすいバイブルだと思う
第2弾が待ち遠しい
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本屋大賞 ノンフィクション本大賞を受賞し、多くの読者から高い評判をうけた作品であることに興味を持ち読み始めた。読み進めるにつれて作者から投げかけられたテーマの重大さにもかかわらず、ますます引き込まれ考えさせられ、ワクワクしている自分に気付かされる結果となった。主要テーマとなっている社会や集団の「多様性」と「均一性」の問題にしても、私の建前と本音の矛盾に気付かされてしまい苦笑してしまった。久しぶりに小説以外の図書を読み、様々な感銘を受けた。