紙の本
なんとなくタイトルを観て読んでみました!
2022/01/28 22:35
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投稿者:るい - この投稿者のレビュー一覧を見る
装丁家の新郎、という事で、この本の装丁にも改めて、注視!
装丁から、穏やかな幸せそうなあたたかい両家の結婚式だと思える!
新婦の弟から、新婦まで、両家の家族それぞれからの二人の結婚を控えた心境とこれまでの家族の歴史。
両家の思い掛けない繋がり、接点。
似たような家族だから縁がある、そういうところもよめる本!
個人的には、新郎の妹、真由の同じ味のパンを届けなきゃならないのに、その味が変わってしまうっていうのは、実は失敗でしかない。というくだり。私自身が、材料の変化、味の変化に敏感なので、気づいたら、すぐに言ってしまう!
お父さんに言われて気づいたことが、美味しさの範囲を拡げること。と真由。
これは、美味しさだけでなく、人生全般に言えることだと思った。
新郎である兄が、仕事になるためには、締切がある時点で完成だという。
そこが趣味、若しくは、生活することを考えず突き詰めることができるか、できないかの問題でもあると思った。
このくだりは、生きていくことの在り方を書いてあると思った。
こだわってばかりいては、生きていけない。
まあ、いいか!妥協では無く、見極め?
青月くんが、真平を美しいと表現するところ!
集中してその世界に入り込む姿が美しい!
この表現にぴったりな人を現実に見ているので、心で理解できた。
新婦とまあちゃんとの電話での会話、選ぶことに後悔は付きもの。
後悔しない人生は無い!
私が後悔したくないと27歳の時、ひとつ上の先輩に言われたことの意味が今改めてわかった気がする。
読みやすく、さらっと読んでしまうけれど、素敵な言葉や気づきが、いろいろなところに散りばめられていて、そこに今気づける自分と出会えたことに喜びを感じた本でした。
紙の本
THE 小路幸也ワールド
2021/09/25 13:21
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投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「THE 小路幸也ワールド」とも言うべき、穏やかでステキな2組の家族の結婚前夜を描いた作品。焼きたてのパンの香りを感じながら、読み手も幸せな時間を過ごせました。
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なんて温かいんだろう。
悪い人は誰も出てこない。
明日の結婚式にあたって、家族のそれぞれが、色んな事を思う。
みんな、優しくて、お互いを大事に思っている。
新郎がデザインした本としてあがっている著者名にちょっとフフフって楽しくなっちゃった。
大家族、それもお店をやってる家に同居って大変なこともあるだろうけど、きっと大丈夫だろうねって思える。
お幸せに。
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おもしろいし読みやすかった。
タイトル通り、結婚式を明日に控えた家族それぞれの視点の話。
金融機関で働く春香と本のデザイナーの真平
二人はもちろん、二人の家族の視点からで短編ながらもいろいろな思いなどがあり読みやすかった。
弟のことが大好きな春香の弟目線の話
二人をくっつけた真平の妹(母親は違う、彼女がいる)
実は真平の祖父と知り合いだった春香の祖母
真平の継母
とか、中身がいろいろ濃かった。
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大きな驚きはないけど、明日は結婚式な当事者と周りの人々の日常を堪能できる。実際、結婚式前日ってそんなにドラマチックなことは起きないけど、たしかにどの家庭でもやり取りされているような、生活感溢れる話だったな。
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いつもの、安定の、小路さんの小説。
悪い人出てこなくて、好い人ばかりのやつw
このパターン多い?登場人物それぞれが章になってるやつ。
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私も結婚式前夜のことは、何も覚えてないなあ。こんなに周りに祝福されて結婚できたら、素敵だなあと思った。
ほっこりする話。
登場人物も、ほんわかしていて、実際にこんな人たちいないだろうけど、でも、いいなあって思った。
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3.5
物語の本筋とは関係ないのだけれど、
物事をクリエイトする仕事に携わる身として強く共感したのは、新郎と漫画家の親友との会話。
きれいにしか出来ないアーティスト…
きれいな作品と凄い作品の違い
真面目さが削ぎ落として行くもの…
なんとも…
切なさを伴う肯定感というか(笑)
パン屋の息子に嫁ぐ一人の女性の結婚式前夜。
両家の家族それぞれの目線で、その特別な一日を描く。
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ある一家の結婚前夜の話。
新郎の父、妹、継母、
新婦の父、祖母、母、弟が夫々登場し
夫々が新郎新婦に対する思いを
エピソードを交えながら、過去の思い出話を語る微笑ましい話。
特に嫉み、嫌味といったものはなく、
純粋な気持ちで話が進展していく。
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【収録作品】井東秋郎〈新婦の弟〉/細井真奈〈新郎の妹〉/綿貫壽賀子〈新婦の祖母〉/細井光彦〈新郎の父〉/井東奈々子〈新婦の母〉/細井久美〈新郎の継母〉/井東孝明〈新婦の父〉/細井真由〈新郎の妹〉/細井真平〈新郎〉/井東春香〈新婦〉
よくできたカップルをよくできたそれぞれの家族が祝福し褒め讃える話。読み心地はいいが、できすぎていてちょっと白ける。
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明日に結婚式を控えた、信用金庫勤めの春香と、パン屋の息子でデザイナーの真平。一組のカップルとその家族がそれぞれ胸に秘めていたものとは? 結婚前夜を、当人とその家族の視点から紡ぐ物語。『コフレ』連載に加筆修正。
結婚式当日の話も読みたい。
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覚えていますか? あの日のことを――。
家族で過ごす最後の夜、あなたに伝えたい想いがあります。
心に染みる感動の物語。
人生は、たくさんの人との繋がりで彩られていくんだね――。
明日に挙式を控えた、信用金庫勤めの井東春香と、パン屋の息子でデザイナーの細井真平。ごくごく普通に暮らす二人が、偶然の出会いから愛を育み夫婦になる。家族で過ごす最後の夜、春香の両親と弟、そして祖母には、それぞれに伝えたい想いがあった。一方、新しい家族を迎える細井家でも、実の母を早くに亡くした真平に、今だからこそ話しておきたいことがあり……。
結婚前夜を、当人たちとその家族の視点から紡ぐ感動の物語。
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結婚式前夜、それぞれが実家で家族水入らずで過ごす最後の夜が、家族それぞれの目線で描かれてた物語。思いもよらないところで繋がっていたり、不思議な縁を感じたり、これまで歩いてきた道のりのしあわせと、これから歩み出す道のあたたかさを感じられる。平坦なばかりではない道程かもしれないが、この家族に育てられ、これからも周りにいると思えば、何があっても何とか先に進めるだろう。感慨深くはあるが、普通の一日でもある結婚式前夜が静かに描かれた一冊である。
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小路さんらしい、ってか小路さんにしか描けない結婚前日の家族各々の物語。
みんなが幸せ。
焼きたてのパンの香りがずっとしてるような世界。
[図書館·初読9月4日読了]
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結婚式前日のことを、新郎新婦と家族、それぞれの視点から描いている。
ひとつの出来事をいろいろな人の視点から見るのはおもしろい。
新郎の細井さんすごく素敵。両家の家族もみんな素敵。
人との縁っておもしろいなと思えた作品。
月の犬に夜の猫、読んでみたいな。装幀も見てみたい。
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結婚前夜のお話です。
当人と家族の視点でのお話となります!
皆さんすごく優しい方ばかりです。
読んで心が温かくなりました。
新婦さん〜めっちゃ弟想い♪♪
兄弟愛にウルっとしてしまいました!!