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投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
出雲と聞くと神々の国とか神話の国とイメージする。本書は「出雲大社」「水木しげるロード」「石見神楽」の3編からこの地方の人々とそこに住む神々との関りを書いている。
アジアとの関りを述べてはいるが専門的ではなく、一般的論拠と著者の考えが述べられている。歴史的考察より紀行文としての趣が強い。
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出雲と東南アジアの類似性は納得する部分もあるけど、地域の気候とか歴史的な位置づけは違うところが大きいと思うので、なぜ類似があるかは納得しがたい。見えないものに対する畏怖とか自然に従順なところとかはあると思う。若いときの私はそこに反発してたわけなんだけど、歳をとると分かる部分もあれば、それを受け容れる方が楽な面もあるなと思ったり。
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いやー、面白い。野村進にハズレなし。今回は、出雲の神々を訪ねる旅だ。神々と言っても色々ある。ひとつは、出雲大社に代表される出雲の神社への旅。家の周りにある荒神さんから美保関神社や八重垣神社、神魂神社と言った様々な神社へ参り、非日常の見えない世界を探る。次に、幽界の案内人たる水木しげるの縁にふれて、水木しげるロードを巡る旅。「負けている者はもう負けない」という敗者の生き方が語られる。最後に、石見地方で盛んな石見神楽への旅。他の地方では廃れる一方の伝統芸能が元気いっぱいで、小学生のあこがれるスターは神楽を舞うおっさんというのだから驚きだ。出雲世界には、目に見えないものを信じ共に生きる考えが今も生きている。
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はじめての野村進さん
もっとアジアとのつながりの話と思ったらちがった
でもこの本からいろんな本へ拡がれそう
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学術的な考察は少なく、作詞自身の感じたことがメインなので読みやすい。島根に行ってみたい、そんな気持ちにさせる紀行。
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神道はすべてのものには神様が宿っている、だからなんでも大事にしようぜって言っているのでしょう。この寛容で寛大な考え方は非常に重要で、これからもっともっと見直されなくちゃいけないと思いますよ
水木しげる先生は、ただの妖怪漫画家じゃない。神や精霊といった目には見えないものを具象化しました