紙の本
よろこびって何だろう
2023/01/15 08:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
普段何気なく使っている言葉ほど
その意味を人にうまく伝えられないことがあります。
イギリスの作家コーリン・アーヴェリスさんが文を書いて
イザベル・フォラスさんが絵を描いた
『ばあばにえがおをとどけてあげる』という絵本には
「よろこび」という言葉の意味を
主人公のファーンという女の子がママに訊ねる場面があります。
ママが答えます。
「ひとのこころをしあわせにして、めをかがやかせるものよ」
なんて、素敵な答えでしょうか。
ファーンがそんな質問をしたのには
理由がありました。
ファーンが大好きなばあばが最近元気がないからです。
どうかしてばあばを元気にしてあげたい彼女は
町に出て「よろこび」を捕まえることにしました。
ファーンには町は「よろこび」に満ち溢れています。
子犬のにこやかな顔、小さな女の子の笑顔、池の水のきらめき、
でも、それを捕まえることはできません。
仕方ないので、ばあばに自分がみた話をしてあげました。
すると、どうでしょう、ばあばの顔に笑顔がもどりました。
何気なく「よろこび」という言葉を使い、
それをとても大層なものに思っているかもしれませんが、
よく見ると、この世界にはたくさんの「よろこび」に満ちています。
この絵本に出会えたのも「よろこび」。
ちなみにこの絵本の原題は「joy」、「よろこび」です。
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今年の課題図書。大好きなばあばにえがおになって欲しくて、大好きなものをいっぱい集めに行く健気な主人公が素敵…!
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ファーンが、ばあばのために、喜びをつかまえようとしていたところが一番好きだった。
ぼくが落ちこんだときは、犬のモモが歩いている「のしのし」とか、お祭りとかダンスとかで、みんなが手をたたいている「パンパン」「ポンポン」がいいな。天ぷらをあげている「バチバチ」もいい。
絵がきれい。明るい感じで、好きだった。
バタフライケーキを食べてみたい。(小5)
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2022年読書感想文課題図書低学年
わたしのだいすきなばあばは、このごろげんきがありません。
ばあばに『うれしい』をとどけるのはどうやったらいいのだろう?
こうえんでみんなの『たのしい』をみつけたけど、ばあばにもっていけないよ。
絵がとても素敵な本だった。伝えたいメッセージは良く伝わったけど、病気になる前の仲良し感がもう少し欲しかったかなぁ。
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2022年度読書感想文コンクール課題図書(小学校低学年の部)
最初に思ったのは、すっっごく読書感想画向きだな…という歯がゆさ。
何人かにはこれを読書感想画にも使わせてみようと思いながら……
ストーリーとしては….
ファーンの大好きなおばあちゃんは最近元気がない。自分の周りにある「ワァーイ!」って気持ちのみなもとを捕まえてプレゼントしようとする。
ピョンピョンはねてくるワンコの「ピョン」とか、いけのさざなみの「キラキラ」とか。
でももちろんカタチのないものは捕まえられるわけもなく、しょんぼりと帰宅。
ところが、おばあちゃんに今日の出来事をはなすと、おばあちゃんの顔にはとびきりの「ワァーイ!」がもどる。おばあちゃんにとってはファーンの存在が最大のよろこびだった。
といったところ。
じゃあ元気がなくなってたのは鬱とか認知症的なものではなくて、ファーンが構ってあげてなかったからなのかよ、とかひねくれた目線は置いとくとして…
原題は「Joy」を「hunt」する、という雰囲気なので、「Joy」を「ワァーイ!」と訳してるんですかね。
Joyな瞬間を表現する色彩がほんとに最高。個人的にとっても好みです。
どんよりおばあちゃんのページとのコントラストで、ファーンの目に映る世界のきらめきがより一層引き立ちます。
課題図書としての印象は…悪くない。
でも、ストーリーがシンプルであるがゆえに、ストーリーや登場人物への気持ちを書く分量が限られるので、書く子自身の体験と想いの掘り起こしに時間がかかりそうだなぁと。
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元気のないばあばを喜ばせたいため、
ファーンは「みつけものバッグ」をかかえて「よろこび」を探しに行くが‥
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色鮮やかな絵に惹かれて読んだ絵本、内容は小学生以上向けかな?少し難しい表現もあって、子供よりさらに大人の方が共感できる部分が多いようにも思った。
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2022低学年課題図書。ま、うん、よくあるっちゃよくある話のばぁばもの。そうなんだよねー、何か物をあげるより、楽しい事をたくさん話してあげるのが一番元気になるよね。色鮮やかな絵本。
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元気のないばあばを何とかして元気つけようとする。元気になるものを探す。見つけたものは?!ばあばと孫ちゃんの心暖まるお話し。
読み聞かせ(5分15秒くらい)
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第68回青少年読書感想文 低学年の課題図書です。
元気のないばあばに、喜びを届けるためにファーンが公園に出かけます。喜びを捕まえようとしても無理なことに気づき、がっかりするファーン。でも、その話をばあばにすると、ばあばに笑顔が戻ります。
人を喜ばせたり、元気づけたりすることは、頭で考えるよりも案外シンプルに動いた方がうまくいくこともあると思います。
そんな当たり前のようで見落としがちな大切なことに気づけました。読んでいて心がぽかぽかする一冊でした。
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元気のなくなったおばあちゃんのために、おばあちゃんが元気になる素を探しに出るお話。
100回の電話より1回、会いに行こう!
というCMがあった気がするが、まさにその通りの結果になった。
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ばあばに喜びを届けたくて頑張るも、喜びを捕まえられなかった女の子にばあばが言った、
「あなたがいてくれるだけで世界中の喜びをもらった気分よ」という一言がすごく素敵です。
女の子の気持ちが嬉しくてばあばが元気になったことはもちろんですが、居てくれるだけで子どもは家族を幸せにしている存在なんです。
素晴らしいメッセージと可愛くてオシャレな絵に癒される一冊。
表紙の裏までかわいい!
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「いちばんわるいのは ばあばが わらわなくなったこと」と思えるファーンは、素敵な子。
ばあばがワーイ!となれるように公園にワーイを撮りに行こうとする。とれるの? と思うけれど、ばあばに持ち帰らないといけないから、かなあ。
よろこびについて「ひとのこころを しあわせにして めをかがやかせるものよ」と聞いて、すぐに○○みたい?と聞けるのは、普段から良い時間を過ごしているんだな、と伺わせる。
公園でワーイ!がある時の流れが①何かしらのワーイ!がある②ファーンが「ワァーイ!」と接して微笑むあるいは笑う③ワァーイ!と喜びが湧く(④持って帰れない)
→喜びを知り、喜びに気づいて、受け取れることで喜び・幸せが完成する。けれど、形があるわけではないので、持ち帰ることはできない。
自分のために一生懸命喜びを集めてくれようとしたファーンの存在が、おばあちゃんにとっては喜びそのもの。おばあちゃんもワァーイ!を受け取れるようになって、ホッとする最後。
大人も、喜びや幸せってなんだっけ?という気分の時に、ヒントになりそう。
読み聞かせだと「ワァーイ!」が難しい……。私も最近、ワァーイ!が足りてないのかも。探しにいくか……。
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第68回(2022年度)青少年読書感想文課題図書
小学校低学年の部
内容:
「ばあばはこのごろ元気がない。ケーキも焼かないし、お部屋もほこりだらけ。そして、笑わなくなった。「じんせいから よろこびが きえちゃったみたい」って、ママはいう。
わたしたちに「よろこび」の意味をやさしく教えてくれる、おばあちゃんと孫娘のあたたかな物語です。」
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面白い絵本でした。
主人公はファーン。
ファーンは、最近ばあばが笑顔にならないので、
公園によろこび(ワァーイ!)をとりにいく。
いろいろなよろこび(ワァーイ!)をとろうとしましたが、とれない。
その物語をばあばに話すと...!
知りたかったら読んでみてください。
こどもようはした
おもしろいえほんでした。
しゅじんこうはふぁーん(ファーン)。
ふぁーん(ファーン)は、さいきんばあばがえがおにならないので、
こうえんによろこび(わぁーい!)をとりにいく。
いろいろなよろこび(わぁーい!)をとろうとしましたが、とれない。
そのものがたりをばあばにはなすと...!
しりたかったらよんでみてください。