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ノイズキャンセラー
字幕、音声変換ソフト
ロジャー
UDトーク こえとら
コピー機や空調電話から離れた席
メモ
静かなところで話す
会議は一度ではなく1人ずつ順番に発言する
会議では進行役の隣に座らせてもらう
ニュースなど穏やかなトーンのラジオや歌詞カードで聴き取り練習
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APDとは、Auditory Processing Disorderの略で、日本語では「聴覚情報処理障害」と訳されています。主な症状としては…聴力検査では異常が認められず音や声そのものは聞こえるのに、音声を言葉として聞き取れないことがある、というもの。
海外では子どもの3〜4%に症状がみられるそうですが、日本ではまだほとんど認知されていない障害です。
実は私、子どもの頃から人の言葉が聞き取りにくかったり、聞き間違いがすごく多いんです。2回聞き返しても聞き取れないとあきらめの気持ちになります。あと相手の反応で、自分が聞き間違えて全然見当違いな受け答えをしたらしいことに気がついたり…。特に電話の声は本当に聞き取りにくくて、仕事で電話をとらなければいけなかった時はとても大変でした。あと大きな音が苦手だったり、ちょっとだけ聴覚過敏もあります。少し前にネットでこの障害のことを知って、もしかして私もそうなんじゃないかと気になっていたところ、最近下の娘もまさに私と同じような症状があって悩んでいるようだったので、図書館で借りてきてみました。
読んでみて、確かに私も娘もAPDの傾向があるようです。でもまだほとんど認知もされていないものなので、治療法は確立されていないとのこと。そもそも検査してくれる病院もまだあまりないようですね。
対処法としては、ストレスをためない、睡眠をしっかりとって体調を整える、語彙力を増やす、聞き取りのトレーニングをする、などなど。そして結局は周りの人に理解してもらって配慮してもらう…くらいしかないようです。あ、でもノイズキャンセリング機能付きイヤホンがちょっと気になりました。直接的な解決にはならないんですが、環境騒音をカットしてくれるので、人によっては効果があるとのこと。
あとAPDマークなんていうものもあるんですね、これは初めて知りました。とりあえず私も娘もこのマークを付けなきゃ!というほど症状が重いわけではないので、なんとかうまく付き合っていかなきゃなぁと思います。
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まだまだ知られていない、解明されていないAPD……。
周囲に配慮してもらえると楽になるのでしょうけれど、診断書がないと、なかなかむつかしいのかなぁ……と思いました。診断できる先生があまりいないこと、診断してもらえる病院があっても長く順番待ちになってしまうことから、気軽に相談できないと思ってしまいます。
もう少し、研究が進み、知名度も上がるといいのですけれどね。
ひとまず、自分にできる範囲で、いろいろ工夫してみます。
(以下、読みながら綴った感想)
2023/01/31 p.2-61
p.43
“総合点が109点を下回っている場合は、APDの症状をかかえている可能性があります。”
95点でした……。
やはり、可能性はあるようです。そこまで重症ではなさそうですけれど。
p.43
“APDの人は、「音声聴取」「心理的側面」が、APDでない人と比べて大きく低下しています。”
まさしく、そのカテゴリの点数が低かったです。
p.61
“APDの症状を訴える人のなかには、抗うつや不安があり聞きとりに支障が出るなど心の病気が背景要因のひとつになっていると考えられる人がいます。”
自分はこれが原因である可能性が高いと感じています。
幼少期、苦しみから逃れるため、人の声を聞かないようにしていました。それがただクセになってしまっているだけなのか、それとも、身体が心を守ろうとして聴けなくなってしまったのかはわかりませんけれど。
2023/02/07 p.62-175
p.114
ペンギンのぬいぐるみ! かわいいです。この少年とは気が合いそうです。
p.124
“2016年に執行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(略称「障害者差別解消法」)において、障害者に対して合理的配慮を提供することが、義務や努力義務として定められています。”
そうなのですね。知らなかったです。
これは今後自分がお世話になる可能性も、誰かからお願いされる可能性もありますね。どちらにせよ、うまく付き合っていけるようにしたいです。
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ノイズキャンセリング機能つきのイヤホンが欲しくなった。
仕事などからのストレスで抑うつ状態になったとき、
複数の音があると集中できず、例えばテレビをつけていると家族との会話内容が理解できなくなり、それに苦しむことを体験した。
本書とは関係ないが「ツレがうつになりまして」でもうつを発症したツレが「耳から入る情報を受け入れられない」といった話があり…
またYou TubeでAPDというものを知り、自分の状態と似ていると気になっていた。(しばらく抑うつ状態全体のことを調べていたためすっかり忘れていた)
読んでみると、本書にもうつや睡眠障害がAPDと関連する可能性があると記載があり、腑に落ちた。
ラジオを聞いたりメモを取るなどのトレーニング法や、
聞き取りやすさ向上の対処法が多くあり、手段を知ることができて心が軽くなった気がする。
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何となく聞いたことある障害。
私も水音や自分の咀嚼音で聞き取りづらいが、その延長線上なのかなと思った。