紙の本
やっぱりこの人は怖い
2022/01/01 13:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お化けや幽霊は一切出てきません。会話のネタとしては取り上げられているけれど、基本的には人間が怖いってお話。
依頼を受けて人を怖がらせる仕事をしている人の活躍?これがなかなか怖い。
じんわり怖い。なのにすぐに読み返してしまう。
どこから仕掛けられていたのか知りたくなって仕方ないのです。
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澤村伊智さんの作品が大好きで、書籍として出されている本は一応全て読みました。
単純に好みの問題だと思うのですが、
比嘉姉妹シリーズのようにパワー系怪異を追いかけて正体を探る!みたいな作風が好きでそれを求めていたので、正直今回は自分的には期待外れでした。
(生意気にすみません)
ホラーというより、
恐怖とはなんぞや、を考える。という感じの本です。
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タイトル
そのままの内容
でも
ちょっと可愛いタイトルと
表紙のデザインから
油断していると
ゾワゾワっと
嫌な怖さを
初っ端から
おみまいされた
短編集なので
サクサク読める
サクサクと読めるけど
1話終わる度に
ザワザワする
ラストの話しだけが
すんなり入って来ないけど
澤村さんワールド
全開
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じんわり怖い雰囲気のものからゾッと鳥肌が立つようなものまで様々な怖がらせがあった。幽霊とも都市伝説とも違う怖ガラセ屋サンは、とても斬新で面白く一気読みした!どのストーリーもサクサク進むのでとても読みやすく、ホラー小説はあんまり読んでこなかったという方にもおすすめかもしれない。
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恐怖とは
想像すること。
嫌な予感である。
という考察に
確かに、と頷いてしまった。
すっと
話の中へ引き込み
じわじわと
不穏な空気を漂わせ
その先を考えさせ
怖いという感情を
かき立てる。
叫び出したくなるような
恐ろしさはないけれど
あとからじわりと
背中が冷たくなってくる。
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面白くて一気に読んでしまった。
第一話 人間が一番怖い人も
第二話 救済と恐怖と
第三話 子供の世界で
第四話 怪談ライブにて
第五話 恐怖とは
第六話 見知らぬ人の
第七話 怖ガラセ屋サンと
からなる連作短編集。
どの話にも必ず謎の人物が出てくる。
謎の人物が訥々と話を始めて怖がらせてくるんだけど、何が怖いのかって言うと結局自分が原因だったり、自分のした取り返しのつかないことを自覚させられる、というか…
徹底的に追い詰めてくる。
一番怖かったのは第六話、後味悪かったのは第三話、エンタメ的に楽しめたのは第四話だった。
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大好きな澤村伊智さんの新作。
発売日にGET!
七篇で構成される「怖ガラセ屋サン」を軸にした一見バラバラのストーリー。
七篇目で繋がった気がしました。
だけどまだ「気がした」だけで、分からない。どこに伏線があった?この人は一体誰?勢いでさらっと読んだだけではすっきりせず、悔しいのでもう一度読み直します...。(思う壺ですね)
個人的な好みは第六話「見知らぬ人の」。
トリックが効いててスパイシー!
物語は澤村伊智さんの持ち味である「現代的」なホラーで読みやすかったです!
とにかく楽しく読めて、まだ読み込める楽しみがあるのでお気に入りの一冊に!
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最後の一話が残穢を彷彿させる。
なんとなく不気味であると同時に、怖いとは何かを突き詰めると…と考えさせられる。
私の怖いは続くはずの未来が突然途絶えること。そういった意味では、全編そこはかとなく怖い。
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とても読みやすい文章で、スラスラと読めました。
推理小説とは違った裏切りで背筋がゾワっとする感じが新鮮でした。
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人間が一番怖い人も
救済と恐怖と
子供の世界で
怪談ライブにて
恐怖とは
見知らぬ人の
怖ガラセ屋サン
全7作
なんとも例え得体の知れない恐怖
明確に何が怖いと言葉にし難い怖さ
何が怖いとか分からないのも怖いですが、
怖いという感情を突きつけるられるのも
怖いんだと納得しました。
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2021冬の文芸書フェア
所蔵状況の確認はこちらから↓
https://libopac.akibi.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2001013466
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人を恐怖の底に陥れる「怖ガラセ屋」を描いた7話からなる連作短編集。エピローグ的な最終話以外は「怖ガラセ屋」の標的や依頼人の視点で描かれている。
* * * * *
「怖ガラセ屋」として登場する女性がいい。氏名も含め正体は不明。黒髪のショートヘア。黒を基調にした服装。長身で中性的な顔立ち。そして独特のオーラ。比嘉琴子にも匹敵する存在感で、主人公として申し分ない。ターゲットの身辺事情を知悉し、神出鬼没であること等から人為を超える能力を有するものと思われる。
内容はミステリー色強めの構成で、オカルト色は控え目。澤村氏が近年ミステリー分野への進出を試みているそうなので驚きはしないが、せめて「怖ガラセ屋」について少しでいいから情報を明かして欲しい気がする。そこが物足りなかったので☆4つにしました。
そろそろ比嘉姉妹ものの長編が読みたい。
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都市伝説のような存在「怖ガラセ屋サン」、そこら辺の怪談話より怖い。人間は怖いよ、やっぱり。きっちり怖がらせている、すご腕だよ。人を陥れた事のある人は用心した方がいい。死ぬほど怖い思いをするから。そんな短編集。
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都市伝説なのか?実在するのか分からない、『怖ガラセ屋さん』。
深夜に読むとジワジワと恐怖が襲ってきた。
個人的に印象に残ったのは、〝救済と恐怖と”、〝子供の世界で”。
〝見知らぬ人の”は、不思議な世界に迷い込んだような話だった。
悪いことをすると、後に自分へ倍返しになって返ってくる。
それを物語っているような話ばかりだった。
怖がりたい人は深夜に読むことをお勧めします。
2022年読了、3冊目。
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コワガラセ屋なんて、ちょっと少しコミカルにも聞こえましたが、とんでもない。
『喪黒福造』を更に怖くシリアスにした感じ、イジメにまつわるエピソードには絶句…。
ホラーの新しい表現が斬新な秀作。