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誰もが一人じゃない。家族と衝突したり、人生うまくいかない時に支えてくれる誰かがいれば、乗り越えられるのかもしれない。学生時代の友人っていいなと思った。
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とても良かった。
苦しみながら生きる人が心の支えになるものを見つける。
人に優しい世間であって欲しいなぁと思えました。
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みんなそれぞれの星でそれぞれの光を感じて生きているんだな。新しい星というタイトルがいつまでも心に残ります。
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大学の合気道部同級生の卒業後の、それぞれの人生と絆を綴った連作小説。
人は人生における壁にぶつかった時、難しい岐路に立たされた時、どう乗り越えるか、何を選択するのか。
この作品では、苦楽を共にした仲間とともに乗り越えている。
確かに、厳しい部活での仲間はずっとつながりがあるなというのは自分の経験上でも思う。
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生きている間に伝えておきたいことはあるけど、また今度、とか、いつでも言えるからいいや、とか、ついつい甘えてきついことまで言ってしまう。いなくなってからでは遅いんだよって、読後の自分に言い聞かせています。
悲しくてたまらないけれど、一緒に生きた証は心から消えないと思わせてくれました。なんでも言い合える仲間や家族に憧れます。そして、支えになるような人になりたい。
2021,12/19-20
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直木賞候補作。
短編集かと思ったら続いていた。
大学生4人の卒業後を各視点で描いている。
自身のことを思い出しながら読んでしまい
不思議な気持ちなる。
懐かしいような、新鮮なような。
それぞれの人生。
久しぶりの集まりの前なので
より一層みんなに会うのが楽しみになったかなぁ。
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大学の合気道部で出会った男女4人の、それぞれの人生を巡る8篇からなる連作短篇集。彼らは人生で大切なものを喪い苦しんでいる。大学卒業後は会うこともなかった彼らが、あるきっかけで再会し、互いを支え合う姿を描く。
……うーん、うまくまとめられない。なんかねえ、すごく良い作品に出会えたという確かな感触はあるのだけれど、それをどう自分の中で消化し、他者に伝えるかが難しい。とにかく読んでくださいとお願いするしかない。第166回直木賞候補作。
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友だちはやっぱりいいな。素敵だな。そんなことを思った1冊でした。
悲しいこと、楽しいこともたくさんあるけど、それを共有できる友だちは素敵だと思います。
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人間の心の弱さに寄り添い、親友同士で温めあうようなすごく繊細な物語でした
こんな友人が居たらいいな
私のお友達に合気道やっている人がいるけど、その人がこの本を読んだら、もっと深く意味が分かるかも
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大学生時代、合気道部で出会った四人。あれから年月が経ち、それぞれ様々な道のりを歩んできた。
お互いバラバラな生活を送っていたが、四人の中の一人・茅乃が乳癌になったのを機に四人が再び出会うことになる。
それぞれが何かを失いながらも、前へ再生しようと奔走する物語。
第166回直木賞候補作。
全8話の物語ですが、全て繋がっています。大学時代の同級生4人の群像劇でしたが、それぞれが抱える苦悩に共感もしましたし、ジワジワとくるものがありました。
子供を失ったことによる喪失感、ひきこもり、がんによる闘病、遠距離生活などそれぞれが負の要素を抱えています。
最初は、一人でもがいていましたが、再会を機に静かに固体が溶けるかのようにゆっくりと再生していきます。
その描写は静かな感動がありました。
やっぱり仲間って良いなぁと感じさせてくれました。一人では解決できなくても、周囲には誰かがいる。誰かが助けてくれる。
実際に助けてくれるかわかりませんが、そういった人がいるんだという気持ちがあるだけでも、気持ちに余裕ができます。独りから二人、三人へと再会していくシーンは、読んでいてジーンとしてしまいました。
一気にブワッと感動がくるのではなく、段々と静かにしっとりと感動がくるので、余韻を存分に味わうことができました。
みんな幸せになってほしいと思いましたが、悲劇が訪れます。でも、その後どう自分が向き合っていくのか。
喪失を経験しながらも、「普通」へと再生していくのはツラいですが、生きなければなりません。
ずっと悲しむのではなく、その人を讃える。
みんなそれぞれ何かしらを背負いながらも生きています。
「何か」を失った時、もう一度この作品を読んでみようと思いました。
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大学の合気道部で出会った男女4人の、20代後半からのお話。
幼くして子供を亡くした女性、乳がんになった女性、仕事につまずき自宅閉居となった男性、妻との関係に悩む男性。大学時代に同じ時を過ごし苦楽を共にしたからこそ、現在抱えるそれぞれの問題を共にできるのだと思う。そのような存在にある人が一人でもいれば、少しは生きやすくなるではないでしょうか?辛い時は、頼ってもいい・・・。依存とかではなく、抜け道のヒントがあるかもしれない。大学時代の友人に会いたくなりました。
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今までとはちがう環境に身を置くことになるって、確かにある。一人で見知らぬ土地に放り出されたような感じ。そして誰とも気持ちがつながらないもどかしさ。それを「新しい星」と表現するあたりがもう流石。寂莫とした荒涼とした、そんな一人の世界が広がっている第一話から、最終話まで、自分がどう生きるか、自分がどうあるべきかを考えさせられる作品。
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「友情っていいな」この一言が、この作品を読み終えて最初に感じたワードでした。
4人の同級生の友情の物語です。
何でも言い合える友達がいる、それだけで気持ちも楽になるし、生きる糧にもなれる。
ストーリー性も良くて、読みやすかったです。
涙もポロリと、是非読んで友情の素晴らしさを感じてみてください。
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それぞれリンクしつつ4人の物語が進んでいきました。道がまっすぐならどれだけ楽だろうって思う。まっすぐなんて面白くないよ、って思っていた頃もあったけど、今はまっすぐがありがたい。ただ、こんな風に少し逸れてしまっても、確実に進めるというのは有難いことだし強いなと思います。悲しい事もあったけれど、それもこれも含めて皆また次の新しいステージに進めると思えた読後でした。
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学生時代の友人4人、それぞれの人生を生きる中で「普通」からははみ出していく。そもそも「普通」の人生の人なんて誰一人いなくて、みんなそれぞれの悲しみや苦しみを抱えて生きている。当たり前だけど、そんな当たり前なことに改めて気づかせてくれる1冊。「ない」ものの中に「ある」があり、「ある」もののなかにも「ない」がある、という、深い喪失を経て至った青子の想いを表す言葉に、失うことが全てなくなることではないということを気づかされる。また、玄也の、新しいバイト先での人付き合いの仕方がいいな、と思う。自分が何も立派ではない、と引きこもっていた彼が、相手の弱さに気づき、フォローすること、自分の弱さもさらけ出せるところがいい。ちょうど登場人物たちと同じ年代、自分も周りもいろいろある年齢だけど、変化も受け入れ、自分も少しずつ変わっていく様子が、決して違和感なく描かれている気がした。