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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お寺や神社のかわいい絵馬ばかりが紹介されてて楽しい。
絵馬だけでなくお守りも紹介されてて、これがまた可愛いんだ。面白い。
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沢山の絵馬が掲載されています。
自分自身、大学受験の時くらいしか絵馬を書くこともなく、どことなく商売魂を感じてしまっていたのですが、由来等も合わせて説明があるので、参拝作法として改めて諸願成就について考えさせられました。
バライティに富んだ絵馬を見ていると、歴史を重んじつつ時代のニーズを取り入れている柔軟性が、何百年と続いている秘訣なのかもしれません。
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今日は朝から大阪に行ったが、本好きなのでつい梅田にある紀伊國屋書店に寄ってしまった。本好きだからなあ。そこで見つけたのが今回の本だ。
「願いを叶える 全国の神社・お寺の絵馬」だ。
御守や御朱印にフォーカスした本は見たことがあるが、絵馬に特化した本は記憶している限り初めてだ。
都道府県&ご利益別に179の絵馬を紹介している。
全国にはいろいろな神社やお寺があるので、絵馬も個性がある。
インパクトが一番強いのは、埼玉県秩父市にある秩父神社の絵馬だ。左甚五郎作とされている秩父神社「つなぎの龍」がある。そのつなぎの龍は、鬼門を守るので「諸災消除」とある。3Dプリンターで再現したハイテク絵馬という写真で見ても迫力のある龍だ。
インパクトという点では、鎌倉にある長谷寺も負けていない。見たとき思わず目が点になった。その理由は、かきがらが絵馬になっていたからだ。かきがら稲荷と呼ばれる稲荷社がある。
長谷寺というとアジサイが浮かんでくるので、まさかのかきがら絵馬だな。
中にはこんなご利益があるのかという絵馬がある。それは兵庫県神戸市にある長田神社の赤えいの絵馬だ。どうして赤えいの絵馬なのか。昔、赤えいの群れが増水した川をさかのぼって境内までやってきたところ、摂社の楠宮稲荷神社の御神木付近で消えたと言われている。
そこからこの御神木には神の化身である赤えいの宿るところとされている。
赤えいの絵馬の御利益が痔病平癒。しかし、今では痔以外の病気平癒の御祈願も多いので気にしなくてもよいそうだ。
かわいいと言えば、福島県須賀川市にある滑川神社の赤べこの絵馬だ。
病魔は赤を嫌うとされ、伝染病だった疱瘡(ほうそう)を除けるお守りとして、子供が遊べるように置いていたそうだ。
滑川神社は仕事と子供の守り神として、信仰を集めている。
赤以外にも青と黄土色のべこもいる。かわいいし、厄除けにもなるとは一石二鳥だ。
もうすぐすると受験シーズン到来だ。最後は神頼みということで絵馬にもすがりたくなる。そんな時にいいのが、上野寛永寺の上野大仏絵馬だ。上野大仏自体は、寛永八年(1631)に初建されたが、何度も罹災(りさい)した。その度に復興されている。
しかし関東大震災で、首が落ちてしまい、第二次大戦時には軍の供出令(きょうしゅつれい)で胴体を徴用されて、顔のみが残った。そこから「これ以上落ちない合格大仏」として受験生に人気が出るようになった。確かに、落ちるところまで落ちたら後は這い上がるだけだからなあ。見方一つで変わるものだ。
いろいろ個性のある絵馬があるので行ってみたくなった神社やお寺があるなあ。
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「願いを叶える」というあおり文章は好きではないが、全国各地のバラエティ豊かな絵馬が紹介されるので、見ているだけでもおもしろい本です。
分類はご利益別ではなく、地域別のほうがすっきりしてよかったのでは?
とはいえ、実際に寺社へ行く人より、手軽に郵送で取り寄せちゃう人向けにはそのほうがいいのかもね。