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アストロファージによる太陽光減少を食い止める方法を発見し、悲しみながらもそれぞれの母星へと帰るべく別れた二人。しかし地球への帰還途中、タウメーバによる危険に気づいたグレースが、居ても立っても居られなくなり、たまらずロッキーの元に駆けつける。もうね、途中からロッキーが愛おしくてたまらなくなる。甲羅のついたクモみないた生物と分かっているのに、どうしてだろう。過去の記憶が蘇る部分では、かっこ悪く抵抗し行きたくないのに行かされたグレースだった事が明かされる。しかし地球と異星の友のために自らの命を投げ出す選択をするグレース男前。ラストもSF者には堪らん。とにかく「みんなも読んでね!質問?」
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・期待に違わぬ面白さだった。
・正直言うと、中盤くらいまでは「評判ほどではないかも」とちょっと思ったけど、物語が進むに連れてドンドン掴まれてた。
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全体を通して特にダレることもなく、序盤から常に展開にワクワクしながら最後まで読むことができました。(先が気になって結局四日で上下読んでしまいました。)
丁寧な科学実験の描写などSF的面白さは勿論、登場キャラクターの友情的なヒューマンドラマ性もあって、常に応援しながら読んでいました。
(出ないと思いますが)後日談がもし出たら絶対読みたいです。
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後半、一路テラへって感じかと思いきや、まだ二転三転、あるんですね~。ハラハラさせられっぱなしでした。映画化進行中ってことで、どんな感じに仕上がるんでしょ。
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同じように故郷の星の未来を背負った異星人同士の心の交流が切ない。別れのシーン、ロッキーが絶望しているであろうシーンは胸が張り裂けそうになった。
お互いにたった1人でその重責を担うことになったが、思いがけない、生涯の相棒が出来たことが読者としても嬉しかった。
終盤になってもトラブル続きでどうなるかと思ったが、分かりやすいヒーローの物語で和やかな気持ちで読み終えることができた。絶体絶命の事態でも、なんとなくポジティブな空気が常にあったのが特徴的だったなと思う。
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後半、終盤につれて
ピンチから乗り越えるの連続でサイコーに気持ちいいSFだった。
読書のおもしろさを改めて気づいた
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よい、よい、よい! 上巻に続いて下巻も一気に(というほど早くないのが悲しいが)読んでしまった。
上巻同様、現在置かれている状況に合った記憶が“都合よく”引き出され、(なんだかな〜)と思わなくもなかった。が、それすらも織り込み済みだったとは! もう完璧である。
『火星の人』をはるかに凌ぐ困難(まあ、あちらは本当にたった1人だったが)に立ち向かい、1つ1つ解決していく姿には感動すら覚えた。
『冷たい方程式』もかくやという究極の選択の答えも、ぼくにはベストだった。すごい作品だった。
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サブジャンルはハードSFだろうけれど、主人公の軽口で随分ソフトになるな。
それにしてもユニークなプロットです。感服。
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すごい小説だった。
まあ地球は最後は助かるのだろうと思っていたけれど、主人公の運命にハラハラドキドキ。
彼が中学校の教師であることがとても重要で、そこかしこで活かされている。
構成が抜群にうまい。時系列通りの構成だったら、山場があちこちに散ってしまう。記憶喪失という便利な装置を使うことで、読者に見せる情報を限定できて、それによって、冗長さを消し去ることができた。うまい。
地球がどうなったのかわからないままといいうのもうまい。ビートルズを受け取ってすぐに金星に行けたのだから、ある程度のプラットフォームは残っていたということ。そこに著者の人間への信頼というか性善説を感じる。でも何かしら色々あっただろう、恐ろしい出来事もあっただろうことは想像できるわけで。でもそれは明かされない。その構成もうまい。
ラストシーンもいい。彼は結局、教師なのだから。
そういえば全く恋愛要素がなかった。火星の人もそうだったけど、こういう物語が好きだ。無理に恋愛を絡めることはない。
主人公が強制的に片道切符の旅に放り込まれていたという展開には驚かされた。主人公もびっくりしただろうけど。
映画かされるそうだけど、そのためには色々なシーンをカットするしかない。これだけの情報量だから。映画はもちろん見るけど、ネットフリックスあたりで、細かい描写も含めて、丁寧に映像化してくれないかな。正直、小説の中の科学の部分、全く理解せずに読んだもので。映像化が楽しみ。
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凄い凄い面白かった!
ライアン・ゴズリングで映画化決定してるって事だけど、もう今から観たい!
どうしても物理とか化学系で分からない所が出てきてしまったりするけれど、映画はそこを映像で表現してくれるからそれを観て理解した上でもう一度この本を楽しみたい。
でも文章だけで読んでいてもテンポよく進んであっという間に上下巻読み終えた。
なによりも、この話のメインとも言えるロッキーの存在を完全に隠して売り出したの素晴らしすぎ!
これぞ未知との遭遇!!
はぁ〜本当に面白かった。
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『#プロジェクト・ヘイル・メアリー(下)』
ほぼ日書評 Day617
上巻の書評に「下巻を読み終えた際の書評が、自ら楽しみ」と書いた。
また、「マット・デイモン主演『オデッセイ』の原作者アンディ・ウィアーによる最新作!…とでも書かないと、一部SFファンでもなければ手に取ってくれないかもしれない、このタイトルはどうしたものか?!」とも書いた。
下巻の訳者あとがきで、このタイトルはバスケットボールの試合で終了寸前に投げられる "いちかばちかのシュート" の意味もある慣用表現という解説も投げられるれるが、であればなおのこと、そのニュアンスを表現してほしかったと思う。
そして、そうしたダメ出しポイントなど、モノの数ではないと思わせるような、最後のドンデン返しは、流石の一言に尽きる。
ぜひ一読をお勧めしたい。
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内容については何を書いてもネタバレになるような気がして、多くの人が言うように前情報なしでただ物語に翻弄されるのが1番幸福だと断言できる傑作。これを機にSF作品をもっと読みたくなる。
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宇宙人との友情と、最後地球じゃなくて宇宙人の星でハッピーに過ごしている結末が、一見ぶっとんでいる感じはするが、ストーリーが矛盾なく上手に進むので違和感なく読めた。★4
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最後の最後まで、ワクワクと絶望と希望とユーモアをもたらしてくれる本。
下巻はバディ物として楽しめる。
宇宙の物理が難しいけど、淡々と科学で地道に進んでいく様は理系的で面白い。
教育者の主人公らしさ。
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ツッコミどころはいくつかあるもののストーリー展開が面白く一気に読めた。バディとの友情もあり最後もハッピーエンド(一応?)で読後感も良かったです。