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電子書籍
北条義時の生涯
2022/10/26 09:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
北条義時ができたばかりの武家政権を維持していく上で重要な役割を果たしたことがわかる。最近の実朝再評価論とは距離をおいてやはり義時が中心にいたことなども指摘されている。
紙の本
「幕府の保護者」としての義時像を提示。宋との貿易についても言及してほしかった
2022/05/02 18:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
将軍から政治の実権を奪い、京都の朝廷も武力で打ち負かした策略家、という従来の暗いイメージを払拭し、将軍と執権の共存、補完関係を目指した「幕府の保護者」としての義時像を描いています。吾妻鏡以外にも多くの史料にあたり、先人の研究への考察も随所に示しています。
本書より少し前に出版された坂井孝一氏の「鎌倉殿と北条氏」と比較して、以下の点に気が付きました。
(1) 坂井氏は曽我物語の「真名本」を重要な史料として適時参照されていますが、本書ではまったく言及されておらず、参考文献にも挙げてありません。
(2) 実朝の渡宋計画について、坂井氏は実朝が宋との貿易を意図したとの推論をされていますが、本書ではこれにはまったく言及せず、実朝の信仰について触れているだけです。文献からは実朝が日宋貿易に興味を示していたとの裏付けが取れないのかもしれませんが、著者が勤務されている鎌倉歴史文化交流館には中国から輸入された磁器が多数展示されていますし、海に面した鎌倉の地理的位置を考えれば、平氏がかつて福原で行っていた日宋貿易を実朝が鎌倉で再開しようと考えるのはむしろ自然のように思います。
最後に、「終章 後代の義時像」で、鎌倉時代以降現代までの研究者による義時の評価が詳しく述べられていますが、研究者ではない一般読者である私には長すぎて退屈にしか感じませんでした。
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