紙の本
質のイイ家つくり
2022/05/19 22:30
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
土地の選び方、建材・内装材の選び方といった専門的な事から、素人でもそこそこイイ写真の摂り方とか、家つくりにまつわるいろいろなことが載ってる。
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ハウスメーカー 実質工事費 57% コスパが悪い
宣伝費+モデルハウス=5% 下請けマージン21% 営業費5%
メーカーからの材料仕入れは工務店の半額程度になる
ハイレベルな標準化
耐震等級3 熊本地震でも損壊無し87.5% 解析ソフト 耐力壁に構造用面材
断熱HEAT20G2 100万円増しでも必須 断熱等級4は8割の上をいく
樹脂サッシ+アルゴンガス入りLow-Eペアガラス 大開口はトリプルガラス
床 基礎断熱工法 基礎断熱 フェノールフォーム50mm厚
屋根 セルロースファイバー180mm 壁 グラスウール24K105mm厚
精度の高い気密工事 漏れ気を防ぐ
建材 メンテフリー
外壁屋根 ガルバリウム鋼板 木材 ホウ酸防蟻処理 バルコニー ステンレス防水
無垢スギ床材15mm厚
超コスパのいい家
設計と工事監理を一人で
宣伝はホームページとモデルハウス 総額掲載 クルマで30分以内エリア限定
適した土地選び 6日でプランと見積 見積は1時間 無料のプランは1回のみ
内外装標準化 天井高さ2200mm統一、間仕切り壁とスギ無垢の階段は2種類
社内設計 図面標準化 設計しながら工事発注 時系列のチェックリスト
日々工程表 雑用は外注 神事無し 上棟も外注 大工が工事撮影
3回目の面談でプラント概算見積 設計契約 50万
2カ月後 工事請負契約 建築費の10%
ダウングレードや値引きなし
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広告宣伝費を押さえること。
総合住宅展示場はコストが高く適していない
年間20棟以上を維持するためには、モデルハウスは必要
設計事務所にはコスパは求めない
営業はしない。メール連絡だけ。
ホームページからの問い合わせが中心
モデルハウスは土日にオープン
価格差で500万円以上あるものを。
ローコストは向かない。高性能で低価格、を目指す。
耐震等級3以上、断熱性能HEAT20
メンテフリーの素材、ガルバニウム鋼鈑、ステンレス防水、杉の床材、ホウ酸処理による防蟻工事
宣伝はホームページで勝負。売りのポイントを明確に
価格、仕様など完成建物の情報を明らかにする
100万程度ではない明らかな価格差
500万程度価格差がなければ、比較の対象にならない
間取り、価格の掲載を条件に契約する
間取りも価格も総額を表示。正直に掲載する
竣工写真は重要。スナップではなく三脚を使って画像修正ソフトで修正。ちゃんとした建築写真の撮り方を学ぶ。
パンフレットは必要。ワードでカラー印刷したものを綴じる。
立て看板、チラシもピンポイントなら効果的
完成見学会、構造見学会、断熱見学会を行う
完成見学会は事前予約で。ホームページによる予約受付。手袋をしてもらう。カバンは床に置かない
モデルハウスのイベントは、スペース貸し出しのみ。土日は近所のパートさんが開いている。営業は期待しない。
モデルハウスは、数年先の標準仕様にする。設計は普通のものを。自然と仕様アップにつながる
建築着工統計調査でエリアの木造着工件数を見る。エリアの1%の受注を目安にする。1000棟なら10棟。
準拠点エリアは車で30分程度。アフターケアも楽にできる。地域限定は安心感を与える。離れているところはあえて受注しない。
エリア限定でもホームページはコスパがいい。
設計契約50万までは無料、プランは一回だけ。段階的にお金をもらうほうが信頼関係が積みあがる。
メールによる事前申し込みから始まる。
土地探しは手伝うが、不動産部門は置かない。
見積もりは1時間で作る。みつもりLIGHT、というソフト
設計契約を迷っている人には、再度の提案や値引きは行わない。
地鎮祭は行わない。上棟式も行わない。
上棟はアウトソーシング。専門業者が存在する。
工事写真は大工さんやその他職人に任せる。
標準仕様は先を見据えたハイレベルなものを。決めることで簡略化。
耐震等級3を守るため構造計算ソフトを使う。
標準化をすることのメリットを説明する。アップグレードのオプションを用意する。ダウングレードは避ける。規格外により割高になることを説明する。
天井高は220mm。サッシや建具の高さも2200。織り上げ天井や勾配天井で高さをカバーする。
間仕切り壁と階段を2種類用意する。プレカット品。
間取りの固定化はしない。自由設計で標準仕様。
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【読みはじめた理由】
世間のインフルエンサーたちが「住むなら賃貸」と言っているのを聞いて「将来住むなら当然賃貸!」と宣言していたが、言われるがままで本当にいいのか?とふと思い、改めて賃貸と持ち家を比較してみたところ、一番引っかかることが費用だった。どうすればコスパのいい家を建てれるのだろう?と疑問に思いこの本を手にとった。
【読んでみて思ったこと】
著者のことを詳しく知らずに読み始めたが、実際に工務店を起こし、限定地域で年間25棟もの注文住宅を受注している実績もあり、技術面では信頼できる内容だと感じた。と同時に、ところどころ大手ハウスメーカーと「当社」を比較し、前者のデメリットを指摘し後者のコスパの良さのメリットのみを挙げていて、視点の偏りをかなり感じた。全体的に「大手ではなく地域の工務店に発注すべきですよ!」という営業トークのようで少し気になった。しかし、企業内でどういった仕組みを用いて経費を削減しているか説得力を持たせるために、実際に業務で使っている依頼チェックリストやスケジュール、図面等の緻密なフォーマットを掲載しており、その「すべて公開できます!」というオープンな姿勢には好感と安心感を持てた。社内の仕組みが整っておらず専門性が低ければ、このようにはっきり見える化して社外に公開することは難しいと思う。もし、将来地域の工務店に依頼するようなことがあれば、この本を軸に交渉を進めていければと思った。
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https://xknowledge.co.jp/book/9784767829203 ,
https://www.woodship.jp/