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ゴミをテーマにしたアンソロジー。
半分は名前も知らないような人選で面白かった。中西悟堂の「虐殺されし首都」は漢字とルビの使い方が面白いし、田山花袋の「女の髪」はほとんどホラー小説なんだがその絶頂のところでスパーンと終わるが良い。中村文則も初めて読んだけど面白い。テーマ縛りものとしては満足度の高いアンソロジーだった。
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「ゴミ」のアンソロジー。エッセイ、詩、ホラー、悪趣味、奇想、幅広い作品が収録されています。巻末の解説も充実。読み進めるうち、想像の中でゴミに接近している自分に気付かされました。おすすめ本です。
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「ゴミ」をテーマとしたアンソロジー。ゴミを考える/ゴミから考える、このテーマ設定が秀逸であるし、選ばれた小説や詩作品も、有名作家から忘れられた作家、時代も明治から現代までとバラエティーに富んでいる。
収録作品は次のとおり。
「塵溜」 川路柳虹
「ウッチャリ拾い」 幸田露伴
「女の髪」 田山花袋
「屑屋」 和木清三郎
「WC」 稲垣足穂
「虐殺されし首都」 中西悟堂
「屑屋」 KMS
「塵」 夢野久作
「塵芥」 埴原一亟
「掘割の散歩」 永井荷風
「消える焦土」 岡本潤
「浮浪者と野良犬」 広津和郎
「ゴミ箱の火事」 関根弘
「ゴミ屋敷」 中村文明
「半減期を祝って」 津島祐子
編者2人の詳しい解説も相まって、ゴミというものについて、様々な角度から考えさせられた。