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安野先生の最期の「旅の絵本」
2022/11/27 09:45
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投稿者:レッド - この投稿者のレビュー一覧を見る
「旅の絵本」シリーズは日本編が安野先生の絵本作家人生の集大成と位置付けて最終巻になるのかと思っていたのですが、よもやよもやの続編が出ました。区切りよく10巻目で長期で続いたシリーズも見事すぎる大団円。合掌。
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かわいい
2022/01/22 19:29
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投稿者:たかし - この投稿者のレビュー一覧を見る
色遣いがかわいい。絵がかわいい。オランダの景色がきれいで、歩いてみたくなった。面白い話もたくさん載っていた。
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亡くなってちょうど1年をむかえた年明けに、思いもかけなかった遺作が刊行された。
ご遺族がアトリエでほぼ完成といえる原稿を発見し、編集部の方で整理して完成したという旅の絵本の十冊目は、何度も足を運ばれたオランダ編。解説文がある絵もない絵もあり、解説文の内容に関しても確認できない内容については安野さんの記憶のまま記載とのこと。
シリーズを通してながめると、一貫して鳥の視点から馬に乗った旅人を追って描かれていく風景ではあるが、その高度は年とともにずいぶん下がってきた。だまし絵や隠し絵などのしかけも前半のものと比べればずいぶん少ないが、エッシャー、ゴッホ、フェルメールといった画家のゆかりの町、彼らの見た景色を訪ね、低地の運河、風車、チューリップといったかの国らしい景色をキャンバスに描きとどめており、前作のスイス編とともにあんのさんの思い入れと思い出が詰まった風景ばかりなのだろうとしみじみながめている。中部ヨーロッパ編でスタートして、ヨーロッパのあちこちからアメリカ、アジアまでめぐり、最後にまたヨーロッパの真ん中あたりのスイスそしてオランダに戻ってくるというのは、ほんとに、巧まずして安野さんらしい旅路だったと思う。
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「10巻の最後はオランダがいいと晩年決めていらっしゃいました。これらの作品を入り口にして、いまを生きる人たちに、安野さんの世界に出会ってほしいと思っています」(福音館書店担当編集者・寺久保未園さん:パルシステム2022年1月3回カタログ記事より)
"『Ⅸ』出版記念として企画された対談の会場となった安野さん行きつけの一軒家風喫茶店に現れたご本人は、たいそうお元気で、「『旅の絵本』はね、10巻まで出します。それで最後。10まではもう、出すことにしているの」とおっしゃった"
(今月の新刊エッセイ|中島京子さん『旅の絵本Ⅹ オランダ編』|ふくふく本棚)
https://www.fukuinkan.co.jp/blog/detail/?id=548
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安野光雄氏の絵本、自分の本棚に数冊ある。
この絵本は、原画が安野氏の逝去後アトリエから見つかり、編集されたのだそうだ。
解説を読み終わった後、もう一度読み直した。
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もう新刊は無いと思っていたこのシリーズ。
アトリエから見つかった原画と解説を編集したとのこと。
出逢えた喜びはもちろんあるんだけど、これがご本人が望んだ形なのか、最終的に満足した出来なのか、とつい考えてしまう。悩ましい。
それでも、オランダ。
有名画家も観光地も多いからワクワクとページをめくる。
美術の教科書で見たあの絵が出てくると嬉しいし、そうか、アンネはオランダか、と旅気分を満喫。
旅よ、終わるな、と思いながら。
寂しい。
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亡くなった安野光雅さんの絵本
当時、図書館にリクエストしたら人気があって買えないからと断られたのだが、やっと買ってもらえたので読めました。
オランダ編でしたが、文章はないが、最後のページで解説されていていろんなことがわかりました。
よかったです。
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・安野光雅さんが亡くなった後に見つかった作品を集めたもので、シリーズ最終巻となると思われます。
・オランダ逍遙、街から郊外へ旅人の視点。
・安定の心地よさです。美しいです。
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第82回アワヒニビブリオバトル「【往路】お正月だよ!ビブリオバトル2022」第4ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
2022.01.02