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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地名について、いろいろな角度から紹介されていて、面白く読むことができました。由来や歴史が、興味深かったです。
こういう蘊蓄が好き
2022/03/03 13:30
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は他人に蘊蓄を語るのは好きではないし、蘊蓄を語るのも嫌いなのだが、蘊蓄は大好きだ。この本にも、そんな蘊蓄が詰まっている。唱歌「めだかの学校」のモデルになった用水は、小田原の荻窪用水、一生、誰にも語ることのない蘊蓄だと思うけど、こういうのが好きだ
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地名を探っていくと面白いことにあふれている。
利用する商品やサービスを提供している企業の中に地名から取っているものがある。
ニュースで話題になった牛丼の吉野家だが、創業者の松田栄吉の出身地、大阪府西成郡吉野(現大阪市福島区吉野)から来ている。
シューマイで有名な崎陽軒の崎陽は、長崎の別称。創業者の久保久行が長崎出身。
中には海外の通りから取っているものもある。コーヒーチェーン店のドトールは、ブラジルにあるドトール・ピントフェライス通りに由来。
その理由は、創業者の鳥羽博道がコーヒーを学びにブラジルのコーヒー農園で働いていたときに住んでいた通りだから。
地名の中には見たままを表しているものもある。
兵庫県にある六甲山は、大阪から見て向こう側にある山の意味で「むこうやま」、これに感じを当て、音読みして「ろっこう」と呼ぶようになった。
各地の気になる地名を見ているといろいろあるなあ。その中に秋田県仙北市にある乳頭温泉郷も載っている。
旅行サイト「じゃらんネット」のアンケートで東北ナンバーワンに選ばれたことのある温泉。
乳頭山は、この山が女性のあのふくらみのように美しい姿をしていることから由来している。
しかし、乳頭山は秋田県側の呼び名で、岩手県の人は烏帽子岳と呼んでいる。
どちらにしても男性、特に性に目覚めた中高生にとっては気になる山だろう。
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地名についていろいろ出てくる本です。
いやほんと、地名の世界は奥が深い。各地名にはそれぞれ成立の歴史があって、とても面白い。良い本でした。
ただ、最近は市町村合併で味気ない合成地名になったり、意味不明なカタカナ・ひらがな地名ができたりして、何だかなぁ、という点は気になりますね。その点、著者と同意します。
興味深かったのが、九州と近畿で偶然とは思えないレベルで似た地名がある点や、北海道に多い他府県の地名、京都の長い地名など。何れも第6章。特にこの第6章面白かったですね。