投稿元:
レビューを見る
大谷光瑞や川口慧海の様な仏教者とも川嶋浪速の様な大陸浪人とも流れに流れた余多の馬賊とも重なる様で重ならない、教育者・行商人として過ごした満洲地方で出会った乳製品からヒントを得、国民飲料カルピスを作り上げた立志伝中の人物の一代記、である。
三島は実の子供以上にカルピスに愛着と自負を持っていたのかも知れない。
羽田亨や桑原隲蔵、矢野仁一や鳥居龍蔵といった懐かしい名前が出てきたのが思わぬ収穫。
ジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店にて購入。
投稿元:
レビューを見る
カルピスの聖地・モンゴル高原まで訪ね、規格外の経営者の生涯に迫った評伝になります。
カルピスは好きな飲み物ですが、この本を読んでからカルピスを見ると感慨深いです。
投稿元:
レビューを見る
健康飲料として評判の高いカルピスをつくってくれた日本人の先人の短い伝記としても、当時の時代や多くの日本人達が大陸に夢を持って渡っていったこと(結果的に支那人、朝鮮半島の人達からは大変な反感を持たれることになりましたが)、関東大震災と同時代のこと、本書に登場する周辺の人物たちのこと、そしてモンゴル、内モンゴルのこと、ユーラシア大陸のこと、イタリアの詩人ダヌンツィオとのこととか、どれもこれも大変興味深かったです。
仏教とのかかわり、聖書のことばの一粒の麦のこと、わたし自身では仏教自体には興味も希望もあまり持つことが出来ないのですが。
カルピス自体は、山川さんも書かれていますように、カルピス以外の有望な商品を作り出すことが出来なかった等の事情により、今では会社が変わってはいますが。
カルピスは上手くて身体に良いのだからたくさんの人に飲んでもらいたい。
日本人の先人たちのの優れた業績を知ることが出来て、とてもありがたかったです。
投稿元:
レビューを見る
https://www.youtube.com/watch?v=FuxDsVHUKVU&list=WL&index=2