紙の本
赤裸々な江戸の人々
2023/08/31 20:41
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間のする事、生態に現代も江戸時代も差はない。性に関するあれやこれやに今と変わらぬ姿が、浮世絵、春画に残されている。
春画にある人の姿、ハウツー、当時の医学や迷信を紐解く。文献にある通りに一部再現したレポートもあり。
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江戸時代の春画や性典が沢山引用されている本です。知識ゼロで読んでも面白い話が多くって、凄く読みやすいと思いました。
今までは、江戸時代というと、ドラマや映画とかでは偶に出てくるものの、今私が住んでいる現代とは別の世界、という印象が強かったです。
が、この本を読んで、少なくともエロに関する価値観は、今とさほど変わらなかったんだなぁ…という感想を持ちました。言葉遣いは違っても江戸時代の性典に書かれてある内容と全く同じ内容のコンテンツを、現代でも目にしたことある気がしています。
基本となる価値観やコンテンツにさほど違いがなくても、江戸時代と比べると現代は日常生活と性の間にある溝が、広がっているのを感じます。その代わりに細かく趣向や表現のバリエーションを出せるようになっているのかなぁと思いました。
再現や実験も面白かったけど、せっかくならもっと本気で試した結果が見てみたかった…!
江戸時代が身近になる一冊でした。
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江戸時代の性事情を春画をベースに多くの文献から読み解いているのでとても分かり易く読めました。時代劇とかでしか触れることのない江戸の人々が現代の私達と同じ事で悩んでいたんだなと思うとその距離感が一気に縮まりました。
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この国のジェンダー観や月経、風俗に興味を持ちこの本に出会った。
春画ールさんの実践力、探究心に終始感心しながらも、かなりお勉強させていただきました。