紙の本
さすがアガワさん
2022/02/26 10:48
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
楽しい文章につられて、笑いながら読んでいた。
よくみると、人生の一大事。幸せなほうも悲しいほうも。
それらを明るくこなしていくアガワさんに、この本でも心を奪われました。
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父の葬式、認知症の母の介護、そして還暦過ぎての結婚……。自らにじわじわ迫りくる「小さな老い」を蹴散らして、挑戦し続ける怒濤の日々を綴るエッセイ。
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阿川佐和子さん、なかなか物が捨てられず、部屋が片付かないとのこと。そういう人、多いと思います。でも、そういう自分の弱点を晒すのは自慢話より好感が持てますよね。 あと、年齢を重ねると体力的に無理が利かなくなるので、好きな事を優先して楽しく生活したいと再認識。
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母が入院したときに読みやすい本という選定で、新刊文庫本を購入。
なるほど、入院中はこの本読んで気休めになったようだ。
とにかく前向き、明るい話題で元気になる。
自分もこの年代になったら、こうでなくっちゃと思っています!
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阿川さんの本は、気軽に読めて読了感良いのだ。
TVで見ている姿は頭脳明晰感あるが、失礼ながらエッセイとなると本質を隠すことなく見せてくれる。お茶目かつ気忙しいが、片付けベタなところに親近感がわく。
タイトル通り「ぶっ散らかして・・・」ですが、我が家にも「いい女」が居るのだと思えたら、片付けにも見をつむっていられるかも。イヤ、片付けなければ(笑)
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「アガワさんの部屋は散らかっとるでしょう」とある紳士から指摘されてドキリ。
『いい男、金と力は無かりけり』と対になる言葉だと教えられ、つまり、アガワさんはいい女である、と褒めてくれているのだけれど、図星をつかれすぎて真顔になるアガワさん。
「老人初心者の覚悟」を先に読んでしまったのでちょっと順が逆になってしまったけれど、いつも通りの楽しくて忙しいサワコさんである。
お父様を見送り、認知症が進んでくるお母様の相手を務めながら、自分の頭は大丈夫かいな?とドキドキ。
たくさんのエッセイのネタである。
人とたくさん会うから、話題もたくさんあるのだろう。
さりげない会話の中から原石になる言葉を拾い上げ、考える。
考える、考察することによって、原石は光を放つエッセイに生まれ変わるのだろう。
参考にしたい。
やはり考えることが、脳の活性化につながるのだ。
そして、もっとお手本にしたいのは、サワコさんの前向きさである。
この本の内容はコロナ前に書かれたもの、と文庫版の後書きにある。
世界は一変してしまった。
けれど、「つらいことだらけと感じてしまう状況のなかにも、必ず笑える瞬間はある」という言葉が印象に残った。
「笑える瞬間」というのは、プッと吹き出すユーモアであったり、または、ありがたいと感謝したくなって思わず笑みがこぼれる温かさであったり。
そういう気持ちを忘れずに日々を送りたい。
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作者の日常エッセイ。
誕生日プレゼント本。筆者はテレビでも頻繁に見かける超有名人だが、エッセイは初読。誕プレでもらったので読んだ。
最初はじーんとくる話が多くて、エッセイ読んで笑いたい人種としては、ちょっと違ったかな感があったけど、後半はクスッとできる話も多く、リラックスして読めた。
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初出は『婦人公論』2016年~2018年連載、2019年刊行、2021年文庫化。
初出は現在の上皇(平成の天皇)が生前譲位の意向を発言された時期。平成最後の年に刊行され、コロナ禍の令和3年に文庫化。やはり、コロナ禍の前と後の大きな差異を感じてしまうところが多い。阿川自身も、初出の頃はまだ60代前半で独身であった時期あるが、間もなく古稀を迎える。身体的な老いの変化もあるであろうことも察すると、隔世の感を抱かずにはいられない。
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阿川佐和子のエッセイ集『いい女、ふだんブッ散らかしており』を読みました。
阿川佐和子の作品は5年くらい前に読んだ『うから はらから』以来なので久し振りですね。
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父を看取り、認知症の母を介護し、対談・執筆と多忙を極める著者。
自ら「床族」と称し、何でも床に積んでしまう片付け下手で、捨てられない性格と自己分析。
また、連続ドラマ「陸王」に出演、女優としても活躍、さらに還暦過ぎての結婚まで……。
じわじわ訪れる小さな老いを蹴散らして、挑戦し続ける激動の日々を、赤裸々に綴る。
不肖アガワの『婦人公論』人気連載エッセイ第一弾。
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中央公論新社が発行する婦人・女性誌『婦人公論』に2016年(平成28年)1月から約2年間連載されたエッセイ『みあげれば三日月』から42篇を収録して2019年(平成31年)に刊行された作品です。
■さようならのあとに
■神様と友達
■居残りメロディ
■闘う女たち
■土と花
■男の捨て台詞
■サンライズ サンセット
■復活の日
■いい女の条件
■箸休めタイム
■始まり始まり
■進化の退化
■カッカカッカの夏
■床族
■虫の好く女
■旅のあと
■遮断
■あるべき髪型
■もしもしインフルエンザよ
■夢の中
■種族問題
■人形の家
■花と愛
■「ですね」幻想
■別れの季節
■変わったパリ、変わらぬパリ
■カムバック魚屋さん!
■祝い元
■抑制の末
■オンナのプー
■いきとしいけるものみな
■夜景バブル
■呼び名問題
■木箱の夢
■初心づくし
■ミシンの時代
■マンモスおじちゃん
■悲観のとなり
■走れメロメロ
■開かずの段ボール箱
■レンジレス
■遅咲きシクラメン
■あとがき
■文庫版あとがき
なにがボケの始まりで、どれが単なるど忘れか……父を看取り、認知症の母を介護し、対談・執筆と多忙を極める著者、、、
一方で、女優としても活躍、さらに還暦過ぎての結婚まで……じわじわと迫りくる小さな老いを蹴散らして、挑戦し続ける怒涛の日々を綴るエッセイ。
父・阿川弘之の死、母の認知症、還暦を過ぎての結婚など、様々な困難に直面しながらも常に前向きに生きる姿に共感を覚えました……自分の欠点や弱点を隠さずに、むしろ笑いに変えて、自分らしく生きることの素晴らしさを伝えてくれており、読んでいると元気が出てくるようなエッセイでしたね、、、
モノが捨てられず、片付けが苦手で、増えてきたモノがテーブルの上から床に移され、やがてモノを床に溢れさせてしまう自分のことを「床族」と自称し、それをコンプレックスにせずにユーモアたっぷりの文章に変えてしまうセンスが大好きですねー その他にも、うん、うんと共感することが多く、愉しく読めました。